サルコジ大統領

増税を望む大富豪

フランスの税金が安いという印象はないが、フランス国債が格下げの危機にあり、フランス大富豪連合は、高額所得者への増税を要請した。フランス大富豪連合とはロレアルの創業家や石油産業の最大手トタルやエールフランスKLMの代表など企業代表や個人など16名。
この提言は、富豪などを対象に特別貢献税の創設、節税・脱税のための海外への資金回避などを行わせない仕組みを作ることが必要と説いている。
他の富豪からすれば良い迷惑だろうと感じるかもしれない。ロレアルの創業家とは、一時話題になったリリアン・ペタンクールの事で、サルコジ大統領へ不正献金を行ったと問題になっている人物だ。トタルはスーパーメジャー6社の1つの元国営企業で現在でも政府との結びつきはかなり強い。エールフランスKLMも元国営企業で政府とつながりの深い企業だ。
http://wp.me/puXjI-s7
フランスでの日本と同様、古くから有る産業や企業には何かと有利な体制で、新しい産業の足かせになっている部分が多々多いが、このような提案をしても自分たちには有利になるのでないかと疑問が残る。
実際最高税率を払っている人の所得税収の割合を見ると全体の1~2%程度で、その影響力から見るとかなり小さいと言える。

フランスでバカロレアは絶対か?

日本よりも学歴社会と言われるフランスでフランスの大学入学資格であるバカロレアの合格者が発表され、大学の入学手続きが開始された。不合格者のうち、平均点が8点以下は追試が受けられないが、追試を受けて合格となる。サルコジ大統領も追試で合格した。

一般には大学に進学しないまでも、バカロレアを取得していることが就職に有利だ。大学も理系の方が就職に有利と言うことで、理系のバカロレアを受験する人が年々増えている。日本では理系の女性はかなり少ないが、フランスではそうでもない。

企業の中ではこのような資格の有無で採用を決めていない企業もある。あるスーパーチェーンの採用にバカロレアの有無が判定材料にしていないという。

しかし、この会社でも職種によっては学歴が必要だ。販売部門では資格の有無を問わないが、自身の努力で出世も可能だという。しかし他の部門では資格は無視できない物であるという。

この社長自身バカロレアを取っておらず、小学校の成績は大変優秀で、卒業後働き始めている。それでも最も裕福なフランスのランキングに名を連ねている。想像できるに、頭脳は明晰で、家庭の事情だったのだろう。彼の子ども全員バカロレアを取得しており、大学に進学している。

バカロレアの試験問題がインターネットに流出

日本でも大学入試問題がインターネット上に流出した事件は記憶に新しいが、今度はフランスのバカロレアの試験問題が流出する事件が起きた。ナポレオンが作った全国統一の試験で、フランスの高校生がほぼ受験する。これに合格すれば、フランスの一般大学なら原則的にどこでも入ることが出来る。

バカロレアは試験期間になると必ずニュースになるほどで、特に全員が受けなければならない哲学の試験は出題内容が披露される。いくつかのお題が提示され、4時間かけて記述式で答える。

流出したのは理系の数学の問題で、試験の前日にインターネットに載せられた。犯人はパリ在住の21歳と25歳の兄弟で既に逮捕されている。まだ、どこから問題を入手したかは分かっていない。また、英語と物理の試験問題が流出したとか、その他様々な問題がショートメールで流れているという噂も立っている。

現在の問題は、この流出した問題の得点をどうするか?発表では流出した問題の得点を0として、より易しい2問目、3問目にこの分の得点を加算すると発表している。しかしこれには抗議が多く、より難しい問題を解いたのに加算されず、始めからあきらめて飛ばした人が有利であるとか、1問目だけ再テストすればいいとか、様々な対応策が出されている。特にボーダーラインぎりぎりの人への配慮が難しく、悩ましい問題となっている。

日本の入試テストのように、点数順に合格するわけではないので、実害が無い人も多いだろうが、サルコジ大統領の哲学のテストが落第点だった為に再試を受けたと後々語られる事もあり、デリケートな問題ではある。

