AntenneFrance

AntenneFrance N.254 日仏文化交流:今日の日本にとってのフランスとは

カテゴリー: ニュースレター | 公開日: 2003/11/10
┼                                   ┼ A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e______________________________n.254   S O M M A I R E   □アンドレ・シガノス文化参事官    「日仏文化交流:今日の日本にとってのフランスとは」   □10月のフランス関連ニュース _______________________________________________ ◆◆アンドレ・シガノス文化参事官 ◆◆「日仏文化交流:今日の日本にとってのフランスとは」   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今月に入ってフランス大使館文化参事官アンドレ・シガノス氏は文化庁の報告書  を例に挙げながら、日仏文化についての講演を行った。日本が文化的いかにして  魅力有る国でいられるか、フランスサイドの意見が伺えた。以下一部抜粋。  「2003年の日本の文化庁による報告を見ると、日本の文化対外政策がよく理解で  きます。一つは方針の転換が見られることです。日本は独自の文化を保持しなが  らどう広げていくのかに注力しようとしています。そしてもう一つは、文化がか  つてないほど大事なものになっているという認識です。これはアメリカでの9.11  の事件、またイラク戦争を経て、今世界が危機的社会に置かれ科学の力では計り  知ることのできない奥深い社会問題を抱えていることからの認識です。  では、日本という国が文化的に魅力を出すための必要条件は何でしょうか?一つ  目は文化アイデンティティを持つことが挙げられます。グローバリゼーションが  進む中ではこれはとても重要なことです。これについては日本は文化に対して特  殊性を自覚しており問題ないと考えられます。もう一つの条件としましては、開  かれた国であることです。この点に関しては日本という国は地理的な意味合いも  強いと思いますが、少し閉鎖的であると言えましょう。外国人が他の国々より少  ないと考えられます。  さて、文化庁は文化の助長のためには、国民以外のパートナーが必要であると明  記しています。これについては、この表現は適切かどうかはわかりませんが、日  仏はこれまでもよいパートナーであり『共犯』関係にあったと私は思っていま  す。具体例を挙げると2008年の源氏物語1000年祭を控え、フランスではそのため  の協会を設立しています。他のどこの外国の国々が他国の古典について協会を作  るでしょうか?  また安藤忠雄やジャン・ヌーベルといった偉大なる建築家が日仏を行き来し、互  いに数千に及ぶ建築家を交換していることからも日仏の深い関係がうかがえるも  のと考えています。」  「観光立国」を目指す日本に文化の保持は不可欠だろう。今後も観光大国の大先  輩フランスの意見が参考になる機会が増えるに違いない。 ___________________________________A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e ◆◆ ◆◆10月のフランス関連ニュース   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ■経済ニュース    『フランス、世界第3位の投資受け入れ国』     フランスは外国直接投資部門において、ルクセンブルク、中国に次いで世     界第3位である。国連貿易開発会議が発表した2003年世界投資報告書による     と、フランスの投資受入額は520億ドルに達した。    『2003年上半期、フランスの企業数が大幅に増加』     フランスの新規企業動向が再び活発化している。フランス経済省は2003年     上半期の企業数が前年同期比7,8%増を記録したと発表した。新規企業数が     年間20万社ペースを超えたのは1980年以来である。   ■政治ニュース    『シラク大統領とソニーの出井社長が会談』     フランスのジャック・シラク大統領は9月5日、ソニーの出井社長と会見し     た。出井社長は9月6,7日の2日間、パリのパレ・ド・コングレで開催され     た「ソニードリームワールド2003」のためにフランスを訪れていた。 ___________________________________A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e ◇◇メールアドレス変更・解除______________________◇ ◇   このメールマガジンは、8つの方式で発行されています。   まぐまぐ      Melma        Pubzine       ※当方の手作業による変更、中止は行っておりません。   ※配信先の変更は、現在の配信を中止後、上記にてお申し込みください。 ◇◇協賛・提携募集___________________________◇ ◇   フランス・コミュニティーをサポートしていただける企業・お店を募集して   います。詳しくは、 へ ◇◇AntenneFranceの活動 ________________________◇ ◇  □ClubAntenneFrance    会員制のフランス・クラブです。フランス関連のお店や商品を割引サービ    スや特別編集の会報誌+DVDが購読できます。  □rfi musique    フランス国営国際放送(rfi)のフレンチポップス専門FM局を日本向けにイン    ターネットでの放送しています。24時間フランスから放送中!  □Paris Blanche        毎日新聞のウェブサイトで掲載されているフランスファッションの記事  □フランス・ウェブリング    日本語のフランス関係のサイトのウェブ・リングです。    日本のフランス・コミュニティーの輪です。  □L'HEXAGONE    フランス関連専門の検索エンジンです。フランス関連のホームページやノ    ウハウなどを検索できます。  □MelFR@NCE    フランスに関係した情報を交換する為のメーリングリストです。質問など    マナーやルールを守ってご参加下さい。 ◇◇お問い合わせ____________________________◇ ◇   記事に関して      タイアップ       ホームページ      ホームページではオリジナル・スクリーンセーバーなどをダウンロードして   います。 ◇◇著作権について___________________________◇ ◇   全ての記事はAntenneFranceのオリジナルもしくは提携した機関より提供して   掲載しています。掲載された記事はいかなる形式であれ許可なく転載は禁じ   られています。   発行:特定非営利活動法人AntenneFrance(アンテンヌフランス)   ■1997-2003 AntenneFrance, All Rights Reserved. ┼                                   ┼ _____________________________________________________________F____I____N__ ___________________________________A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e http://www.AntenneFrance.com/

フランスメディアの関連記事