仏大統領「怒りっぽいけど立ち直り早い」、ウィキリークス暴露

WikiLeaks(ウィキリークス)がアメリカの秘密外交文書を暴露したことが世界中で物議を醸している。

ウィキリークスとは、匿名による政府や、企業、宗教に関わる機密情報を告発するウェブサイト。2006年にスタートし、各国のジャーナリスト、ベンチャー企業の技術者、反体制運動家などによって運営されている。サーバー運営費用や裁判費用などの必要経費は寄付金からまかなわれ、活動自体はボランティアからなる。

今回問題となっているのは25万通にもおよぶアメリカの外交公電やイラク、アフガニスタンでの内部記録がそのまま公開されたことだ。そして、その内容が各国の報道機関にも同時公開され国際問題へと発展した。

情報にはアメリカが外交上各国とどのような視点で向き合っているかも生々しく暴露されており、フランスも例外ではない。

フランスは特にサルコジ大統領についての暴露が話題を呼んでいる。「サルコジ大統領の親米感情は本物だ」「怒りっぽいが立ち直りが早い」など、分析は個人の性格にまで及ぶ。また、サルコジ大統領の夫婦関係に言及したものもあったという。そして、その政治手腕については「かつてないほど大統領に権力を集中させている」と記されている。

もちろん、サルコジ大統領も言われっぱなしではいられない。これらを暴露したことに対して「無責任の極み」と発言している。

問題となっているウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジ氏は、現在国際指名手配中。インターポールでも緊急度の高い指名手配人物となっているが、こちらも事情は複雑だ。

アサンジ氏は7月にもアフガニスタンに関するアメリカ軍の文書を公表。アメリカに辱めを受けさせたわけだが、その1ヶ月後に婦女暴行容疑が生じた。指名手配になっているが、本人は陰謀だと主張。また、世間でも、多くの情報を持つアサンジ氏の口封じではないかと言われている。

アサンジ氏は潜伏を続けているが、捕まったとしても、一度暴露された事実は取り戻せない。各国の頭痛はしばらく消えることはなさそうだ。

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