サルコジ大統領、北京オリンピック開会式へ出席

フランスというと自由・博愛・平等を表すトリコロール(三色旗)とすぐに結びつけられるが、21世紀のフランスにはもう1色、経済を意味する色が必要になったようだ。

北京オリンピックがここまで騒がれる原因は、もちろん環境や食品の問題も上がっていたが、特にこのオリンピックの開催に対してという点で、なんと言ってもフランス発祥でフランス政府も資金の提供をしている国境無き記者団の事務局長がチベット問題を理由として聖火リレーを妨害した事だろう。

サルコジ氏自身も4月24日にはオリンピック開会式に出席しないようにEU各国首脳陣に求めていくとテレビで発言したりと、むしろ率先して開会式のボイコットを提唱していた人物だ。

先日の北海道洞爺湖サミットでは開会式に出席することが明らかになったが、更にフランスを今月中旬に訪問するダライ・ラマ14世とも会談しないことになった。その代わり南仏エロー県に建てられた寺院をダライ・ラマが訪れる際、サミットには同伴しないで新曲のレコーディングをしていた夫人のカーラ・ブルーニと面会することでほんの少し気を遣うつもりだ。

中国からは、大統領がダライ・ラマと会えば両国関係に重要な影響を及ぼすと在仏中国大使から脅されていたと言われている。更にボイコットされていたカルフールのデュラン社長も同行し、まだトリコロールの赤い部分に黄色い5つの星を付けることはしないようだが、中国との関係改善に必死だ。

EUの主要国のうち英国、ドイツ、イタリアの首脳は開会式を欠席する。サルコジ大統領は欧州議会の議長としても出席するが、「人権状況の改善を求めるために中国に行く」と答弁したため、欧州議会の議員からは「政治犯釈放などの成果を求める」と要請され具体的な成果を求められている。

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