フランスの旅行は、宇宙か欧州か?

今スペースシャトルが打ち上げられて、帰還しようとしている。昔なら衛生生中継なんて事もあったが、今では忘れられた存在なのか、もう新しいニュースではなくなってしまったのか、お約束の耐熱パネルの問題で帰還が延期もされたがニュースであまり採り上げられていない。
そんな中でスペースシャトル型の宇宙船は新たな話題を振りまこうとしている。エアバスの親会社にあたるEADS(European Aeronautic Defence and Space Company,欧州航空防衛宇宙社)は宇宙旅行事業を参入しようとしていて、2012年頃のサービス開始に向け宇宙旅行船を開発に着手する模様だ。
このプロジェクトはアストリウム(Astrium)と言い、4人乗りで高度100kmを約3分間の無重力状態を体験でき90分間の弾道飛行が体験できる。料金はおよそ15~20万ユーロ(約2500~3300万円)と比較的低予算で宇宙旅行が可能となる。(ロシアのソユーズは約30億円)どの滑走路からも離着陸可能で収益性の高いシステムを計画しているという。しかし既に競合もおり、アメリカのスペースシップ、ヴァージン・ギャラクティックなど話題も大きい。
そんな中でエアバス自体もルブルジェの航空ショーで339機を受注したという。(仮受注も含む)対するアメリカのボーイングは46機を受注と大幅に差が開いた感があるが、ボーイングによれば、年間を通して受注を受けておりこの航空ショーのみではないと言う。年間を通した確定受注件数では、エアバスは今回の受注を含めて420機、ボーイングは435機とボーイングの方が多い。エアバスは2年連続赤字を払拭したい考えだが、だが今年も大幅な赤字を計上する見込みだ。
今回の航空ショーでエアバスに受注したところでは、中東が目立つ。このところの原油高上昇を受けて、オイルマネーは活況のようで、飛行機だけではなく船も買ってしまう。豪華客船「クイーン・エリザベス2世」をアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国政府の投資会社イスティスマルが1億ドル(約120億円)で購入した。先日バーニーズ・ニューヨークの購入で話題になったばかりだ。
さて、エアバスが好調だとしても、旅客業界は更に厳しくなっている様だ。6/10に新しいTGV路線(TGV東線TGV-Est)が開通した。今まで4時間かかっていたパリ-ストラスブール間が2時間20分に短縮される。飛行機では1時間程度だが、テレビ局による実際の時間測定によるとほんの数分飛行機が速かっただけで、料金や環境に与える影響を考えるとTGVに分があるとしていた。
ヨーロッパの高速鉄道網はどんどん拡大し、スペインのバルセロナからハンガリーのバルセロナまで拡張する計画で、ドイツのICEと相互乗り入れが同日開始された。ドイツ国境近くのストラスブールでは2つの路線が設置され、パリ-ミュンヘン-ウイーン-ブタペストを繋ぎ、もう一つはバルセロナ-リヨン-フランクフルト-ハンブルクを結ぶ事になっている。

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