肌のホワイトニングで深刻な障害が発生
日焼けマシンで肌を黒くしようとする人もいれば、薬品を使って肌を白くしようとする人もいる。
フランスではアフリカ系黒人の女性の20%が、肌を白くするためのホワイトニング用薬品を使用しているとされている。この薬品だが違法な成分が含まれているものも多く、肌がただれるなど深刻な被害を受けている人も出始めている。この被害をうけて、アンチ・ホワイトニングのキャンペーンがパリでは行われた。
肌を白くしようとするアフリカ系黒人の女性には、世界的スターのジャネット・ジャクソンやビヨンセなど肌の明るめの黒人女性への憧憬の念が含まれているが、根底にはもっとダークな心理が存在するようだ。フランスへの同化、人種差別された経験からのトラウマを抱え、肌を白くすることへの強迫観念は一種の精神疾患とも扱われている。