フランス西部のヴァンデ県
フランス西部に位置するヴァンデ県は「ヴァンデ・グローブ」という単独無寄港無補給世界一周ヨットレースが開催される事で世界的に有名です。2024年はイベントが目白押しです!
来日ゲストの個別のインタビューやメッセージはスマホアプリLaFranceTVで順次公開中です。ダウンロードしてご覧ください!
世界で最も過酷なヨットレース
ヴァンデ・グローブは世界で最も過酷なヨットレースとして知られています。ヴァンデ県のレ・サーブル=ドロンヌをスタートし大西洋を南に下り南極を一周して、レ・サーブル=ドロンヌに戻ってくるのです。
完走率は60%以下で、完走出来るかどうかは運次第といえそうです。さらに、出発したら、寄港することも出来ず、食料などの補給も出来ないそうです。今までの最高記録で74日もかかるレースですが、120日以上かかってゴールする選手もいるそうです。
日本、アジアで唯一の選手、白石康次郎さんによれば、スポンサー企業の目指すところによる戦略が左右するそうです。
つまり優勝を目指すチームは、積む食料を極力減らし破損や故障に備えた装備は用意しないそうです。これにより船はより軽くなりスピードを出せます。しかし万が一トラブルに見舞われた場合は、リタイアするそうです。
逆に完走するだけでも名誉なこの大会です。だから完走することを目指すために、十分な装備を積み挑む選手もいます。例えば、ポストなどが折れたことで海上で1週間修理をして、再開しゴールした選手も多くいるそうです。
ヴァンデ・グローブは4年に1回開催され、2024年11月10日第10回大会が開催されます。オリンピックイヤーと重なり、記念すべき10回大会となったことで、今回は最大級のイベントになるそうです。
レース出発時には200万人が集まるそうで、パーティーなども開催されるそうです。船上で出発を祝うプランやプロのスキッパーによるライブ解説、寄港時の出迎えイベント、企業向けの体験プログラムなど様々なプランも用意されています。
ヴァンデ県
さてヴァンデ県はナントとボルドーの間にあるフランス西部の県です。
6キロにわたる海と陸の狭間にできた半島「アルセー岬」、満潮時には消える海の道「パッサージュ・デゥ・ゴア」。塩田でも有名な「ミモザ島」など海の著名な観光地がある所です。
また、海の幸も豊かです。特に漁港のサン・ジル・クロワ・ド・ヴィの鰯は有名で「素晴らしき味覚の地」に登録されています。オイルサーディンの産地としても有名です。白石康次郎さんは、アルファー米の上に、このオイルサーディンにマヨネーズをかけた丼を船上で食べるのが大好きだそうです。
ル・ピュイ・ド・フーという年220万もの人が訪れるヨーロッパの歴史テーマパークがあります。中では中世のバイキングの野外劇や豪華なダンスショーなどが行われています。
来日したゲスト
ギヨーム・ジャン(ヴァンデ県議会第1副議長兼ヴァンデ・エクスパンシオン会長)
カレン・アレトリュ(ヴァンデ県観光局局長)
ローラ・ル・ゴフ(ヴァンデ・グローブ )
ゲスト
白石康次郎(DMG MORI)
桐ケ谷覚(逗子市長)、松尾崇(鎌倉市長)、山梨 崇仁(葉山町長)