パリの一皿料理:ビストロ・ボブールのプラ・ド・ジュール(本日の皿)

安くておいしいパリのビストロをたくさん知っている、味と値段には厳しいフランス人の友人に連れていってもらい、以来ファンになってしまったここビストロ・ボーブールは、シャトレ駅から少し歩いた、ポンピドゥー・センターの裏手の袋小路に位置する。真っ赤な庇が目印の、内装も、外観も、内容も、どれをとっても典型的なパリのビストロという言葉がぴったりとあてはまる。
お昼ちょうどにオープンするが、午後1時にもなれば、店内は近くで働いているビジネスマンや自由業者と思われる人々でたちまち満杯になってしまう。夜も常に10〜15€のメニューがあるが、ここは断然昼に来るのがお得。何せ、プラ・ド・ジュールが5.8€からあるのだ。今回はその5.8€の皿「Petit Salé Lentille」を選んでみる。作りたてほかほかの湯気つきでテーブルに届いたのは、おなじみランティーユ豆が下に敷かれた、豚肉の塩煮込み。盛り付けは極めてシンプルだが、味のほうは、よく煮込んであるのか、豚肉独特の臭みがなく、肉自体も柔らかくて、とても食べやすく美味しい。マスタードをつけると、味にメリハリがついて、より一層うまみが増す。普段は苦手な脂身も、ランティーユ豆と一緒に食すと、独特のコクになり、パンも進む。この一皿とパンでかなりの満腹感になり、普段めったに残さない私でもランティーユを残してしまうほどのボリュームだ。
ソースがたっぷりとかかった同じプラ・ド・ジュールの子牛の煮込み8.2€もここの看板料理で、おすすめの一皿。他にもチリ・コン・カルネや、ステーク・フリットなど、パリジャンが日常に食べるメニューが豊富。店の人も皆キビキビと働いていて、お水やパンのおかわりにもすぐ対応してくれ、感じが良い。お昼前に着いてしまって、外で寒い中待っている人もチラホラ見かけた。場所柄何故か年齢層高めのゲイ・カップル率が多く、落ち着ける、大人のカジュアル・ビストロといった感じだ。
Bistrot Beaubourg
25, rue Quincampoix 75004 Paris
tel : 01 42 77 48 02
12h〜翌朝2hまで 無休

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