AntenneFrance

暮らし・教育・健康

気温は誰のせいでもない、では誰が支える責任を負うのか

2026/8/11

気温は誰のせいでもない、では誰が支える責任を負うのか

27歳のレミは、映画業界で働いている。この夏、彼はこう自問するようになった。「私たちは、両親が人生を終えたように、自分たちの人生を終えることができるのでしょうか」。6月の記録的な熱波以降、相次ぐ猛暑に強い衝撃を受け、「何をすればいいのか分からない日々」を過ごしたという。仕事にすら意味を見いだせなくなった、と彼はfranceinfoに語っている。28歳の弁護士マリーも同じ思いを抱えている。デモをして…

介護施設の「欠勤率」が公開される国で、家族はもう「良い施設探し」をしなくていいのか

2026/8/10

介護施設の「欠勤率」が公開される国で、家族はもう「良い施設探し」をしなくていいのか

85歳のニノ=アンヌ・デュピュイさんは、かつてオルレアン市の副市長を務めた人物だ。昨年7月、出血のため救急外来に運ばれた彼女は、そのままストレッチャーの上で6日間、5晩を過ごすことになった。入院先が見つからなかったからだ。最終的に彼女は、医師の勧告に反して退院する旨の免責書類に署名し、自宅に戻った。地元メディアの取材に対し、彼女はその経験を「到底許されない」「地獄」だったと語っている。

クルーズ船で運ばれてきたウイルスと、保険で受け取れる薬――フランスの公衆衛生が選ぶ「追跡」のかたち

2026/8/7

クルーズ船で運ばれてきたウイルスと、保険で受け取れる薬――フランスの公衆衛生が選ぶ「追跡」のかたち

8月6日、パリの病院からひとつの報告が届いた。今年春、クルーズ船「MV Hondius」の船内でハンタウイルスに感染した唯一のフランス人女性が、約3カ月にわたる集中治療室での治療を終え、回復期療養施設に移されたという。保健省がAFPに明らかにしたこの知らせは、一人の退職者の女性が生死の境から戻ってきたという安堵の物語であると同時に、移動が自由になった社会がどこまで感染症を追いかけられるのか、という…