フランス核実験で人体実験も、、、

フランスが核実験を行っていた事は、日本でも話題に上がったことで、多くの人が知っている事だろう。しかしフランス政府は、被爆者は一人もいないとしてきた。世界中どこの国でも核実験をオープンにして行う国があるわけ無いので、実際何か事故があったとしても、秘匿は難しくないだろう。

しかしパリジャン紙によれば、最近フランスの民間研究所「平和と紛争に関する資料研究センター(CDRPC)」が入手した軍事機密文書では、1960年代初頭アルジェリアのサハラ砂漠で行われた核爆発直後、約20分〜1時間後に爆心へ向け兵士を徒歩で進ませて、穴を掘るなどの作業を命じ、健康状況や心理への影響なども調べていたことが分かった。

この報告書は機密書類だが、モラン仏国防相は本物であると認めて後日、兵士などの被爆の程度を調査しデータを公表すると発言した。近年フランスの核実験による被爆者やその遺族が補償を求めたり、核実験の退役軍人協会などが結成されている。

最近テレビで「不毛地帯」という大本営参謀にいた元軍人の半生を描いたドラマが放映されているが、終戦直後の話というのはなかなか知らされていない。ある大本営参謀で終戦処理を任じされた人の話を聞くと、当時原爆が落とされた広島の状況は全く分からず、この方が現場の被害調査をしたそうだ。その後、急性白血病にかかってしまったが、マッカーサーとの折衝などを行ったという。

米軍は、まず一番はじめに吉原などの赤線地帯(風俗街)を兵隊の性欲処理として接収を要求したが、その後原爆の被害などの日本側の調査など全てを奪っていったという。そのくらい、当時は原爆に関するデータ収集が重要だったかを物語っているだろう。

次の戦争は核戦争だと思われていた当時、独自路線を歩んでいたフランスも例外ではなく、想像を超える非人道的な事が行われていたようだ。

関連記事

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 市民の提案による国民投票は、イタリアやスイスで導入されているが、フランスではなかなか実現されてこなか…
  2. 日本ではシニアの雇用が促進されるよう厚生労働省が様々な施策を講じており、定年の引き上げや継続雇用制度…
  3. フランスには最大40万人の不法移民が滞在するとされ、移民規制の政策は強化される傾向にある。特にフラン…
  4. 今度の衆議院議員選挙は東国原知事の問題で地方分権選挙のような感じになるところだった。今でも橋下知事が…
  5. 2010/10/25

    産休延長へ
    フランスの年金改革のデモの話が大きくて隠れているが、ヨーロッパ議会は産休を延長する法案を採択した。E…
  6. 世界各国の平均寿命は2008年の国連の調査によると、1位が日本82.7歳、次に香港、スイス、アイスラ…
  7. ボルドーはフランス最大のAOCワイン生産地で世界のブドウ畑の1.7%を占めています。年間約6億75…
ページ上部へ戻る