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第8回 日仏ビジネスサミット レポート

カテゴリー: 経済 | 公開日: 2025/11/9
「Japan Dream:不確実な時代における楽観主義の構築」から見えた日仏協働の現在地 2025年11月6日、東京・大手町の日経ホールにて、在日フランス商工会議所(CCI France Japon)主催の第8回 French-Japanese Business Summit が開催された。私は午前の基調講演といくつかのトークセッションに参加し、その後、会場で行われたネットワーキングレセプションにも参加した。本稿では、当日の印象と議論されたテーマから感じたことをまとめたい。

今年のテーマは「Japan Dream」

今回掲げられたテーマは 「Japan Dream:不確実な時代における楽観主義の構築」。 低成長や人口減少といった課題が語られがちな日本だが、国際協働・技術革新・多様なパートナーシップを軸に「ポテンシャルを再定義する動き」が進んでいることが強調された。 登壇者には、日仏ビジネスの最前線で活躍する企業・行政・アカデミアのリーダーが名を連ねた。特に、Microsoft日本法人やRapidus、TikTok for Business、そしてダッソー・システムズといった企業代表者が、日本市場の戦略的ポジションをどのように見ているかを語った点が印象的であった。 1. 「楽観主義」は根拠のある戦略として語られた 単なる精神論ではなく、 • 半導体・AIなどの基盤産業投資 • 国際的人材交流 • 公共と民間の協働モデル など、具体的政策/事業を伴う「実践的楽観主義」が提示されていた。 2. 日仏の協業は「文化的親和性 × 相互補完」で加速 フランスは思想・文化・クリエイティビティに強みを持ち、日本は精緻な技術と長期的事業構築に強みがある。 両者が「競争」ではなく「共同制作」に向かう潮流が明確に感じられた。 特に産業DXやプロダクトデザイン領域でのコラボレーション可能性は大きい。 3. AIとグリーン政策は最重要アジェンダ 複数のトークで繰り返されたキーワードは AI・サステナビリティ・グリーン政策。 これらはすでに “議論の対象” ではなく “前提として組み込むべき枠組み” として扱われていたことが象徴的である。

ネットワーキングパーティーで感じた「場の力」

イベント終盤のネットワーキングレセプションでは、企業、行政、スタートアップ、研究者、学生など多様な人々が垣根なく交流していた。 名刺交換だけではなく、事業アイデア、共同研究、文化交流イベント企画など、実際に未来の協働が生まれそうな対話が自然に始まる空気があった。 料理・ワインもフランス流の美しいプレゼンテーションで、形式ばかりの懇親ではなく「共に時間を楽しむ」文化がそのまま場の質になっていた点も印象に残った。  

日仏協働は「未来の構想力」を共有すること

今回のテーマである Japan Dream は、単なる「未来への願望」ではなく、 現実を正確に見たうえで「希望を創る力」そのものだと感じた。 日本とフランスは、 • 長期視点 • 文化的自律性 • 技術と感性のバランス といった共通性を持つ。 だからこそ、世界が不確実に揺れる時代に、両国が連携して「新しい未来像」を描くことには大きな意義がある。 今回のサミットは、その未来に向けて既に動き始めている人々の姿を、確かに感じる場であった。

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