基礎化粧品(化粧水や乳液について)

基礎化粧品とは?

基礎化粧品とは、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリームのように、基本的なスキンケアの化粧品を言います。メイク用の化粧品と区別するためにこのような表現になっていると思います。その他、クレンジングやパックなども基礎化粧品の中に含まれています。

 

今回は、化粧水、乳液、美容液、乳液にフォーカスルして説明します。

参考記事:全ての基本は洗顔から 

 

洗顔が終わったら化粧水(ローション)、乳液(ミルク)と塗ります。さらにクリームや美容液を塗る場合もあるでしょう。

特別な場合を除いて、塗る順番は

化粧水(ローション)→美容液→乳液(ミルク)→クリームとなります。

導入液(ブースター)といって、化粧水の前に塗ることで化粧水の浸透を早める製品もあります。

アルビオンは乳液(ミルク)から塗り、化粧水(ローション)を塗るというスタイルを奨励しています。アルビオンは昔からある化粧品メーカーですが、どちらかというと弱小でした。しかしドンドン伸びていて様々なランキングでも上位にランクしています。とはいえ、「乳液先行」が広がっているかというと、そうでもないようです。

各アイテムの意味は?

化粧水(ローション)

肌を保湿する成分が含まれています。通常は液体状で油分は入っていないのですが、乳液っぽい製品も見かけます。

コットンに垂らしてコットンを肌に付けるようにして塗るのが良いのです。

肌には角質層があり、肌の表面は凸凹になっています、手でなじませるよりも、角質層への浸透が良いのです。

もちろんコットンを湿らせるので、量は多く使うことになります。確かにコットンを使った方が肌への浸透した感じがあるので、高い化粧水で少量使うよりは、少し安めでのコットンを使った方が良いのでは無いかと思います。

肌に浸透させるためにタッピング(ポンポン叩く)やプレス(手で押す)ような事をすると浸透がよくなります。

乳液(ミルク)

肌へ油分を補給する目的がありますが、水分と油分が混ざっているので、肌への浸透が良くなります。水と油は混ざらないことはご存じだと思いますが、乳化剤を入れる事でこれらを混ぜているのです。

角質層まで油分が行き渡ると、肌が柔らかくなります。

クリーム

乳液は乳化されていますが、クリームは基本的に油分です。肌に栄養を与える成分があり、保湿した肌にフタをして水分が逃げないようにする効果もあります。脂性肌の方や男性はクリームまでは付けないという人も多いと思います。

美容液

美容液は、主に水性の美容成分を補給するために使います。通常化粧水より濃度が高い美容成分を含んだ液です。乳液の前に使う製品がほとんどだと思います。乳液は肌に膜を作る効果もあるために、これより前に付けることで肌への浸透を期待できるでしょう。

導入液(ブースター)

化粧水をそのまま塗っても肌に浸透しにくい場合があるので、肌に浸透しやすいものを塗って、化粧水の導入を助ける化粧品です。水っぽいものだったり乳液ぽかったりオイルだったりします。効果もあると思いますが、どちらかと言えばコットンを使った方が良いのでは無いかなと思います。

メーカによる違いは?

日本のメジャーなメーカーの製品であれば、コストパフォーマンス面や効能において大きく異ならないと思います。使用感やブランドや肌質で選べば良いかと思います。

コンサルティング化粧品

コンサルティング化粧品といって、デパートや街の化粧品屋さんでカウンター越しに商品を説明して購入するというのが昔ながらの化粧品の買い方でした。これには意味があると思いますが、男性ではなかなか利用しづらいと思います。銀座でも男性のお客さんは店舗で1〜2人程度というくらいでした。ほぼ完全に女性向けのサービスです。

コンサルティング化粧品は割高に感じる人もいると思いますし、人に色々聞かれるのもイヤと思うかも知れません。男性向けではないので、行きにくいし、お店の人も違和感を持つ人もいます。

しかし、あまり知識が無い中何を選んで良いのか、自分に合ったものは何かと言うことが分からないと、ムダな製品をたくさん購入していく羽目に陥ります。男性になれていない店員のいるお店は止めた方が良いですが、使い方も分かるし、悩みも相談できて良いと思います。

プチプラコスメ

プチプラの化粧品とは聞きますが、プチ(小さい)プライスという意味です。安い化粧品と言ってしまえばそれまでですが、独自の文化が形成されています。

高くても千円台で、普通の物より小さかったりしてコストは抑えてあります。だからといってクオリティーが劣る感じもしないのです。

つまり移り変わりの速いトレンドを取り入れたかったり、ちょっといつもと違ったことをしたいというニーズに合致しました。CanMakeなんかは600円とかで売っています。色々買ってみて合わなかったら、友だちにあげたり、最後まで使わなくて、ドンドン新しいものを買いそろえていけます。

