危険な犬には飼育許可が必要

フランスでは2010年に入り、新しい制度の導入が始まっている。先日はシニアの雇用促進についてお伝えしたが、今回はペットの飼育許可制度についてお伝えしよう。

新しく始まったのは、危険な犬を飼育する際に、飼い主が許可証を取得する必要があるというもの。取得するには犬の音や周囲への反応を観察したり、身体検査、さらに飼い主が特別講義を受講することが条件となる。

マスティフやピッツブルなど危険とされる犬は推定30万匹以上もフランス国内に存在する。危険とされる犬種は他にも、アメリカンスタッフテリアやロットワイラーなどで、最近は日本でも珍しくなくなってきた品種だろう。

ちなみにこのマスティフは、アジアからイギリスに伝わった犬種でその歴史は古い。ローマ軍がイギリスに侵攻した際もローマ軍と戦ったとか、ローマ軍が連れて帰り闘技に使用したそうだ。もともと闘犬、番犬なのだから、ある程度危険でないと意味はないのだろうが、そんなこと現代社会では通用しない。ペットとしての安全性が一番で、犬としても時代に応じて扱われ方が全然違うものである。

さて、飼い主はこの許可証を得るのに250ユーロのコストが必要となる。もちろん、罰金だってしっかりあって、許可証なしに飼育した場合は、4000ユーロ近くの罰金がかせられる他、3ヶ月の禁固刑もありうる。

関連記事

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. まぐまぐ!プレミアム:フランスジャーナルよりフランスはカトリックの国のため、日曜日は休息日と…
  2. フランスの税金が安いという印象はないが、フランス国債が格下げの危機にあり、フランス大富豪連合は、高額…
  3. 日本でも赤ちゃんポストの設置が議論をよんだことがあるが、これは出産後母親が育児放棄をしてしまう事で不…
  4. 2010/10/25

    産休延長へ
    フランスの年金改革のデモの話が大きくて隠れているが、ヨーロッパ議会は産休を延長する法案を採択した。E…
  5. 数年前にフランスのニュース専門局LCIのキャスターMelissa Theuriau(メリッサ・テュリ…
  6. フランス映画祭2019「アマンダと僕」で来日中のミカエル・アース監督にインタビューを行いました。 …
  7. 今度の衆議院議員選挙は東国原知事の問題で地方分権選挙のような感じになるところだった。今でも橋下知事が…
ページ上部へ戻る