フランス雇用回復
今年の第三、第四四半期の失業率が7.6%に下がりました。
契機と雇用が予想よりも早くコロナ危機以前の状態に戻ってきた証拠です。
2020年はおよそ30万人分の雇用が失われましたが、
2021年はおよそ50万人分生み出されるということです。
今はどこも人手不足で、その結果失業率が下がり続けています。
年末には7.6%まで下がることが予想されています。
2008年代の低い数字です。
一番求人が多いのは商業、運送業、家事代行などのサービス業です。
今年1年で51万4千人分の雇用が生み出されました。
世界的な経済活動の再開がその背景にあります。
国の大型支援のおかげで、多くの企業が倒産を免れて、
新たに人を雇い入れる余裕があります。
しかし、こうした状況は長くは続かないと主張するエコノミストもいます。
残念ながら2013年からは8パーセント前後の失業率に戻るでしょう。
若年層とシニア層の失業率が非常に高いままで、
景気回復の恩恵を受けていないといいます。
現在百万以上の求人があり、
その半数近くが無期限契約の雇用だということです。