mars 04, 2007
逃げろ!いつか戻れ

2000年のパリ。アパルトマンの扉には、「4」の数字が逆さになった印が残され、人々は不可解なメッセージに怯えていた。ペストを思わせる黒い怪死体がひとつ、またひとつと発見され、警視アダムスベルグの捜査が深みに陥っていく。
一見、単なるミステリーものという印象だったが、上映終了後の深い余韻をかみしめているうちに、監督に会って話しを聞いてみたいという気にさせられた。
謎解きを追っていく面白さと同時に、深いテーマを投げかけてくる。ネタを明かすわけにはいかないのだが、その深いテーマをこの映画に盛り込んでいるところにこの監督の力量を見せつけられたような気がしたのだ。
「この映画のメッセージは何ですか?」と質問の王道を監督に問いかけてみたい。
芯のあるちょっぴり切ない映画です。
続き投稿者 paris : 10:30 PM
mars 02, 2007
チャーリーとパパの飛行機

L'avion
作品概要
2007年公開予定 配給:ワイズポリシー/ジェネオンエンタテインメント
解説
『倦怠』(98)、『ロベルト・スッコ』(02)の鬼才セドリック・カーン監督が、フレンチコミック『チャーリー』にヒントを得て、子供たちに、かつて子供だった大人たちに贈る愛と感動のファンタジー。イザベル・カレ、ヴァンサン・ランドンという実力派俳優の堅実な演技力と、星の王子さまのようなロメオ・ボッツァリスの愛らしさが光る珠玉の作品。音楽はガブリエル・ヤレドが担当、その情感豊かな楽曲で物語世界を優しく包み込んでいる。「ピュアで澄み切ったファンタジー作品──しかし同時にとても奥が深いファンタジー」(L'Humanité)。
ストーリー
真っ白な飛行機の模型をプレゼントした後、事故で帰らぬ人となってしまった大好きなパパ。8歳のチャーリーは突然の死を受け入れることができず、ママは哀しみにくれるばかり。すると突然、まるでパパの魂が乗り移ったように、クローゼットの上の飛行機が動き出した!
投稿者 paris : 03:30 PM
フランドル

Flandres
作品概要
2006年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品
GW 渋谷ユーロスペースにて公開 配給:アルバトロス・フィルム
解説
黄金の穂を揺らすフランドルの大地で、若者たちはその田園が美しさを募らすほどに狂気を発酵させていく……。『ジーザスの日々』(97)、『ユマニテ』(99)で世界を震撼させたブリュノ・デュモン待望の最新作。監督自身の故郷であるフランドルの大地を舞台に、戦争の惨禍と若者たちの葛藤を呵責ないタッチで描く。デュモンは『ユマニテ』と同様に素人俳優を起用し、彼らの思うままの行動をカメラに収め、物語を自在に作り変えたのだという。ドキュメンタリーとフィクションの枠を越えて、登場人物たちの赤裸々な生を描く。
ストーリー
あるフランドル地方の小さな村。少女バルブは原罪を背負うように男たちとセックスを重ね、バルブを強く思うデメステルは彼女の狂気に導かれるように、世界の果てに向かうがごとく戦場へと駆り立てられていく・・・。
投稿者 paris : 03:29 PM
<<前のページへ 1|2|3|4 次のページへ>>