中国工場を閉鎖しフランスへ

ここのところ中国にあった製造工場を閉鎖し、フランスへ戻ってくる企業が出てきている。

中国では人件費が安いことから、経費削減を狙い工場を移転するものの、生産ラインにのせるまでにいたらず、引き払ってしまうのだという。

その原因となるのは、やっぱり人の部分。製造ミスや納期が遅れるなどミスが続くうちに、結局は余計なコストがかかってしまうのだ。船で送られる予定のものがフランスへ届かず、航空便で手配することになった。船で送られてくる納品物が、パッキングが不十分だったために水に浸かって使い物にならなくなってしまった。そんな経営者の嘆きは続く。

2009年は50社が中国からフランスへ戻って工場をやり直したという。

フランスでは機械の導入を進め、人件費を抑えるように工夫。もちろん、それでも新規雇用がいくつか生まれる。

中国への工場移転ラッシュがあった時、こんな人為的ミスに泣くことになるだろうと何となく想像できたのはお隣の国、日本人なら少なからずいたのではないか。中国の目覚しい経済成長は世界経済をリードすることになるかもしれない。とはいえ、高い労働力を提供できるかは定かではないということだろう。

関連記事

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 幼児にテレビを見せてもいいのか、悪いのか。年少者を育てる親なら誰もが悩むテーマだが、どんな育児書でも…
  2. 日本でも年金受給年齢が65才に上がったが、ヨーロッパでも受給年齢を上げる案が出てきている。フランスは…
  3. 次世代原子炉が元凶フランス原子力最大手のアレバが経営難に陥っています。 全世界の従業員の1…
  4. 日本ではシニアの雇用が促進されるよう厚生労働省が様々な施策を講じており、定年の引き上げや継続雇用制度…
  5. フランスの税金が安いという印象はないが、フランス国債が格下げの危機にあり、フランス大富豪連合は、高額…
  6. 壊滅が予想される自民党と追い風だけどちょっと不安な民主党の選挙戦を巡り、財源問題がよく槍玉に挙がって…
  7. アメリカの国債の格付けをスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が最高のAAAから一段階引き下げたこ…
ページ上部へ戻る