AntenneFrance

サイエンス image

フランス、ワクチンパスの提示義務廃止を検討

カテゴリー: サイエンス | 公開日: 2021/10/9

新型コロナウイルス感染症の感染者の数は大幅に減ってきています。
政府はワクチンパスの提示義務の緩和には慎重な姿勢を見せています。
一応提示義務の期限は11月15日ですが、
それ以降も全国的な対策が取られるだろうということです。

ワクチンパスの提示義務は11月15日まで続きますが、その後はどうなるのでしょうか?
スタジアムやテラス席など場所によって解除される可能性があります。

科学諮問委員会の助言に従って、今のところ規制緩和には慎重です。
ワクチンを接種していても、感染のリスクはあります。
これから寒くなってきますし、ワクチンの効果も低下してきます。
そのため再び感染拡大が起きる可能性があり、警戒が必要なのです。

しかし感染状況は改善しています。
そのため47県で学校でのマスク着用の義務がなくなりました。
10月11日からは更に21の県の学校でマスクを付けなくてもよくなります。

こうした傾向を受けてもう規制を一斉に解除してもいいと主張する専門家もいます。
ある一定の感染者数を下回った段階で、
例えば一週間で人口10万人中50人以下になったら、
全ての規制を解除し逆に増えたら規制を即設ければ良いと言います。

現在77の県で人口10万人中50人以下になっています。

フランスメディアの関連記事

関連記事

フランス、新型コロナの緊急事態、ヘルスパスの2022年7月までの延長が可能に
サイエンス

フランス、新型コロナの緊急事態、ヘルスパスの2022年7月までの延長が可能に

フランス、新型コロナの緊急事態、ヘルスパスの2022年7月までの延長が可能に 金曜日にフランス議会で採択された新しい「健康警戒」法案は、当局が来年7月まで健康パスの要件を実施することを可能にし、「健康緊急事態」も来年7月末まで延長する。 11月15日までは、新型コロナテストの陰性証明書、完全なワクチン接種の証明書、回復証明書からなる健康パスが2022年7月...

フランスがコロナ非常事態を終了、科学評議会を解散
メディカル

フランスがコロナ非常事態を終了、科学評議会を解散

フランスがコロナ非常事態を終了、科学評議会を解散 フランスでは日曜日、コロナに関する科学委員会とワクチン戦略運営委員会に代わり、健康リスクを監視・予測する新しい委員会が設立され、パンデミックの始まり以来課されていた緊急事態に終止符が打たれました。 https://youtu.be/z7qMFiJW0Zw コロナのパンデミック時に政府が依存していたこの...

新型コロナで学校に戻る:改訂された健康プロトコルにより教師が心配
ニュース

新型コロナで学校に戻る:改訂された健康プロトコルにより教師が心配

新型コロナで学校に戻る:改訂された健康プロトコルにより教師が心配 今週1月3日(月)には、学校へ戻る時期です。2週間の年末年始の休暇を終え、1250万人の生徒が学校に戻ってきます。これは、極めて感染力の強い変種「オミクロン」の波が押し寄せている最中です。政府によって見直された学校保健プロトコルにもかかわらず、教師たちはこの状況に不安を感じていると言います。 ...