トレーダーの賞与に新たな規定

フランスの大手銀行BNPパリバの第2・四半期決算は16億0400万ユーロ(22億9000万ドル)となり、純利益が前年同期に比べて6.6%増加した。このうち10億ユーロをトレーダーのボーナスにあてると発表されたことで、「世界同時不況をもう忘れたのか、国の支援を受けてきたのにあり得ない」と批判が相次いでいた。

これに対してサルコジ大統領の待ったの声がかかり、今回エリゼ宮には大手銀行の役員が招集され、トレーダーのボーナス受け取りに関する新たな規定が設けられることになった。

新しい規定ではボーナス額の査定期間を数年単位に拡大したり、ボーナスを全額受け取るまでに数年がかりとなる。また、成績が予想以下であれば減額されることを盛り込んだ。

2009年のボーナスが最高額の場合、3分の一が2010年に支払われ、残りは3年かけて支払われる。さらにその一部は銀行の株での支払いとする。

サルコジ大統領は「危機はまだ去っていない。発端は金融だったことを忘れてはならない。過去を過ぎ去ったかのように扱う巨額のボーナスには憤りを感じる」と述べた。

また、この新しい規定はフランスの競争力を維持するためにも、国際的に受け入れられるべきとして、金融サミット前の欧州連合(EU)首脳会議で、正式に欧州の提案とするよう提起すると発表している。

Please follow and like us:

関連記事

ニュースレター

FeedBurner

更新情報をメールで受け取る

Delivered by FeedBurner

Subscribe in a reader

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 日本とフランスの自殺者数

    日本の自殺者数は警視庁の資料によるとここ十年、毎年3万人を超えており増加傾向にある。国際比較では、自…
  2. フランスの犬事情

    フランスに行くと犬が多いのに驚くだろう。たまに結構でかい犬が地下鉄に乗っていたりする。あのくらいだと…
  3. 仏独の目指す欧州経済政府

    20年前なら、フランス人のみならずフランス語圏の人間にドイツやドイツ語について聞けば、アレルギーかと…
  4. 広がるアンチユーロ派の主張

    欧州中央銀行は理事会を開き、5500億円規模の増資を行うと発表した。この金額は、今の2倍の規模にあた…
  5. フランスの財政問題

    壊滅が予想される自民党と追い風だけどちょっと不安な民主党の選挙戦を巡り、財源問題がよく槍玉に挙がって…
ページ上部へ戻る
Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial