クリスチャン・ラクロワが経営破綻へ

フランスの高級メゾン「クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)」がパリの商業裁判所に破産を申し立てた。原因は昨年の世界経済の不況によるものだという。

同社は2008年のプレタポルテの人気は受注が35%ほど急激に落ち込み、総売上は3000万ユーロのうち1000万ユーロもの損失を出していた。

2005年には、仏高級ブランドグループ、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンから米免税店グループのファリックに売却されたが、その後も野心的な展開を行い、ラスベガスとニューヨークに新店舗を出すなどアメリカ市場にターゲットを集中させてきた。ところが、その作戦が裏目に出て昨年の世界経済不況のあおりをまともに受け、今回の債務支払い不能に陥った。

ラクロワの経歴は輝かしいもので、フランスを代表するファッションにも影響を及ぼした。2002年フランス最高の勲章レジオン・ド・ヌールを受賞。2003年、2005年に一新されたエールフランスの制服デザインを担当。2004年にはマドンナのワールドツアーの衣装を手がけた。2003年春夏から2006年春夏までエミリオ・プッチのアーティスティック・ディレクターに就任している。

しかし、ファッション業界にのぼりつめたものの、経営に成功したことはない。ラクロアのトピオル最高経営責任者(CEO)は声明で、同社は22年前の創業以来、黒字化に成功していないと発表している。

近くにパリの商業裁判所が更正法の適用を行うか等の判断を下す予定だ。

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