AntenneFrance N.24

 ■■◆  A n t e n n e F r a n c e
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….une publication d’ICHIBANDORi
vol.24
■ ほうっておけないフランス年 特別企画
「物まね大国:日本とフランス」 
  第1回 イントロダクション
 よく日本は「物まね大国」だと言われますが、その理由は似たような物を作った
 りする事や応用することが上手いことでしょう。最近ではワインのような製品で
 もフランスの物に引けを取らない出来の物が出来ているそうです。
 フランスが日本から見るとオリジナルの対象であることから隠れているのかも知
 れませんが、実は立派な物まね大国であると考えています。
 日本がある技術を完成させたり、より広く一般的な物への転用などに長けている
 と考えます。たとえば、電化製品などはその最も成功した物でしょう。テレビや
 ビデオの基礎的な技術は確かにアメリカなどでしょうが、完成させる上で日本は
 非常に重要な役割をになっています。
 コンピューターなども、計算機としてゲーム機としてより洗練された物として生
 まれています。(電源入れてすぐ使えてしかも本格的という点で、コンピュータ
 ーのように汎用ではないけれど、誰にでも使えて簡単に目的を達成できる。)
 サービスのような分野、たとえばコンビニなどでもより高度に洗練されたシステ
 ムとして発展して行っています。
 さてフランスですが、ワインにしろチーズにしろフランスを代表するものですが、
 もともとフランスの物ではありません。より洗練されより価値を付けれるものと
 なったと言えるでしょう。
 テーブルマナーももともとはイタリアが起源と聞きますが、より洗練した様式と
 なったのはフランスでと言うことです。この辺は日本の茶道と通ずる物があるの
 ではないでしょうか?
 都市もパリにある物はイタリアの物ばかりですが、より厳密に設計され街そのも
 のが芸術品と言われるまで美しく建ちました。
 恋愛もスペインが本場なんですが、パリでより洗練されて今のように語られるよ
 うになりました。
 自由もフランス革命を代表するように、いかにもフランスが始めたような形です
 が、これもイギリスの方が早いのです。
 このように、フランスは色々な物を取り入れて、自国の物として同化して発展さ
 せて、それなりの物に育てると言う点で、日本と同じように物をまねるのが上手
 いと言えるでしょう。ただ取り入れただけではなくて、発展させ洗練させるとい
 う点で両者は「大国」であると言えるでしょう。
 個別にこんな事もあるという話やより深い紹介を次回から始めます。なお皆さん
 のご意見や情報を募集しています。
■ 年末特別企画「フレンチポップス特集」 第2回
◇ MC Solaar / La 5eme saison
 フレンチポップスファンならまず知らない人はいないと思うが、フランスを代表
 するラッッパーだ。知っている人の曲であると少しは良く聞こえると言うことは
 あるかも知れない。はっきり言ってしまえば、悪くはないが良くはない。あんま
 り良い曲でないと言ってしまおう。
 中にはラップが嫌いな人も多いと思うが、どちらかというと聞ける部類のラップ
 だ。彼の曲はなかなか良いと思っていたが、この曲に関してはどうもぱっとしな
 い。
◇ Nilda Fernandez / Les sentiments forts
 なんか昔聞いたことのあるような曲。おばさんシャンソン系。別に悪い曲ではな
 い。
◇ Shurik’n / Samurai
 サムライなんて言うタイトルだけど、曲のイメージはそんなことは全くない。こ
 れもラップで、全くつまらない曲。たった4小節の何とか作ったつまらないフレ
 ーズをただ繰り返しているだけに、舌足らずのフランス語のラップのっかってい
 るだけ。
◇ Lilicub / L’ete arrive
 始めのフレーズのところで Les RIta Mitsouko かと思ってしまった感じの曲。
 まあ良く聞けばそんなこと無いのだが、ボーカルの女性の声は似ているかも知れ
 ない。
 曲自体は 70 年代の古いロックぽいのだが、リズムパートが細かくホンの少し
 「ジャングル」ぽいジャンルの曲の影響を受けているかもしれないと感じた。ま
 あこの細かいドラムスのおかげでホンの少しの現代ぽい雰囲気を感じさせる。
◇ Stomy Bugsy / La vie c’est comme ca
 メロディックな MC Solaar 系ラップと同様の路線を行く彼の新曲はなかなか良
 い。一番始めに彼を聞いたときは MC Solaar と間違ってしまったこともある。
 相変わらずフランス語のラップはダサイと感じながらも、サビの部分は都会的な
 お洒落なもの。メロディーラインはノスタルジックなものだが、ピアノのコード
 と女性コーラスはお洒落で素敵な出来だ。
◇ Thomas Fersen / La blatte
 アメリカの静かなカントリーソングのまねでもしているのか?と思いつつもこれ
 ともまた違うが、これと言ってオリジナリティーの無い曲。唯一フランス的と言
 うならくたびれた歌い方。
◇ Menelik / Bye bye
 これもラップだが、ちゃんとした展開があり、楽しい曲だ。女性と男性の二人の
 ラップであるのも少し珍しいかも知れない。女性と男性の会話のようにラップし
 ているというと解るだろうか?明るく楽しい曲で、曲の進行も分かりやすく凝っ
 ている。
 アコースティックのギターの音が新鮮。
◇ Michel Fugain / De l’air, de l’air
 この曲の始まり方はいかにもちょっと前のアメリカンロックと言った感じ。大体
 80 年代ぐらいだろう。まあその頃ならともかく今聞いて何が良いのか分からな
 い。安っぽいアイドル系青春もの映画の挿入歌にでも使われれば、良く合うかも
 知れない。
◇ Dolly / Partir seule
