AntenneFrance、特定非営利活動法人へ
メールマガジンから始まったフランス情報発信源のアンテンヌフランスが特定非営利活動法人生まれ変わって、未来の日仏文化交流を目指します!
1997年に創刊されたフランス情報を紹介するメールマガジンAntenneFranceはNPO法人(特定非営利活動法人)アンテンヌフランス(東京都港区、代表理事中津川昌弘)を設立しました。同時に会員組織としてClubAntenneFranceを発足し、数々のプロジェクトを実現していくために体制の強化を行います。
■文化は経済の触媒
遠く離れた両国の文化の交流において、もっとも効率的かつ効果的な方法として、エンターテイメントやメディア関係の流通を促進させることが、より深い文化交流につながり、やがて経済的なつながりも強化されると考えています。現在資本主義社会としては、文化といえども経済的な側面を無視することは出来ず、経済的に成功することもその文化が輝く一つの重要な要因だと考えています。特定非営利活動法人AntenneFranceは、文化、経済の多岐にわたって日仏の交流・相互理解を深めていくことを目的に活動を行います。
■未来の日仏協会
日本には歴史ある日仏の交流ための団体が数多く存在します。日本でのフランスに関する情報や文化の流通に大きく寄与されたことは言うまでもありません。しかしAntenneFranceは高尚なフランス文化や歴史を紹介するということに力を注ぐよりも、明確な意志を持ってサブカルチャーにスポットライトを当てていきます。現代の若いフランスを見るための仕掛けであり、装置となっていこうとしています。AntenneFranceは新しい日仏協会とは敢えて言わないことにしましょう。日仏の未来を創るために出来た協会と言えるでしょう。
■Low Culture(←→高尚な文化-High Culture-)
AntenneFranceが当初から行ってきた、フランスおよびフランス語圏のテレビ番組や映画作品や音楽などの日本への紹介、プロモーションやディストリビューションを引き続き行います。すでに開始しているrfi musiqueのインターネットストリーミングライブ放送のほかにも、フランスのショートフィルムやインディーズ作品の紹介、スクリーニングパーティーなどを企画しています。また、企業向けサービスとしてビルのロビーへの展示物に現代アート作品などの紹介・斡旋から、フランス文化の増殖を目指しています。
■新たなメディアとして
フランスから発信されているヨーロッパのニュースを紹介していきます。日本での国際ニュースはどうしても英米中心の視点で構成されています。このことが視野を広めるつもりが新たなステレオタイプを生み出していると考えています。AntenneFranceはフランスからの情報をお送りし、海外に対する情報源や価値観をより豊かにしていくでしょう。
さらに、フランス系の企業からのニュースリリースや製品情報を日本に紹介します。メールマガジン読者は日本国内での「フランス好きマーケット」へ訴求力を持っています。近日のアンケートから読者の約80%が「フランス製」に特別な意味を持つと感じ、同様の製品であれば「フランス製」を選ぶという人が50%を超えています。
■Parisオフィス
パリに設立した連絡事務所との連携により、一般的な情報収集のみならず、個別の対応も行える様になりました。フランスでのアテンド業務やフランス市場や動向の調査、フランス企業と日本企業とのビジネスのセッティングなどを有料にて行います。
■ClubAntenneFrance
協賛企業を募り、協賛企業の製品やサービスの紹介します。ClubAntenneFranceでは会員証を発行し、会員向け優待販売やClubAntenneFrance向けサービスを提供していただきます。
これら一つ一つの活動を通して、日本の中で体験できるフランスをより充実したものにし、日本でのフランスコミュニティーの強化を図っていきます。
■資料
AntenneFrance
AntenneFranceはその前身団体のICHIBANDORiを含めると1995年よりホームページなどインターネットを利用してフランスのメディアを紹介しようとして生まれました。その後、フランスのメディアと提携したり在日のフランス企業やフランス人との協力により、固定化されたフランスのイメージとは離れて日常的な情報を紹介してまいりました。
TMF日仏メディア交流協会と地域交流、経済やメディアに関するプロジェクトを協力、フランス大使館文化部のフランス音楽情報メールマガジン発行、フランスをテーマにした新雑誌の企画・記事提供、新聞社へのファッション情報の記事提供、フランスの音楽専門ラジオ局の日本でのインターネット再放送などのプロジェクトを行ってきました。