シャブリワインアートアワード

ブルゴーニュワイン委員会は、シャブリワインのプロモーションを兼ねたアートアワードを開催し受賞者が決定しました。

ブルゴーニュワイン委員会では、国際的にも同様のアート公募展を開催しています。
今回のアワードは、日本向けに公募され、受賞者も日本人です。

テーマは、シャブリとその土地をテーマにしているので、作品の傾向が大変似ています。
シャブリが牡蠣の化石が土壌となっている土地のため、石灰岩を使った作品や白い作品が多くノミネートされています。

この独特の土壌が、同じシャルドネを使っても、この土地でしか作れない独特の味わいのワインを表現しています。

今回の公募は、立体作品であり、応募時点で20〜45歳であること、ワインが好きである事が条件となっていて、若手のアーティストの発掘にも役立っています。

アワードの審査員は、マスターオブワイン 大橋健一氏、ウェブ版「美術手帖」編集長 橋爪勇介氏、マスターオブワイン 大橋健一氏 ウェブ版「美術手帖」編集長 橋爪勇介氏 STUDIO BYCOLOR 代表 秋山かおり氏、ブルゴーニュワイン委員会となっています。授賞式の模様はLaFrance.TVで公開しましたので、ご覧ください。

ワインのプロモーションにアートを使うというのもフランスらしいと思いますが、フランスはこのようなプロモーション施策が大変上手いです。

シャブリワインとは

シャブリワインは、フランスのブルゴーニュ地方で生産される辛口の白ワイン。口に含むと、ピュアな 印象の奥から白い石灰岩や火打石、濡れた石のようなミネラル感、さらには潮の香りや塩味、中国紅茶に似たスモーキーさがそこはかとなく漂います。こうした唯一無二の風味は、シャブリワインが生み出 されるぶどう畑特有のテロワールや気候など、いくつもの条件が重なり生まれる奇跡のようなものなのです。

堆積盆地にあるシャブリ/CHABLISのぶどう畑

シャブリ/Chablisは堆積盆地の畑です。これは何を意味していると思いますか?ここはかつて 低気圧圏の海だった場所で、次第に堆積物がたまって今日のシャブリ/Chablisの土壌となったのです。

シャブリ/Chablisの土壌は、キンメリジャンと呼ばれます。 「シャブリ/Chablisのぶどう畑は、キンメリジャンという”哲学”しかない」と、ジャック・ファネ/Jacques Fanetは自著「ワインのテロワール/Les terroirs du vin」(アシェット社刊/Hachette)の中で述べています。

キンメリジャンは約1億5千万年前のジュラ紀後期に遡る地層です。シャブリ/Chablisの土壌では、灰色の泥灰土の土壌が石灰層と交互に現れ、キンメリジャン中・後期の泥灰層に特徴的なコンマの形をした小さな牡蠣、エグゾジラ・ヴィルギュラの化石を多く含んでいることがあります。

ところどころで地表に出てきているこの独特な土壌が、まさにシャブリ/Chablisワインの個性、純粋さ、フィネス、ミネラル感を引き出しています。

第37回シャブリワインコンクール受賞銘柄決定

受賞者
受賞者
「息吹」 谷本 めい氏
「息吹」 谷本 めい氏

【グランプリ】「息吹」 谷本 めい氏

気候や大地の成り立ちといった自然の影響を受けながら、人々が悠久の時をかけ大切に育ててきたシャブリワイン。
力強く地に根差すブドウの種と石灰岩の大地をモチーフに、その始まりを表した。

【準グランプリ】「ESPRIT DE CHABLIS」 SAYAKA ASAI氏

シャブリの大地とワインのエスプリ(精神)を伝えるべく、独自の染色法「氷染色」にシャブリワインを用いてブドウ葉
の色の移り変わりを表現。牡蠣の貝を含ませた紙では豊かな土壌を表現した。

【準グランプリ】「PURENESS」URBAN KNIT氏

シャブリワインの透明感、ミネラルや塩の香り、そしてブルゴーニュ地方の自然をイメージ。ガラスと自然石の対比
で、口に含んだ時に感じる爽快な軽さと歴史が織りなす重厚感を同時に表現した。

 

動画

LaFranceTV(YouTube)にて、授賞式、審査員の対談、シャブリワイン・マスタークラス(メンバーのみ)を公開しています。アプリ版LaFranceTVでは、マスターオブワインの大橋健一氏へのインタビューを掲載しています。


Antenne France
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