mars 30, 2001

AntenneFrance N.188 エコル・ド・パリ 2 1904-1929 別の役割

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  □エコル・ド・パリ 2 1904-1929 別の役割

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◆◆エコル・ド・パリ 2 1904-1929 別の役割
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 「エコル・ド・パリ」という呼び名は、1925年にA・ワルノーが考えた、パリ
 を前衛芸術の中心にしたフリーの芸術家たちをさす言葉だ。その中には多くの外
 国人がいたが、現代美術館は、そのような外国人だけを紹介している。一部、二
 部、三部、ではピカソ、プリミティヴィスム、キュビスム、伝統と現代性の二重
 性を取り上げた。

 第四、第五部では、外国の芸術家が20年代の首都パリにどのようにして新しい
 視線を示したかを補足している。「パリの独創」の始まりのころについては、写
 真が大部分を占めている。ジェルメール・クリュルによるエフェル塔の幾何学的
 クローズアップ、マン・レイのダダイスト的構成、フロランス・アンリーの完璧
 な視覚的線、ブッラサイの夜の大胆さ、ベレニス・アボット、リーズ・ビング、
 アンドレ・ケルテスの写真。美学に対して個人的で独創的なこのメディアは、現
 代性を定着させるのに貢献したようだ。

 肖像写真は、顔に名前を語らせる。モジリアニの古い肖像写真の中に、シャツの
 襟を開け、セーターを着て、腰に手を当てたとてもくつろいだ様子のモダンなも
 のがある。アバンギャルドなヴァン・ドンジャン、鋭い目のキュプカがいる。こ
 の時代の記事や文学作品の一部を読むこともできる。「エコル・ド・パリ」は、
 だれもが好むものではない。カミーユ・モクレールは、「笑劇・現代芸術」の中
 で、外人の進入に直面し、ゆがめられていくフランス芸術の危機を予告してい
 る。

 「パリの独創」はまた、バー、キャバレー、サーカス、アトリエ、売春宿といっ
 た慣れ親しんだ場所に注意を向けた絵画の新しいイメージを通過する。アマゾン
 社が世に出したジュール・パッサン(ブルガリア出身のアメリカの画家、彫刻
 家)の “いたずら” は、刺激に事欠かない。そういう場所を批判し、また売
 り物にする芸術家たち自身も、入り乱れたポートレイトで、パリジャンの興味の
 中心となっている情景を描いた。とりわけスーチンを取り上げた第六部に入ると
 様式の多様さはますます顕著になる。濃厚な絵、野性的な一色塗り、色彩の捻
 れ、主題の変形、このリトアニアの画家の仕事は、目がくらむほどだ。

 現代前衛芸術の解放と言われるものには、ゴッホの影響が見られるようだ。この
 展示は、「1929年」で終わる。『狂乱の時代』の快楽は、経済、社会的、政
 治的な危機に場所を譲る。パリを去る芸術家もいた。ヨーロッパは不安定な情勢
 となり、アメリカをうらやましげに眺めた。

 時代は移る。「他の役割」は、芸術にとってなくてはならない独特な精神、多か
 れ少なかれ“新しい”洞察、技巧と美学の大胆さ、内気、あるいは大胆な心をも
 たらせた外国人芸術家の多大な貢献のことであるかもしれない。

 「エコル・ド・パリ」に平行して、美術館では「パリ寄港」として、パリを仕事
 場に選んだ現代芸術家や外国人芸術家の27人を扱っている。

 3月11日まで
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投稿者 paris : 05:49 PM

mars 20, 2001

AntenneFrance N.187 エコル・ド・パリ展 1 1904-1929 別の役割

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  □エコル・ド・パリ展 1 1904-1929 別の役割

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◆◆エコル・ド・パリ展 1 1904-1929 別の役割
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 パリが、世界の「芸術の都」だった時代、外国の芸術家たちが、自国の貧困から
 逃れて、あるいは、芸術的興奮を求めてパリにやってきた。 誰もがそこで自分
 の芸術を自由に表現しようとした。

