セドリック・カーン監督の映画「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」
この映画は、精神を患ってしまった家族をどう認めて、向き合い始めるのかという所を取り扱っています。
カトリーヌ・ドヌーブが母親役を演じるアンドレアは、明らかにおかしくなっていく長女が精神疾患である事を認めらないのです。

長男は責任感が強く、そのためにちょっと強く当たりすぎてしまいます。
そのため家族から認められません。
次男は、映画監督とはいうものの、まだまともな作品は撮っておらず、収入もあまりない。
でも、長女とは何かと接点があり、パリでは一緒に暮らしていたことも。

そんな中でアンドレアは放浪の旅から突然帰ってきた長女を優しく迎えます。
優しく見守るとは物の言い様で、先送りして問題を見ないようにしているだけなのです。

しかし、夕食に起きた大騒動で娘の精神疾患を認めて治療していくことを決意します。

この手の題材を扱う場合、家族で手を取り合って治療に励んでいくという美しいストーリーにも出来たかもしれません。
しかし、この現実を直視できず、何かから逃げていくことで、さらに問題が深くなっていく所にフォーカスを当てています。
色々な立場の人間模様をリアルに描いている作品です。

どんな家族でも、やっぱり恋しい。
個性豊かな家族が繰り広げる、愛おしくもほろ苦い人間ドラマ。
大女優カトリーヌ・ドヌーヴ×俳優&監督セドリック・カーン。
フランスを代表する豪華キャストが勢ぞろい

STORY
70歳になったアンドレアは、夫のジャン、孫のエマとフランス南西部の邸宅で優雅に暮らしている。
そこへ、母の誕生日を祝うため、しっかり者の長男ヴァンサンと妻マリー、二人の息子、
そして映画監督志望の次男ロマンが恋人ロジータを連れてやってくる。
家族が揃い、楽しい宴が始まったそのとき、3年前に姿を消した長女クレールが帰ってくる。
アンドレアは娘をあたたかく迎え入れるが、他の家族は突然のことに戸惑いを隠せない。
案の定、情緒不安定なクレールは家族が抱える秘密や問題をさらけ出し、大きな火種をつくりだす。
やがてそれぞれの思いがすれ違い、混乱の一夜が幕を開ける――。

監督:セドリック・カーン 
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベルコ、ヴァンサン・マケーニュ、セドリック・カーン
2019年|フランス|101分|5.1ch|ビスタ|カラー 原題:Fête de famille 英題:HAPPY BIRTHDAY
提供:東京テアトル/東北新社 配給:彩プロ/東京テアトル/STAR CHANNEL MOVIES
©Les Films du Worso 公式サイト:happy-birthday-movie.com

1月8日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー