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プティ・シャブリ 2021 ジャン=マルク・ブロカール

カテゴリー: フランス飲食産業 | 公開日: 2023/8/27

Petit Chablis, 2021, Jean-Marc BROCARD プティ・シャブリ 2021 ジャン=マルク・ブロカール

シャブリのブドウ畑の中心に位置する、1973年にジャン=マルク・ブロ カールが創設した家族経営のド メ ーヌ。息子のジュリアンも合流。 約144haに広がり、そのうち66haはオーガニック認証を受けており、 各 ワインに 独自のスタイルが見て取れる。 土壌 ポートランディアン期の粘土・石灰質 ぶどう栽培 南・南東向き。土地を尊重した栽培 樹齢 30年 醸造 空圧式プレス、デブルバージュ。 温度調節機能付き(18°C~20°C)のステンレスタンクで、 天然酵母に てアルコール発酵。マロラクティック発酵を最後まで行う。 熟成 澱と共に、ステンレスタンクで6ヵ月 熟成能力 2年  

コメント

ジャン=マルク・ブロカールさんは非常にユニークな作り手です。 プティ・シャブリですが、普通のシャブリと間違えるほどです。 シャブリはスケルター(骸骨)という言葉を使いますが、肉付きが無く骨格だけという意味です。 細くてタイトなところに、独特な香りが2つ加わっています。 香りから塩気を感じます。 海からはかなり離れている地域ですが、土壌に塩があったらブドウの樹は枯れてしまいます。 気にかかるストレスから、樹がコハク酸を出します。 このコハク酸を水に溶かすとシジミの汁のような感じになります。 もう一つはアロマティック発酵という乳酸菌による発酵による溶かしバターのような香りが特徴です。 そのため、塩味を感じながらも溶かしバナーのような香りがあり、 北国で作られるので、酸味がフォーカスされたフルーツの香りがするという シャブリの典型的な味わいです。 グリーンアップルの香りで、口に入れるとレモンを彷彿させるような唾液を出させるようなシャープな酸味です。 タイトな風味が余韻に残ります。 動画はYouTubeメンバーシップで閲覧できます https://youtu.be/v6dvgnLt-O8