フランスでは大学入学に対して比較的門戸が広いと言えるが、大半が脱落してしまうという結果が出ている。1年生の学年末で留年する人が23%、進路変更する人が19%、中退する人が6%と約半数が何らかで脱落してしまっています。

フランスの原子力企業アレバCEO交代

震災による福島原発の事故の影響で、フランスの原子力企業のアレバの名前をニュースでも良く聞くようになった。アレバ(AREVA)は、世界最大のフランスの原子力産業の企業で、フランス原子力庁の一部門であった核燃料を製造する会社コジェマや原子炉製造のフランスの民間企業やドイツのシーメンスの原子力部門などを合併して成立した企業である。公開企業(ユーロネクストに上場)であるがフランス政府が株式の90%以上を保有している。

この6月末でアレバのCEOの任期が終了で、サルコジ大統領との対立が続いていたアンヌ・ロベルジョンは再任しないと見られていた。彼女は、前身企業のコジェマのCEOに1999年に就任し、2000年にアレバのCEOに就任し、現在のアレバを作った人としてフォーブスの世界で最も影響力を持つ女性にランクされている人物だ。

彼女はEPRと言う欧州型加圧水型炉を開発推進した。これは出力が大きいが、低燃費で、防護壁などで安全対策を強化している。開発当時は原発の新規建設は非常に停滞しており、マーケットは殆ど無いと思われていたが、地球温暖化の対策として原発が脚光を浴び、新興国の需要が高まり、世界中で建設計画が挙がっている。中国では原発を100基作るという計画も一時あり、フランスがその半数を仮受注した事もあったほどだ。

彼女は安全な原発、しかし高コストである方針で、フランスの電力会社との衝突や予算オーバーだったりアブダビ原発の契約を逃すなどが取りあげられていた。フランス電力公社(EDF)の会長はサルコジ大統領と近く、再任は無いだろうと見られていた。

アブダビ原発の場合は、韓国電力公社が100億ドルも低い価格で受注されており、敗因の低価格のシステムを開発していない戦略を批判されている。

しかし、今回の原発事故で彼女の安全に関する立場が評価され再任されるのではという見方が広がっていたが、結局再任されず鉱山技師で原子炉事業を担当していたリュック・ウルセル(マーケティング・国際事業担当副CEO)が着くことになった。EDFの意向に沿いやすい人物の起用だと噂されている。

物の見方は多面的で、安全を重視するために高コストという言い方も出来るが、予算オーバーしてしまった言い訳を、責任逃れを含めて安全を重視するためとしたとも言える。意向に会わないから変えたとも考えられるが、10年以上の任期は長すぎるとも考えられる。

AntenneFrance n.434 前に出過ぎですか?大統領の露出時間

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A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e______________ISSN_1881-2597_n.434
S  O  M  M  A  I  R  E  2009/4/11
□前に出過ぎですか?大統領の露出時間

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◆◆
◆◆前に出過ぎですか?大統領の露出時間
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サルコジ大統領というと、セシリア元夫人との離婚騒動やカーラ・ブルーニ
夫人との結婚話など、その私生活でマスコミを賑わしてきたのは周知の通
り。

ところがその私生活以外でもマスコミ露出時間が多すぎるということがフラ
ンスでは問題となっている。

フランス大統領のテレビ放送時間が制限されることは過去なかった。ところ
が、サルコジ大統領になり大統領のマスコミ露出時間が激増。そのため野党
から、大統領の露出が政党間の論争に影響を及ぼしていると訴えが起きたの
である。

実際、首脳会談以外にも与党国民運動連合の党員の前でも演説するなどお話
好きであることは確か。

審議した行政最高裁判所は野党の訴えを受け入れ、テレビ放送の時間に制限
をもうけることとしており、今後視聴覚最高評議会が具体化していくもよ
う。

現在考えられる手段としては、野党の反論の時間を増やしたり、大統領の補
佐官の発言も加算されるなど、とにかく大統領だけが目立つ露出を減らそう
としている。

大統領といえば、政党を超越した存在だっただけにこの決定は異例のケース
となりそうだ。

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