フランスがコロナ非常事態を終了、科学評議会を解散

フランスでは日曜日、コロナに関する科学委員会とワクチン戦略運営委員会に代わり、健康リスクを監視・予測する新しい委員会が設立され、パンデミックの始まり以来課されていた緊急事態に終止符が打たれました。

コロナのパンデミック時に政府が依存していたこの2つの機関は、今週月曜日に解散され、事実上緊急事態に終止符が打たれたました。

フランス保健省によると、新しい委員会は16人の科学者または保健専門家で構成され、近い将来任命される予定です。

フランソワ・ブラウン保健・予防大臣とシルヴィー・リユール高等教育・研究大臣によると、新組織は「ヒトや動物に影響を与える感染症、環境・食品汚染物質、気候変動に関連する」新たな健康リスクの科学的監視を担当し、勧告も出す予定であるとのことです。

緊急避難的な閉鎖は終わり

コロナはまだ存在しますが、8月1日からはパンデミックの監視のみが維持され、フランス政府による「移動の自由、企業の自由、集会の自由を制限する措置」はとれなくなりました。

これにより、緊急時の戸締まり、買い物や散歩のための旅行証明書、夜間外出禁止令、強制的な在宅勤務、「必要でない」店や健康パスの禁止がすべて終了します。

予防接種券や「移動の自由、企業の自由、集会の自由を制限する」すべての措置が解除されたと、政府のウェブサイト「Vie Publique」で発表されました。

予防措置は実施

政府はマスクの着用を強制することはできなりましたが、保健所や医療社会施設と同様に、病院は依然として顔を覆うものの着用を強制するとしています。

しかし、健康状態の進展や悪化に応じて、大臣令や県令の形で再び義務化される可能性があります。また、新たに問題となるウイルスの亜種が確認されれば、フランスの国境にスクリーニング検査が設置される可能性もあります。

一方、新保健法は、現在職務停止中のワクチン未接種の医療従事者の復職にもつながります。

Covidtrackerによると、7月28日現在、フランス人の19.1%がワクチン接種を受けていないことが判明しています。

 

https://www.rfi.fr/en/france/20220801-france-ends-covid-state-of-emergency-dissolves-scientific-council

Radio France International
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