仏人少女、奇跡的に救出
コモロ沖合で起きたイエメン航空機の墜落事故の追悼式がフランスで行われた。サルコジ大統領や閣僚、パリ市長が参列した。
今回の悲劇から奇跡的に救助されたフランス人の12歳の少女も帰国した。少女は残骸につかまりながら海上で12時間も漂流した。顔の擦り傷や鎖骨の骨折はあるものの、命に別状はない。事故で母を失っており、精神的なショックもみえ、多くは語っていないという。
一方、コモロでは機体や遺体の捜索が行われているが、必要な設備が整っておらずフランス、アメリカに協力依頼を出す予定。現状のところは地元のアマチュアダイバーが海に潜って探ってはいるが、何も見つかってはいない。
今回の事故は、パリ発イエメン経由モロニ行きのエアバスA310で、乗員乗客153人が搭乗していた。