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1リットル12〜18サンチームの値下げは、誰の暮らしを軽くするのか

社会

1リットル12〜18サンチームの値下げは、誰の暮らしを軽くするのか

10月24日土曜日、フランスの官報(Journal officiel)に一本の政令が載った。軽油の戦略備蓄を最大1,6 million de m3、約10 millions de barils売却してよい、という内容だ。売却は1月31日まで認められる。政府が狙うのは、10月初めから平均2,3〜2,4ユーロで推移している軽油価格を、1リットルあたり12〜18サンチーム下げることだ。値下がり分は、11…

ポンプの数字、衛星の速度、ゲームの助成金:「公共」の判断を誰が検証できるのか

社会

ポンプの数字、衛星の速度、ゲームの助成金:「公共」の判断を誰が検証できるのか

フランスで軽油を満タンにする人は、10月初め以降、1リットルあたり平均2,3〜2,4ユーロという数字を見てきた。政府統計の数字である。10月24日土曜日、その数字を動かすための政令が官報(Journal officiel)に載った。セバスチャン・ルコルニュ首相が10月初めに発表していた、軽油の戦略備蓄放出の条件を定めるものだ。

警察を調べるのは誰か――重傷の写真家と「破壊者警官」の噂が突きつける、証拠という物差し

社会

警察を調べるのは誰か――重傷の写真家と「破壊者警官」の噂が突きつける、証拠という物差し

25歳の写真家アハメド・Bは、10月17日のパリのデモで大腿動脈を負傷した。告訴状によれば、彼はデモ参加者の手で救急車まで運ばれ、3時間を超える緊急手術を受けて「間一髪で命を救われた」。報道の時点でも集中治療を受けており、脚の機能が保たれるかどうかは分かっていない。弁護士のアリエ・アリミは、傷の原因は警察の「投擲弾の発射」だと主張している。さらに「警察は助けず、歩道で血を流したままにした」とも述べ…

「割れないグラス」と「燻したソーセージ」――フランスは何を守ろうとしているのか

経済

「割れないグラス」と「燻したソーセージ」――フランスは何を守ろうとしているのか

フランスの学校給食で育った世代には、共通の小さな思い出があるらしい。食堂で使うグラス「Gigogne」の底に刻まれた数字を、自分の年齢だと思い込んで読み取る遊びだ。実際には、その数字はグラスを成形した金型の番号にすぎない。子どもたちは工業製品の管理番号に、自分の人生を重ねていたことになる。

4807メートル45センチの山頂から考える:「数字」と「発表」のどこまでを事実と呼べるのか

社会

4807メートル45センチの山頂から考える:「数字」と「発表」のどこまでを事実と呼べるのか

9月17日の木曜日、測量士と高山ガイド32人のチームがモンブランの山頂に立った。山頂には約3時間とどまり、レーダーやドローンなど複数の機器で、1センチ単位の精度の数値を出したという。10月14日水曜日にオート=サヴォワ県の測量士らが公表した新しい公式の標高は、4807メートル45センチだった。

ギターケースの中の猟銃――オーバーニュの中学校銃撃が問う、規律・支援・監視の責任分担

教育

ギターケースの中の猟銃――オーバーニュの中学校銃撃が問う、規律・支援・監視の責任分担

月曜日の朝、ブーシュ=デュ=ローヌ県オーバーニュのラカナル中学校に、14歳の3年生が入ってきた。手にはギターケース。中には猟銃が隠されており、12ゲージの弾薬も複数持っていたという。検察当局の説明では、少年は1階の共用スペースで1、2発を撃ち、廊下にいた校長と女性教員の下肢を負傷させた。その後2階に上がって2回発砲した。最初は女性教員の前で床に向けて、次に人のいる教室の中で撃ち、弾は黒板に当たった…

教育予算の3割は退職した公務員のために——フランスが公費の「行き先」を数え直した日

経済

教育予算の3割は退職した公務員のために——フランスが公費の「行き先」を数え直した日

フランスの2027年度予算案で、国民教育省に割り当てられた額は891億ユーロ(89,1 milliards d'euros)にのぼる。教室、教員、校舎、奨学金。多くの人は、この数字からそうした風景を思い浮かべるだろう。ところが10月13日に政府が公表した予算案の付属資料によれば、そのうち285億ユーロ、つまり32%は公務員年金を賄う勘定に支払われる。内務省でも30%、全省庁の平均で約13%だ。

