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カトリーヌ・ドヌーヴ 記者会見(Femmes@Tokyo)

カテゴリー: イベント | 公開日: 2010/2/28
カトリーヌ・ドヌーヴ
カトリーヌ・ドヌーヴ
今回のイベントはFemmes @ Tokyoという国際女性の日に関連して開催されています。東京マラソンがあり、津波も来る中、フランスからはカトリーヌ・ドヌーヴも来日しました。さすがに名が知られているせいか、プレスが多く取材に訪れていました。今回の来日は、このイベントで上映されている「隠された日記〜母たち、娘たち〜」に出演しているからです。公開は今年の秋に予定されています。 先日の記者会見でも同じだったのですが、女性団体らしき人などもいるようで、女性の権利とか社会的進出に関して造詣が深い人も多い感じがしました。ただ、現実は多くの女性が、そう思っていないことで、女性の方がチョイスが多い反面、価値観も多様で、こちらの利益が、あちらの利益に反するという事も多いわけです。 都会、郊外、地方都市、田舎など、住んでいる場所によって、事情は大きく違うだろうし、仕事の内容、大企業や中小企業、価値観、個人の体力など、様々な事情によって、女性の働く環境も考えも全く違います。他の記者とちょっと立ち話をした感じでは、この会場では社会で活躍する女性をイメージしている人が多いようでした。 現在では、多くの女性が高校や大学などを卒業後、何らかの仕事をして、結婚を機に退職する場合こともあるけれど、多くは仕事を続けて、妊娠や出産後も働き続ける人も多いようです。特に東京ではその傾向が顕著ですが、必ずしも好んで働いていると言うよりも、お金のためという人が結構多いようです。 これは男性も同じようで、昔の人は子供は女性が育てるものという感覚が捨てきれないようですが、土日に幼児向けの施設に行くと男性でいっぱいになる事も多く、男性が子育てに参加していないとか、してくれないという話は、そういう人もいるかもしれないけれど、むしろ現代的ではないと言えるでしょう。 女性も男性も会社が大企業であれば、育児休暇が取れ、実際に第一線で働いていた男性でも4ヶ月も育児休暇を取っている例も少なくないのですが、中小企業となるとなかなか難しいようです。しかし仕事で女性が活躍するとなると、女性社長など、経営者であれば全く男女差は無いか、業種によってはむしろ得という場合もあるし、外資系だったり海外と関係ある会社では、女性上位な所は沢山あります。しかしこういう所は中小企業が多いのです。 大雑把に言えば、出産などを考えると会社の制度的には大企業の方が有利だけれど、仕事に関する地位という面では中小企業の方が有利というなかなか難しい選択があります。 更に、出産後仕事をするために子供を預けて面倒を見てもらうという点でも、様々な問題点があります。地方都市などでは、子供を預けてまで仕事をする必要がないという人がいるでしょうし、都会なら、預ける保育園は定員いっぱいで入園させるには至難の業となっています。さらに、料金が高くしかも環境は悪い無認可の保育園にでも入れていないと認可保育園には入れないという自治体も平然としています。 ここまでひどいのは日本の行政の問題点ですが、カトリーヌ・ドヌーヴはこういう点は、女優であり収入も多かったし、他に預けれる人もいて、協力もあったし、仕事も365日あるわけではなくて、ラッキーだったと言っています。 確かに、仕事と子育てを両立しているサラリーマンの女性とは訳が違います。フランスでも、子育てのために仕事はパートタイムにしたり、止めていく人も多くいます。従来の仕事をパートタイムや時短などで正社員として働いたりすることなど、日本でも会社または同僚の理解を得にくかったり、会社の事情で不可能という場合もあるでしょう。 また本人は良くても子供はどう感じるのかは別の話です。日本では子供には母親が絶対必要という価値観があり、離婚の時も母親に着いていく子供が大半だったり、こんな事もあって、先日お伝えした日本がハーグ条約に加盟していない理由でもあります。女優の子供だったら母親が家にいる時間が少なくても誇りを持っていられるかもしれませんが、他の職業だったらそう思わないかもしれません。 古いフェミニストの中には、対男性社会として捉えている人が多いのですが、現在、特に制度の狭間にいる世代にとっては、むしろ多種多様なワーキングスタイルに会社や社会がどう対応してもらえるのかが一番切実な問題となっているようです。 ところで、カトリーヌ・ドヌーヴは大女優ですが、現実的なことがよく分かっている人で、時々日本の記者のインタビューに答えると、映画の作品の哲学的な部分に突っ込んだ質問をぶつけてきて、それに真剣に答えてしまう監督や俳優が多いのですが、これは作品上の話ときっぱり分けて話しますし、自分が一般の女性と比べて特別な状況で、働きながら子育てをする女性にエールを送っていました。 国際的な女性になるためには?という質問には、2つの言語を使えれば、より多くの情報に出会えるし視野が広がる、そして、世界で起こっていることに関心を持つことが重要ですとのこと。それはアンテンヌフランスを読見ましょうと言うことでしょうか?

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