第62回カンヌ国際映画祭速報

第62回カンヌ国際映画祭が24日に幕を閉じました。最高賞のパルムドールにはオーストリア人監督ミヒャエル・ハネケ監督の「白いリボン」(原題:Das weisse band)が選ばれました。

監督は俳優兼映画監督の父親と女優の母親を持つ生粋のエンタメ一家。ウィーン大学で演劇を学んだ後は映画批評家などを経て監督業へと携わるようになりました。

2001年の第54回の同映画祭でも審査員特別グランプリを「ピアニスト」で受賞したのが記憶に新しいかもしれません。

「パルムドール」以外の主な受賞者は次の通りです。

◎グランプリ=「預言者」ジャック・オディアール監督
◎監督賞=ブリリャンテ・メンドーサ監督「キナタイ」
◎女優賞=シャルロット・ゲンスブール「アンチキリスト」
◎男優賞=クリストフ・ワルツ「イングロリアス・バスターズ」
◎脚本賞=「スプリング・フィーバー」(ロウ・イエ監督)
◎審査員賞=「フィッシュ・タンク」アンドレア・アーノルド監督、「サースト」パク・チャヌク監督
◎特別賞=アラン・レネ監督

注目されていた菊地凛子さんですが、主演したイサベル・コイシェ監督(スペイン)の「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」は主要賞の受賞を逃しています。

今回の映画祭で目立ったのはクルド人監督パフマン・ゴバディ監督。先日スパイ容疑でイランに拘束、釈放されていた日経米国人ジャーナリストロクサナ・サベリさんが婚約者で、出品作の「ペルシャ猫を誰も知らない」を共同執筆しています。

世界同時不況の中、映画の興行成績も落ち込むことが懸念されていますが、そんな中でも見事な芸術作品は年々うまれてくるのはかわりません。いい映画に元気をもらいたいものですね。

関連記事

ニュースレター

FeedBurner

更新情報をメールで受け取る

Delivered by FeedBurner

Subscribe in a reader

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 2017-5-30

    2017年バリューボルドー100発表

    今年もバリューボルドー100が発表されました。 バリューボルドーは、日本で販売されているボルドーワ…
  2. 2009-9-24

    幼児教育への関心高まる

    日本では最近幼児教育がブームになっているようだ。少子化傾向の分、ひとりの子供に注がれるお金やパワーが…
  3. 2011-1-31

    フランスの匿名出産制度

    日本でも赤ちゃんポストの設置が議論をよんだことがあるが、これは出産後母親が育児放棄をしてしまう事で不…
  4. 2009-8-19

    フランスの財政問題

    壊滅が予想される自民党と追い風だけどちょっと不安な民主党の選挙戦を巡り、財源問題がよく槍玉に挙がって…
  5. 2009-12-18

    中小企業に比べ税金を払わない大手企業

    フランスでは会計検査院が上場している多国籍企業が税を免れているという調査結果を発表した。 その…
  6. 2011-8-12

    アメリカの次はフランスか?

    アメリカの国債の格付けをスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が最高のAAAから一段階引き下げたこ…
  7. 2009-9-11

    日本とフランスの自殺者数

    日本の自殺者数は警視庁の資料によるとここ十年、毎年3万人を超えており増加傾向にある。国際比較では、自…
ページ上部へ戻る