「全品廃棄」と「眠れない夜」――便利な設備の損失は、誰の帳簿に載るのか

インターネット

「全品廃棄」と「眠れない夜」――便利な設備の損失は、誰の帳簿に載るのか

セーヌ=マリティーム県グラン=クロンヌのIntermarché(アンテルマルシェ)は、電話取材に対し、店内の冷蔵庫と冷凍庫にある全商品を撤去して廃棄する必要があると説明した。理由は「予防措置と顧客の食品安全の確保」だ。同じ地域の別の店舗では、店長が「こんなことは想像すらしていなかった。全品を廃棄するしかない。非常に大きな損失だ」と語っている。この店長によると、温度と冷却アラームを管理するソフトウェ…

痛みを語る人、聞く人――フランスの「告白」が問いかける、共感のあとに残るもの

社会

痛みを語る人、聞く人――フランスの「告白」が問いかける、共感のあとに残るもの

10月11日の日曜日、サン・ピエトロ広場。「アンジェラスの祈り」を終えたローマ教皇レオン14世は、集まった人々に自分の体のことを語り始めた。「医師たちは介入が必要だと判断した。その助言に従い、摘出手術を受けることを決めた」。肺に見つかった結節を、数日中に摘出するという。71歳の教皇は、結節は「早期の段階で発見された」と述べ、安心するよう呼びかけた。

「助けて」と言えない人に、誰が手を差し伸べるのか――ミネアポリスの送迎、フランスの電話勧奨、紅海の沈没船から

社会

「助けて」と言えない人に、誰が手を差し伸べるのか――ミネアポリスの送迎、フランスの電話勧奨、紅海の沈没船から

ミネソタ州ミネアポリスで、ある母親がジュリア・バエスに連絡してきた。頼みごとは一つ。子どもたちを学校へ連れて行ってほしい、というものだった。母親は外国の出身で、外に出ることを恐れていた。バエスはこのときの思いをこう振り返る。「この母親は、あまりにもおびえているから、最善の選択肢は見ず知らずの人に子どもを託すことだと考えている」。

A69の通行料、電動自転車、ロシア産ディーゼル——環境政策のツケは誰に回るのか

エコロジー

A69の通行料、電動自転車、ロシア産ディーゼル——環境政策のツケは誰に回るのか

トラック1台が高速道路A69をトゥールーズからカストルまで往復すると60ユーロ。個人なら20ユーロ。タルン県の森の中、10月のある週末、1000人から1500人がこの数字を掲げて最後のデモに集まった。横断幕には「Brûlons l'A69 pas la forêt(A69を燃やせ、森を燃やすな)」と書かれていた。警察は800人以上を動員し、デモは平穏に終わったが、エコロジー活動家トーマス・ブレイル…

赤字を減らすとき、誰の生活費を削るのか――パリの予算委員会で起きていたこと

経済

赤字を減らすとき、誰の生活費を削るのか――パリの予算委員会で起きていたこと

10月10日土曜日、ジェール県オーシュで開かれていたフランス農村部市長協会の総会に、セバスチャン・ルコルニュ首相から一本の動画メッセージが届いた。内容は、9000の農村自治体に総額5000万ユーロの新たな交付金を配ること、そして最も孤立した339のガソリンスタンドには県庁が個別に連絡し、軽油価格を引き下げられるよう「適した解決策」を提案すること。首相は理由をこう説明している。「住民が少なくても、維…

誰の一票が「普通」なのか——マルセイユの街角から見える、フランスという共同体の境界線

社会

誰の一票が「普通」なのか——マルセイユの街角から見える、フランスという共同体の境界線

1983年10月15日、マルセイユのある街角から、一つの行進が歩き出した。目的地はパリ。参加者たちは「平等と反人種差別」を掲げて歩き続け、やがて全国を巡ってパリにたどり着いた。メディアはこの行進を「Beursの行進」と呼んだ。「Beurs」とは、マグレブ系移民の子どもたちを指す当時の俗語だ。その行進から40年以上が経った今も、当時の参加者の一部は現役で活動を続けているという。RFIの報道が伝えるこ…