 ピカソ、シャガール、モジリアニ、マン・レイ、藤田、ヴァン・ドンジャン、ブ
 ランキュジ、ザキーネ、パッシン、スーチン、ブリュース、キュプカ、モンドリ
 アン、これらの外国人はみんなパリに来た。

 20世紀初頭の30年間のことで、「レザネ・フォル(狂乱の時代)と言われて
 いる。1925年、フィガロ紙の記者アンドレ・ワルノーは、パリを前衛芸術の
 中心にしたこれらの芸術家たちを「エコル・ド・パリ」と呼んだ。


 「エコル・ド・パリ」を一言でいえば、「学派」ではない。比類のない芸術的冒
 険、プリミティビスム、キュビスム、印象派、未来派、抽象派の開幕となったこ
 の大胆な時代を名付けている。現代性の手綱を握るこれらは、いまも人々を魅了
 し続けている。

 この展示は、ピカソがアトリエ、バトー・ラボワール(洗濯船)に住み着いた
 「1904年」から始まる。 ここから、詩人や批評家も交えた芸術家の集まり
 が芽生えた。マックス・ジャコブ、ギヨーム・アポリネール(ポーランド人の母
 とイタリア人の父を持ちローマで生まれた)が、アトリエの仲間だ。

 彼らは、ガートルート・シュタイン(アメリカの作家)の家で昼食を取る。そし
 て、モンマルトルからモンパルナスまで、フランス人や外国人の芸術家たちが、
 カフェのテラスに集まり、パリの人々の生活に、今では神話ともいえるボヘミア
 ン的な様相を吹き込んだ。現代芸術美術館は、「エコル・ド・パリ」として外国
 人芸術家だけを取り上げている。(しかし、この中の何人かは成功し、フランス
 を代表する芸術家になった) 

 もちろん、この6つの学派と、ピカソとその‘アルルカン’の衝突は、芸術家た
 ちがそこに自分を見いだす‘変化’と‘彷徨’の象徴だ。

 第2部「キュビスムとプリミティヴィスム」では、著名な芸術家とあまり知られ
 ていない芸術家が同棲している。ブランキュジとモジリアニの彫刻の脇には、
 ポーランド人デュニコブスキーの力強く表現力に富んだ「息吹」がある。

 「女」の頭のために、アルチペンコはすでに‘回収’と激しくやりあっている。
 ブラジルの画家モンテイロは、1925年に映画に近い視覚の変形によって
 「酔っぱらい」を描いた。

 イタリアのセヴェリーニは、「7月14日の造形のリズム」で、祝典の舞踏会を
 再現しようとした。キュプカは「垂直言語のための練習」をスケッチし、モンド
 リアンは孤独に、1914年の「コンポジション」で幾何学絵画の模索を始め
 た。

 第3部は、芸術家たちがパリに溶け込み、芸術的、文化的な‘根‘にこだわって
 はいないといえども、仕事をする上で、どれほど伝統と現代性がぶつかりあい、
 また豊かにもなったかを表している。シャガールが、その格好の例である。(続
 く)
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投稿者 paris : 05:46 PM

mars 15, 2001

AntenneFrance N.186 フランスの音楽輸出ブーム 3

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  □フランスの音楽輸出ブーム 3

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◆◆フランスの音楽輸出ブーム 3
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 「French Influence」の後半では、フランスのレコードレーベル各社の代表がフ
 ランス音楽を海外でのマーケティングについての経験、戦略などを語った。

 Atomospheriquesの若手ディレクターであるMarcThononは雄弁に、
 Atomospheriquesのアルターナティブアプローチについて雄弁に語り、いかに彼ら
 の純粋に「アーティスティック」な戦略によって、Tahiti80が日本でのゴールド
 ディスクを獲得するに至ったかを説明した。

 ThononのBarclay(Universal)に働いているときには、決してTahiti80やLouise
 Attaque のようなアルターナティブなグループと契約することが許されなかった
 という話は、フランスの新しい才能を海外で花咲かせるには、インディペンデン
 トレーベル方が適しているとの印象を与えた。

 それに対して、SonyのVergine Auclairはメジャーレーベルも輸出に貢献している
 ことを示した。たとえばSonyのPatricka Kaasは全売上の30%が海外での売上、ま
 たインドネシア生まれのAnggunなどはなんと全セールスの70%は海外での売上で
 ある。Virgin(Daft Punk、Air、Manu Chao)、Universal(Modjio、Era、Khaled、
 Tarkan)など他のメジャーレーベルにおいても同様にアーティストの最近海外で
 の成功が目立ってきている。

 昼食の後、JVC-JapanのAya OhiとMSI-USAのAdam Herkoがフランスのアーティスト
 の活動が海外でどのように見られているかについて発言、その後はフランスの女
 性デュオLes Nubiansが登場し、アーティス自らが最近のアメリカでの成功につい
 て話した。

 彼女達は、海外でのツアーがレコードセールスや、パブリックイメージのアップ
 につながるだけではなく、インスピレーションの源となることや、文化的経験が
 深まること、また新たな人との交流も生まれるといった新たな視点を提示した。

 ツアーコーディネーターのBernard Batzenはより経済的側面に焦点をあてた。
 Batzen は海外ツアーのコストを中心に、フランスの「ワールド」ミュージックの
 グループのプロモーション特有の問題(ステージにのぼるにも、飛行機に乗るに
 も人数が多すぎること)について述べた。また、元La Mano Negra(海外で成功し
 たフランスのグループの先駆けの1つ)のマネージャーでもあった彼は、フラン
 ス政府や民間の団体の支援に感謝しながらも、その官僚的な手続きによって、
 せっかくの補助金を受け取るのに、必要以上の時間がかかることに苦言を呈し
 た。

 Batzenの後、何人かのスピーチがあったはずのだが、2人の魅力的な女性がステー
 ジにあがるまで、うつらうつらしてしまいよく覚えていなことを告白しなければ
 なるまい。

 一人目はSCAMEのトップJean-Loup Tournierの娘Nathalie Tournierであった。彼
 女はロスアンゼルスでのFrench Music Officeのトップ、もう一人のMarie-Agnes
 BeauはロンドンのFrench Music Officeにおり、彼女達はそれぞれ日々の業務につ
 いて語った。

 これらの海外のオフィスはフランスのレコード業界にとって重要なアンテナであ
 り、フランスの業界のプロフェッショナルとロンドン、ロスの音楽ネットワーク
 を繋ぐ重要な役割を果たしている。

 Marie-Agnes Beauがどうやって英国のティーンエイジャーにフランス語を教える
 ために、フランスのラップグループを招待したかという話に、我々は将来フラン
 スの音楽が海外にあたえる影響について、なんら心配する必要はないとの感を
 持った。フランスの外務省の予算とBeau氏が行っているような創造的なプロジェ
 クトによって、現在のフランス音楽の輸出ブームは、実際に長期的続くものにな
 るかもしれないのだ!
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投稿者 paris : 05:47 PM

mars 07, 2001

AntenneFrance N.185 ジュアン・ル・パルク、造形美術家

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  □ジュアン・ル・パルク、造形美術家
  □フランスの音楽輸出ブーム 2

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◆◆フランスの音楽輸出ブーム 2
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 彼は、エステティックサロンで、「アートクローン」という特殊な「遺伝子化粧
 品」売っている。狙いは、美容整形よりも優れたルックスを提供するためだ。た
 とえば、身長や首をのばすための椎骨のクローン化。頭皮を個性的にするための
 髪の入れ墨。

 ヴァレンタインのために真皮の細胞を交換してハート型をつくる皮膚移植。「世
 界中に「アートクローン」のフランチャイズ店をオープンしたいな。バイオ美容
 師が経営し、流行を求めてあらゆる種類のDNA操作を提供する。」と、ル・パルク
 は言う。そんなことは信じられないって?そうです。でも、ジュアン・ル・パル
 クは、未来を考えている。「もはや時間の問題ではない。バイオテクノロジー
 は、恐ろしいほど進歩しているのだから。」

 コシャン遺伝分子研究所(ICGM)で6ヶ月働いていたジュアン・ル・パルクは、
 何に賭けているのかを知っている。「1993年、癌と戦うために研究者は、ハ
 ツカネズミの毛色について研究していた。そこで、シマウマのような縞模様のハ
 ツカネズミを作ってしまった!それをぼくは自分のキマイラ、つまり人間と動物
 の混合のために利用した。」

 「遺伝子コードは、人間の存在に非常に密接なものだ。このみんなに関わる「決
 定」が、特定の専門家だけにゆだねられることと戦った。芸術家としてのぼくの
 役割、それが問題なんだ。」と扇動的芸術家は真面目に続ける。人間は変わりう
 る「もの」だろうか?「配置変え」の欲望、権利、義務があるのだろうか。

 それともゆっくりと変化する自然のままであるべきだろうか?ジャン・ル・パル
 クは、これらの質問を「見かけ」の下に投げかけている。1999年、彼は「不
 死研究センター(CRI)」を設立した。そして、イヴリー・シュール・セーヌの
 シャルル・フォワ病院の礼拝堂に居を構えて、不死の3つのヴァージョンを提案
 している。初級ヴァージョンは、標準クローン体に意識を移転する。中級ヴァー
 ジョンは、「スペシャル」、そしてお金持ちヴァージョンは、500のクローン
 体の中から選べる。

 1998年から、演劇集団「コンスピラシオン」と共に、あるクローン種につい
 ての芝居をしている。不死だが不妊の彼らが、愛を再び見つけようとする話だ。
 両性具有の被造物の彼らは、おかしなタンゴのリズムで生殖器を愛撫する。
 1999年、「BioBank」という商標の洋服を作り、オンライン・ショールームを
 開設した。

 ラテックスで作られた彼の洋服は、奇妙な器官、培養された耳、あるいはビー
 カーの中の胎児を移植した人間の皮膚のようだ。それらはまるで科学が行き着く
 先を予示しているようだ。

 Agnes Giard
 Le Monde Interactif
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◆◆フランスの音楽輸出ブーム 2
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 大変興味深いことに、今年のMIDEMでは、多くの政府高官が出席しており、彼らが
 フランスのテクノ音楽、ヒップ・ホップ、パリ発のワールドミュージックが与え
 る経済的効果のポテンシャルを認識していることを示していた。

 フランス外務省のEtienne Fiatteはフランスの「文化外交」はFrench Touchより
 もずっと前から存在し、外務省の予算の40%はフランス文化の海外でのプロモー
 ションに費やされていると発言した。しかし、「文化外交」のための予算が必ず
 しもいつも十分でないこともほのめかしならが、Fiateは今日では世界のフランス
 大使館は既に「文化的」な利益と「商業的」な利益に差をつけていないと発言し
 た。また、フランス外務省が最近、フランスの音楽の海外でのプロモーションを
 サポートするために「音楽産業局」を設置したことをあげた。

 Fiatteを引き継いだのはAFAA(フランス外務省に属し、フランスのミュージシャン
 の海外でのツアーなどをサポートしている)のディレクターOliver Poivre
 d「Arvorで、彼はAFAAが年間1千万フランの予算をフランス音楽につぎ込んでいる
 と発言した。(そのうち4百万フランがコンテンポラリーミュージックにあてられ
 ている。)また、彼はAFAAでは近年、フランスのアーティストの海外での市場性
 をますます認識するようになっていると述べた。

 2001年のフランス音楽の海外での最も大きな成功のひとつとして上げられるの
 は、アルジェリア生まれのシンガーRichid Tahaである。Oliver Poivre d「Arvor
 はMEDIMのスピーチのなかで、Tahaの最近のアジアでのツアー、そして、Tahaや彼
 のようなアーティストが、その時間とエネルギーと費やして、短期的にすぐ利益
 を生まない国々プロモーション活動をしていることに対して賛辞を送った。ま
 た、彼はPatricia Kaasに対しても、これまでフランスのアーティストが足を踏み
 入れたことのない国々でコンサートを行っていることに対して敬意を表した。
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mars 02, 2001

AntenneFrance N.184 フランスの音楽輸出ブーム

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  □フランスの音楽輸出ブーム
  □ Voctoire de musique 3

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◆◆フランスの音楽輸出ブーム
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  2001年1月21日 カンヌ発
  RFI Musique:Jean-Jaques Dufayet記者「France Influence」

 この日曜日MIDEMにて「France Infulence」と題され、幾つものコンサート、トー
 クショーなどが開催された。フランスの音楽の輸出規模が、フランスの映画の輸
 出規模と並ぶ8億フランとなっている現在、恐らくコンファレンスの見学者は、
 今回の式典はこの「France Infrulence」という題名からしても、フランス人にあ
 りがちな自我自賛の場、フランスのトップスターや、レコード会社の重役といっ
 たお歴々がお互いを誉めあう場となるのでは予想していたであろう。しかし、う
 れしい誤算であったことに、参加者はもっと現状を掘り下げて考えていたのであ
 る!