 この歌い方むかつくなあ~。こんな事を言ってしまいましたが、こういう歌い方
 の歌手というのは結構いると思う。声の質から言ってもミーハーな女性アイドル
 路線かもしれないが、アメリカの女性シンガーでもこんな声で、ミーハーではな
 くてそれなりのファンを持っている人もいるから、こんなに馬鹿にしてはいけな
 いかも。
 アコースティックなサウンドでイギリスやアメリカのロックにかなり影響を受け
 た感じのする。ちょっと素朴に歌い上げているから、独特な人気をもてそう。
 フレンチポップスファンでこういう声でこういう曲を求めている人は結構多いの
 ではないかと思う。Elza とか好きならOK。
◇ Alain Chamfort / Les portes du souvenir
 曲はペットショップボーイズそのもの。言い方を変えれば、80 年代のイギリス的
 なダンスミュージック。良い曲。
 この曲はビデオクリップも面白いらしい。残念ながら多くのテレビ局でこのビデ
 オクリップは放送禁止になっている。(道路でどんどん色々な物や人をひいて行
 くらしい。)
◇ Les nubians / Les portes du souvenir
 きれいな女性ボーカルの声にきれいなメロディー、伴奏も素敵。リヒャルト・ス
 トラウスの「ネクサス島のアリアドネ」に出てくるある印象的な演奏を思い浮か
 べてしまう。同じ様な影響を受けていると思われるのが、ドリームカムトゥルー
 の曲にもある。もちろん両者に音楽的な共通点を挙げることは難しいがどうもそ
 う感じてしまう。
 自分でかぶせているサビの部分のコーラスの和音と伴奏のバイオリンのコード進
 行が印象的。歌い方は素朴な感じの Teri Moise と同じ感じだが、もっと声がき
 れいで透き通っている。
◇ Pierre Vassiliu / Aime-la
 良くフランスの男性ボーカルにあるような疲れ切ったぼそっとした声でつぶやい
 た様な歌い方でで始まるが、途中からもう一人の男性がミュージカルのような歌
 い始める。ミュージカルと言うよりオペラに近い歌い方。サビの部分は本当にミ
 ュージカルのように2人が歌い上げる形で、感動のクライマックスと言った感じ。
 内容は全く関係ないが、この曲を聴くとフランス映画の「ロスト・チルドレン」
 を思い浮かべてしまう。本当に映画とは関係ないし、似たような曲も流れてこな
 いので、、、
◇ Doriand / L’acces
 ああ、またつまらない曲が始まったという感じの出だしだが、サビの部分は聞き
 易いもの。サビの部分がきれいなら全体的に良く感じるから不思議だ。
 曲としては良くあるアコースティックギターの伴奏に基本的なドラムが入った物。
 そこにストリングス系が入って良い感じになっている。これもちょっと古い時代
 の曲の雰囲気。
◇ Hanna h / So fine
 なぜこの曲が?と思ってしまうほど、英語で始まる(この部分がサビ)この曲は
 メロディーラインもボーカルの質もかなりアメリカ・イギリス的。英語のアクセ
 ントも完璧でフランス語で歌う部分もアメリカ英語じゃないかと感じてしまう。
 実は彼女自身はフランス人ではなく、ストックホルム出身。最近は北欧のシンガ
 ーの英語圏(つまり世界)の進出は多くなってきたのだが、その一人になるだろ
 う。
 アコースティックなサウンドで 90 年代初頭に流行ったタイプのサウンド。女性
 ボーカルのこの手の曲は新鮮な感じで、メロディックなので聴きやすく、透明感
 のある声は魅力的。
◇ Mellowman / Respire
 この曲、ホント終わりに持ってきて正解と言う感じ。このサビの部分(ここから
 曲は始まる)は、なんか最後の曲にぴったりという感じがする。最後にリラック
 スしていってと言う感じ。Take it easy.
 この曲もラップなのだが、メロディックで展開も上手くて、何しろポップなのが
 良い。ラップの仕方も、いかにもフランス語というような惨めっさも無くキマッ
 ている。
 アレンジも伴奏も 80 年代のディスコやクラブぽい感じもするが、ラップにして
 いるところが今風。
 「FLICKER!」にて、フランスのミュージッククリップに関しての記事を書きまし
 た。もしよろしかったらご覧下さい。
 http://www.axisinc.co.jp/spm_f/SPM.html
■ 漢単 N4
 -ailler
 繰(動詞)
   criailler(>crier)やかましく文句を言う ~を何度も繰り返す
 「漢単」は、簡単に単語を漢字と連想して覚えようと言う企画です。
■ フランス語から学ぶ「フランス」 N2
 □L’oreille(耳)
 ◇<>
  ことわざです。いろんな言い方あると思いますけど、どうですか?
 ◇<>
  これもことわざ、簡単ですね。
 ◇avoir l’oreille musicale
  音楽がわかる
 ◇avoir l’oreille absolue
  絶対音感がある
 ◇mettre un chapeau sur l’oreille
  帽子を斜めにかぶる
 ◇L’oreille de souris
  忘れな草(なかなかかわいい表現でしょ。この花は、Le myosotis, L’herbe
  d’amour, Le ne m’oubliez pasとも言います。)
 ◇L’oreille de mer
  あわび
 なるほど!
 ◇Le plus beau cadeau de l’amitie, c’est une oreille attentive.
  友情のこもった最高の贈り物は、話をじっくり聞いてあげること。
  ことわざの意味は、
   馬の耳に念仏、または馬耳東風
   壁に耳あり
  でした。
                             フランス語翻訳家
                                赤木 信子
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