2ユーロの抽選券と、休暇という権利ー誰がケアの代償を払うのか

社会

2ユーロの抽選券と、休暇という権利ー誰がケアの代償を払うのか

10月9日金曜日の朝、パリでは一枚2ユーロの抽選券がオンラインで売り出された。慈善団体レスト・デュ・クールが来年4月にカジノ・ド・パリで開くコメディー公演「レ・ザンフリュール」の抽選券だ。当選すれば2人分の入場券がもらえ、50万枚が売れれば最大100万ユーロが集まる計算になるという。コメディアンのジャリが呼びかけ人となり、ルドゥアン・ブゲラバやケヴ・アダムスら人気芸人が出演を予定している。利益はす…

検索エンジンが消えた夜、電気が止まった冬、そして寡婦だけのキャンプ

国際

検索エンジンが消えた夜、電気が止まった冬、そして寡婦だけのキャンプ

夜、タクシーアプリを開いて車を呼ぶ。配達アプリで夕食を注文する。検索バーに今日の天気を打ち込む。こうした行為は、ロシアでは長らく一つの会社に支えられてきた。ヤンデックス(Yandex)――ロシア語圏で最大の検索エンジンであり、タクシーも配送も担う、生活の背骨のような存在だ。

教会で歌われたラップ、消えた手、売られた画像——同じ一週間にフランスで可視化された「拡散」の暴力

インターネット

教会で歌われたラップ、消えた手、売られた画像——同じ一週間にフランスで可視化された「拡散」の暴力

10月4日の日曜日、ヴァンデ県スランのサン=ティレール教会に、スピーカーを持った十代の若者十数人が入っていった。彼らは祭壇に上り、踊りながら、ラッパーBoro 700の楽曲を歌った。歌詞にはトゥールーズ連続襲撃事件の実行犯モハメド・メラと、2015年11月のパリ同時多発テロで有罪判決を受けたサラ・アブデスラムの名前が明示的に登場する。誰かがその様子を撮影し、動画はインターネットに流れた。

プールが閉まった町、チーズの規格が緩んだ町、同じ夏に何が起きていたのか

エコロジー

プールが閉まった町、チーズの規格が緩んだ町、同じ夏に何が起きていたのか

フランス東部ドゥー県ポンタルリエの市営プールが、2026年10月7日から再開時期未定のまま閉鎖された。理由は水不足だと報じられている。干ばつによって市の水資源が日々減少し、危機が深刻化しているためだという。市長パトリック・コントは「プールの利用はポンタルリエの1日当たりの水消費量の1〜2%にすぎない」と認めたうえで、それでもなお閉鎖に踏み切った。住民に「危機が深刻であることを自覚してもらうため」だ…

極右に議長職を渡した日、民主主義は何を手放したのか

国際

極右に議長職を渡した日、民主主義は何を手放したのか

48対29、棄権5。10月6日、ドイツ・ザクセン=アンハルト州議会で開かれた秘密投票の結果だ。全83議席のうち絶対多数を得て州議会議長の椅子に座ったのは、極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の候補トビアス・ラウシュだった。ドイツで極右勢力が州議会議長を務めるのは、1945年以来初めてだという。投票用紙に書かれた名前ひとつが、ヨーロッパの民主主義が抱える問いを、数字として突きつけてくる。

15歳が手を失った朝、フランスは「秩序」の値段を問い直している

社会

15歳が手を失った朝、フランスは「秩序」の値段を問い直している

10月5日月曜日の午前10時半、パ=ド=カレー県ランスのオーギュスト・ベアール職業高校の前には、200人から250人の高校生が集まっていた。県知事の説明によれば、彼らは警察官に石や花火、迫撃砲型の花火を投げ、警察側は規定の警告を行ったうえで介入した。その数分後、2年生の15歳の男子生徒が手を失った。内相ロラン・ニュネは「抗議行動で手を失うようなことがあってはならない」と述べ、国民教育相エドゥアール…

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