ミッテラン文化相、買春で辞任要求される

故ミッテラン元大統領のおいミッテラン文化相が現在小児性愛の疑いをかけられ、野党から辞任を求められている。

ミッテラン文化相は、2005年に自伝的な小説「ふしだらな生活」を発刊したが、その中でタイやインドネシアで「金を払って少年と関係を持った」との記述があり、買春の疑いがかけられているのだ。

小説では買春行為について「道徳的にいけないとわかっていることだが、胸が熱くなるもの」と表現している。ミッテラン文化相はこの騒ぎについてテレビ出演し、買春行為を認めたものの、相手は青年だったこと、小説にはフィクションが含まれており、小説に書かれたことすべてが真実ではないこと、また小説は文学として扱われるべきとコメントした。

当時から小児性愛の疑いがかけられていたものの、小説発売当初はこれほどに社会問題とはならなかった。今回、この問題が再浮上したのは、30年前のアメリカでの少女淫行疑惑で拘束されている映画監督のポランスキー氏を擁護する声明を発表したことがきっかけ。社会党がミッテラン文化相に対する非難をはじめ、辞任を求めている。

執筆と政治を同時に行うことが難しいといわれるが、石原東京都知事のように優れた文学作品を残す政治家もいる。文学の中身が道徳的観点から逸脱したときに問題となるのだろう。ミッテラン文化相が逃げ切れるのか、見ものと言えよう。

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