プチプラコスメは、メイク系の製品でラインナップが充実しています。10代20代向けのイメージもありますが、40代でも人気の商品があります。

こういうプチプラコスメは大手のサブブランド展開で、コンビニやドラッグストアなどで手に入ります。

ネット販売ブランド

原価100円程度の物を1万円で売るのが化粧品だとも言われていますから、成分さえ入っていればわざわざ高額な製品を買う必要は無いと思う人も増えてきています。

実際、買う人ばかりではなく、化粧品をプロデュースする人も増えてきていますし、それに対応する工場もたくさんあります。聞いたこともないブランドの製品でも日本製で、ネットで脚光を浴びているのを見かけることがあります。

化粧品として使える成分から選んで、実績やノウハウのある日本の工場に依頼して製品化しています。美白化粧品であれば、美白成分として使えるのは数種類ですし、これを基剤に混ぜボトルに入れて完成です。

大手メーカーの製品とは、どこが違うのでしょうか?

もちろん宣伝費などにコストをかけているというのもありますが、やはり開発に力が入っています。使用感や肌への浸透など製品化する前にテストも行われています。新しい成分などの研究も行われています。

たとえば、トラネキサム酸やナイアシンアミドは比較的高額な化粧品に入っている成分でしたが、現在はネットでも手軽に買える製品に入っています。多分特許切れなどで自由に使えるようになったのか、材料メーカーから安く購入出来るようになったのかは分かりませんが、高級な化粧品でしか使われていなかった成分が新進化粧品ブランドで簡単に見かけることが出来ます。

たくさんの製品を使ってみましたが、問題のある製品は今まで出会ったことはありません。一定レベルのクオリティーはあると思います。大手メーカーの製品よりコストパフォーマンスが良いかどうかもよく分かりません。

基礎化粧品の場合、うたっている効能を実感できるまで時間がかかりますし、美白化粧品は1本で実感出来るようなことはありません。但し機を塚手方が良いのは、どの化粧品も含有量など明示されていませんから、成分の濃度などで比較できません。薬用と記載されていれば、確実に一定以上の成分が入っていることを示すので、そのあたりを目安に選ぶと良いかと思います。

大手メーカーの特徴

雨後の竹の子のように生まれる化粧品ブランドですが、大手ブランドは一定の評価も確立していますし、どんな都市でもコンサルティング化粧品が買えるでしょう。

資生堂

日本のトップブランドで、世界的にも知られています。製品開発も積極的ですし売り上げも人気も一つ上という印象です。

エントリーレベルではElixir(エリクシール)最高級ラインはcle de peau(クレ・ド・ポー ボーテ)

コーセー

現在資生堂に次いで2位の売り上げを誇るのがKOSEです。雪肌精が特に有名ですね。KOSEのトップブランドのコスメデコルテやジェンダーレスのMagnifique(マニフィークMQ)という自然派っぽいラインもあります。

カネボウ

かっては資生堂と双璧の化粧品ブランドでしたが、グループ解体後花王のグループ企業になりました。Lissage(リサージ)やCoffret D’or(コフレドール)というブランドが有名です。

花王

化粧品ブランドのイメージは薄いのですが、国内第2位の化粧品メーカーです。エストやソフィーナが化粧品ブランドとしては有名ですが、原材料メーカーとしてシェアも高いのです。化粧品ブランドとしては今ひとつの知名度でも製品の質は確かなものと言って良いでしょう。

ポーラ

第4位のポーラで、B.Aというシリーズがメインで、少し安いRed B.Aというラインもあります。エステサロンなみのカウンセリング化粧品やオーダーメードの化粧品のAPEXがあります。サブブランドのオルビスはコンビニでも購入出来ます。

DHC

オリーブオイルのクレンジングのCMが有名だったのはいつだったのか?急速にシェアを伸ばしている会社です。DHCは大学翻訳センターの頭文字で本来は大学向けの論文の翻訳サービスを行っていた企業でした。低価格のわりには品質の良い化粧品で、オルビスやファンケルと比較されやすいブランドです。

ファンケル

無添加化粧品のパイオニア。使いきりのミニボトルの製品が特に有名です。防腐剤などが入っていないことで、消費期限を長く出来ないためにこのような製品になったそうです。

マンダム

ギャッツビーやルシードなど男性用の化粧品を扱う会社です。メイク落としなど女性向けの製品もあります。

ノエビア

テレビのCMでは見る物の、実際の製品はなじみが無いかと思います。植物エキスを利用したNoevir505が有名で魔法の小ビンという別名がついています。エステサービスなどをセットにした訪問販売や直営店のサービスが魅力です。

メナード

テレビのCMで深田恭子が出ていることぐらいしか分からない化粧品ですが、直営店でサービスを受けながら購入したり訪問販売で購入出来るようです。

Antenne France
Antenne France
記事本文: 885
Enable Notifications OK No thanks