フランス留学フェア2005
フランス大使館及びフランス政府留学局「エデュ・フランス」は10月28日から11月25日(カタログでの表示、プレスリリースでは11月12日~12月3日)の間フランス留学フェアを行います。東京の日仏学院をはじめ、全国の日仏学院やアリアンス・フランセーズで留学に関する説明会が行われる模様です。手元の資料では22の大学、グランゼコール、専門学校など様々な教育機関の担当者が来日し説明を聞けるようです。
記者会見では、抽象的で長いフランス大使のスピーチの後エルメスの社長のフランス留学体験談、パリ第一大学の教授でもありフランス大使館の参事官の説明がありました。日本のエルメス社長の斉藤氏は30年前の話といえ、なかなか興味深い物でしたので後ほどDVDか何らかの形で紹介できればと思います。
特にフランスへの留学が非常に変わったということで、以前では大変多くの機関への書類提出などが必要だったのが現在では一本化したことをあげていました。また、欧州委員会(EU)の関連で大学の単位交換が国際的になったと言うこと、学位に対してアメリカのようなスタイルにしたことなど、フランスの大学と言うよりもヨーロッパの大学であることを強調していました。
2002年以降アメリカへの留学者の増加は減少している一方、1999年頃からヨーロッパ各国の受け入れ留学生が増えてきています。この提供していただいたグラフによれば1994年から1998年の間フランスへの留学者は減少していますが、2002年は2万人以上増えています。フランス語に関してもマネージメントや科学技術などの分野では一部の授業は英語で行われたり、大学や講座の取り方によっては全ての授業を英語で履修することも可能だそうです。フランスのエリート教育機関であるグランゼコールでも高等数学などの試験を受けなければならずフランス人同等の高度なフランス語能力がない限り入学することは難しいかったのですが、書類選考などにより緩和されているそうです。
現在半年以上滞在している日本人留学生は1780名でそのうち350名が語学留学、半年以下の短期留学はほとんどが語学留学だそうです。マネージメントでは1クラス50名の授業のうち半分が留学生で、またその半分がアジア圏の生徒だそうです。