 1月末までフランスの音楽著作権団体SACEMの代表であるJaen-Loup Tounierは、
 オープニングスピーチにて、まさに要点をつく発言をした。彼は、彼らの海外で
 の影響に祝辞を述べる前に、まずその言葉の意味を慎重に考えるべきと警告し
 た。「(France Influenceといっても)それは、フランス音楽のことをいっている
 のか?それともここフランスで制作された音楽のことをいっているのか?」

 Tournierは米国の作詞家や編曲者が、フランスの音楽を英語にするために、おず
 おずと許可を求めてきていた古き良き時代を回想した。しかし、「C'est Si
 Bon」、「La Mer」、「La Vie en Rose」のようなクラシックソングがすぐに英語
 に訳されるような時代はとっくに終わってしまっている!フランスのクラシック
 ソングを英国やアメリカのマーケットに持ち込むという概念自体が既に消滅して
 しまっているのだ。現実を直視しよう。最後にフランスでのヒットが大西洋を超
 えて、大きなヒットとなったのは、「Comme d'Habitude」改題 My Way)で、30年
 も前のことなのだ。

 時代は変わり、既に国際マーケットが興味を持っているのは、フランスのシャン
 ソンではなく、フランスのテクノ音楽である。(French Electro/French Touch)
 最近のFrench Electroの国際的な成功を受けて、今回MIDEMに参加したフランスの
 プロデューサー達が自画自賛の騒ぎにふけっていると思うかもしれない。ところ
 が驚いたことに彼らはすべてを謙虚にうけとめているようであった。

 France Influenceの独立系プロデューサーの代表として発言したPatrick Zelnik
 は聴衆に慎重になるよう求め、現在の輸出状況はもっとよくなる可能性があった
 と主張した。Zelnikはフランスの音楽がヨーロッパ各国の市場において、20%の
 シェアをとれない理由はなく、また、Jean-LoupTournierの質問に対しては、フラ
 ンス音楽というのは必ずしもフランス語の歌詞である必要はないのではないかと
 発言した。また、最後にはフランス政府に対して、フランス音楽の海外でのプロ
 モーションのための”輸出補助」を強く求めた。

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◆◆ Voctoire de musique 3
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才能には年齢はない
 今年の祭典を特徴づけるのは、なんといっても最優秀アルバムと最優秀男性歌手
 の栄冠を手にしたアンリ・サルバドールでしょう。彼の年齢はなんと83歳です!
 彼のアルバム「冬の庭 Jardin d'hiver 」は、題名から受ける印象とは正反対
 に「生きる喜び」にあふれています。バッグバンドをバックに、あるいは生ギ
 ターをバックに歌う姿には、とても彼が80歳を過ぎているとは見えません。先日
 この世を去ったシャルル・トレネ、昨年最優秀外国音楽賞を受賞したセザリア・
 エボラと、オランピア劇場の支配人が語った「才能には年齢はない Le talent
 n'a pas d'age 」という言葉を実感させてくれた一夜でした(彼は3月に初め
 てオランピア劇場でリサイタルを行う予定です)。

 その他の受賞者としては、最優秀女性歌手にエレーヌ・セガラが、レゲエ・ラッ
 プ部門ではピエルポルジャックが受賞しています。新人賞を惜しくも逃したアー
 チストたち、グルーブ系のアシア Assia 、ロックのセーズ Saez 、クラブ系の
 サイアン・スパ・クルーSaian Supa Crew の今後に個人的には期待です。ぜひ聞
 いてみてください。
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投稿者 paris : 05:43 PM