AntenneFrance N.121

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                                   n.121
                        A n t e n n e F r a n c e
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                         S O M M A I R E
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         r f i m u s i q u e
       1◆日本から見たフランス
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         L E P E T I T B O U Q U E T
       2◆ブリュッセルの選択
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         I N F O R M A T I O N
       i◆AntenneFranceについて
        _____________________________
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┃1┃日本から見たフランス(4)
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 今年は幸いなことに、新しいタイプの映画を見ることができた。「ペダル・ド
 ウース」、「ディディエ」そしてハリウッド調のバイオレンス映画として大当た
 りした「ドーベルマン」。私の日本人の友人達は「ドーベルマン」がフランス映
 画であることに驚いた、としきりに言っていた。「タクシー」は日本で大きな成
 功を収めたリュック・ベッソンがプロデュースしている。ただ、彼の成功とはハ
 リウッドでの経歴以降のことだが。
 それでも、“ベッソン特集”などとタイトル付けされる映画のキャンペーンで、
 日本の観客たちは、80~90年代にヒットした重要なフランス映画に出会うこと
 ができる。「le Pere Noel est une ordure」「Tchao pantin」「la Vie est un long
 fleuve tranquille」などである。
 毎年6月に横浜でフランス映画祭が開催されている。フランス映画の新作を上映
 し、(フランスでの公開より 1,2 年遅れてはいるが)俳優や監督も会場に姿を
 見せる。この映画祭は日本の市場へのフランス映画浸透につながり、日本の観客
 たちも60年代以外のフランスの映画を評価するようになるだろう。
 (つづく)
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┃2┃ブリュッセルの選択
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 あなたも、わたしも、今、いたるところで、電話、ファックス、電子メールで、
 政府の、企業の、特に個人の、「新語」を使うかわりに、AK47(ライフルの
 型)、クリントン、マルコムXといった不作法な言葉を用いると、あらゆるコミュ
 ニケーションは盗み聞きされ、読まれている。
 「エシュロン(電子盗聴システム)」は、冷戦中の東と西の不信感の増大をさら
 に明らかにする。きのう「自由」を宣言した世界は、今日すでに「不信」に置き
 換えた。
 スパイが問題になるとき、その存在を認めるのを恐れて、ほのめかしやナゾのこ
 とばが使われる。そうしなければ、エシュロンにじゃまされるからだ。いたると
 ころのマタハリ(オランダのダンサー、第一次世界大戦中ドイツの女スパイとし
 てフランス軍に処刑された。英語をたやすく読むソフト。ここでは単にスパイ)
 は、自分たちの不道徳な計画に好都合とはいえない公共の場所を恐れる。
 「時の権力」は「赤の危険」から盗聴をすべて正当化しているのだが、この権力
 がすみやかにもう秘密ではないとサインすると、聞いてはいけないことを聞いた
 人たち、彼らが聞いたことは、もう国家秘密ではなくなる。そしてはばかること
 なく口にだせるようになると、なんらかの自由が犯される。
 さらに、盗聴された人たち、偉大な「味方」からありがたくも自分たちに提供さ
 れた情報が利用できることを知っていた人たちは、一方で固有の「耳」をもって
 いる。それがこの分野の法則だ。水をかけられるスプリンクラー、しかしテレビ
 の大画面が同時に映し出す彼らが見せたい「優良」とされる世界の底の、塩辛く
 て緑がかっていても、この水をだれもが必要としている。
 ヨーロッパ議会が、オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランドの権
 限内で開発されたこの「強力横取りマシン」の存在を認めた今、隠し立てする状
 況ではないのだが、アメリカのNSA(国家安全保障局)、ようするにこのプロジェ
 クトの支配者が、アメリカの商業的利益のために、この盗聴の恐るべき能力を利
 用したのではないと声を大に主張したので、事情は複雑だ。
 だれも騙されはしない。むしろ、確かに自由に対して打撃を与えたのだからその
 結果を引き出し、アメリカとイギリス間の危機からくる緊張をやわらげようとし
 ている。
 エシュロンは、インターネットを介したあまりに透明なコミュニケーションの海
 に1石を投じた。暗号法を介してのコミュニケーションの安全をはかりつつ、機
 能を妨害すべきだと決めることでヨーロッパ議会はそれぞれ意見が一致してい
 る。
 ところで、この暗号法は、アメリカ人であることを条件につねに個人と企業を守
 ることを気遣っているアメリカにだけ存在する。つまり、国境を越えればNSAは、
 自分の国では持っていない権利を保有することになる。国家のために近親相姦的
 な愛に燃えているアメリカの企業は、すでにあらゆるところに広まっているソフ
 トウエアをもっとたやすく浸透させるためにソフトを改善しながら、国家の仕事
 を助けているように見える。
 アメリカなどの国が、この部分を容易にすればするほど、フランスのように欧州
 議会との関連で、この件については厳しく追求される国は、マフィア的犯罪やテ
 ロリスムに手を貸すのを恐れて、アメリカ式方法を一般に広める傾向はなくな
 る。しかし、企業を野放しにする危険、とくに秘密を暴かれる犠牲者となる危険
 を犯すことになる。国家は個人の権利を守る権利があるという意味での権力国家
 であるのに、アメリカの方法をみとめたら、どうしても原則として罪の意識をさ
 けられないのではないか。ジョスパン首相は、方針をただすべきだと主張する。
 一方エシュロンは、世界貿易機構での交渉の失敗によって、すでに冷ややかに
 なったアメリカとヨーロッパの関係にさらに水を投げた。ヨーロッパの目立ちた
 がりのせいで、国際通貨基金の専務理事に欧州復興開発銀行のケーラー総裁の就
 任が決まっても、世界銀行はアメリカが統制している。NATO同盟国間の防衛計画
 をめぐる討論も、まったく功を奏さない。アメリカは、あらゆる手を尽くして
 NATOにこのエシュロンを受け入れさせようとしている。とくに安全対策本部は、
 安全とコミュニケーションのメカニスムを共有している。エシュロンは、歯ぎし
 りしているフランスだけでなく、他の同盟国も安心させることはできない。
 
 最後に、オーストリアの政治的難局、ドイツキリスト教民主同盟の乱脈、具体的
 な改革をという欧州議会委員長に向けられた非難のただ中にあって、エシュロン
 はすでに引き裂かれている「連合」の緊張をさらに悪化させる。イギリスは、制
 度の改革と来るべき拡大に備えてのかつてないほどの連帯にたいして、あまり忠
 実とはいえない。エシュロンを認めさせようとするであろうブレア首相、騒ぎを
 楽しもうとする、ヨーロッパ連合をそれぞれの立場から中傷する人たち。ある国
 はイギリスに味方し、ある国は、どうして同盟国の中から歴史的に認められた味
 方を選ばなければならない。スパイは、白日のもとに曝されたらなにも意味はな
 い。われわれ個人としては、「慎みのない」ことばに網をはりめぐらせている閣
 僚の「辞書」にひっかかりたくなかったら、「電子隠語」を考え出すしかないだ
 ろう。
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