AntenneFrance N.47

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                                  vol.47
                       A n t e n n e F r a n c e
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                         S O M M A I R E
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         N O U V E L L E
       0◆お知らせ
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         S C R E E N K I S S
       1◆横浜フランス映画祭特集
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       2◆RONIN
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         r f i m u s i q u e
       3◆パトリシア・カース
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       4◆ボネ事件のその後
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       5◆右派はどやって燃えかすに火をつけるのか?
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       6◆アンチョビのマリネ
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       7◆AntenneFrance 姉妹サイト
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       8◆登録・解除・お問い合わせなどについて
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┃0┃お知らせ
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 もうじき始まる横浜フランス映画祭に合わせて、フランス映画特集が始まります。
 その他、情報が入ってきたら随時ご連絡します。
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┃1┃横浜フランス映画祭特集
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  ――監督に注目!
 その2.ジャック・ドワイヨン/ベルトラン・タヴェルニエ
 第7回横浜フランス映画祭にむけてご紹介するフランス映画監督シリーズその2
 はドワイヨンとタヴェルニエです。タイプは違うがどちらもフランス映画らしい
 作品を撮る監督ですね。
 ◇ジャック・ドワイヨン/Jacques Doillon
  上映作品 「少年たち」
  1944年パリ出身。ドラマ的であるよりは、日常のシーンを切り取ったかのドキ
  ュメントっぽいシチュエーションの中で人間の悲劇性や心理、哲学的テーマを
  浮き彫りにしていくのが特色。初期の作品は観念的でけっこう独りよがり的だ
  が、最近は俄然円熟してきた。余談ながら、現在の私生活でのパートナーはジ
  ェーン・バーキン。
  おすすめ作品
  1.ラ・ピラート(84)
    ジェーン・バーキン/マリューシカ・デートメルス/フィリップ・レオタ
    ール/ビデオ=無
    筆者は未見。しかしドワイヨンといえば必ず挙げられる作品で、ぜひ見た
    い。アルマという女性を軸とした、男女入り組んでの複雑な人間関係とか。
    まさにフランス映画的
  2.家族生活(85)
    サミー・フレイ/ジュリエット・ビノシュ/マロ・ゴイエ/ビデオ=廃版
    父親と10代の娘の一風変った自動車旅行。互いに嫌ったりすねたりしつつ
    も結局互いの愛を求めあう。家族って何だろうという問いへの一つの答え
    か。このときのビノシュからはよもや国際女優になるとは予想もつかなか
    った
  3.女の復讐(89)
    イザベル・ユペール/ベアトリス・ダル/ビデオ=廃版
    交通事故死した男の妻と愛人の女の戦い。妻が圧倒的に陰湿で強く、愛人
    を追いつめていく。「女は怖い」を実感させられる映画。底意地の悪さ、
    女の残忍さを演じたら天下一品のユペールがハマリ役だ。原作はドストエ
    フスキーの『永遠の夫』
  4.15歳、無秩序な妖精(89)
    ジュディット・ゴドレーシュ/ジャック・ドワイヨン/メルヴィン・プポ
    ー/ビデオ=廃版
    15歳の少女、ボーイフレンド、その父親の危うい関係。父親役ドワイヨン
    がボブ・ディランをしょぼくれさせたオッサン風で、少女への言い寄り方
    もヘンタイなオッサンしてる
  5.ピストルと少年(90)
    リシャール・アンコニナ/ジェラルド・トマサン/クロチルド・クロー/
    ビデオ=廃版
    愛情に飢えた少年が生き別れの姉に会うため暴挙に出る。酔いどれの母親
    の無責任を責めたくなるぐらい、彼の純情さ、胸の痛みが伝わってくる作
    品
  6.ポネット(96)
    ヴィクトワール・ティヴィソル/デルフィーヌ・シルツ/マリー・トラン
    ティニャンャン/ビデオ=日活
    母親が交通事故死したのだが、幼いポネットには死というものが分からな
    い。で、彼女は素朴に、しかし非常に真剣に考える、死とは何かと。ポネ
    ットが本当に可愛いし、演技とは思えないほど真に迫っている。ドワイヨ
    ンの監督としての力量もスゴイ
 ◇ベルトラン・タヴェルニエ/Bertrand tavernier
  上映作品 「今日からスタート」
  1941年、リヨン出身。ワーナー・ブラザースで広報を担当していたという経歴
  をもつ。63年に「キス!キス!キッス!」を撮っているが、正式デビューと言
  えるのはやはり84年の「田舎の日曜日」だろう。寡作(全7作)で佳作、比較的
  地味ながら、1作ごとに目新しさを盛り込むことも忘れない。その辺に広報のキ
  ャリアが生きてるってことか。
  おすすめ作品
  1.田舎の日曜日(84)
    ルイ・デュクリュー/サビーヌ・アゼマ/ビデオ=廃版
    老いた画家と、その田舎家に集まって来る子供や孫のある日曜日の風景。
    昼間は楽しくても夕方には引き潮のように賑やかさが家から去り、後には
    老人の孤独が残る。印象派の絵を彷彿させる映像が美しい
  2.ラウンド・ミッドナイト(86)
    デクスター・ゴードン/フランソワ・クリューゼ/フィリップ・ノワレ/
    ビデオ=WHV
    天才サックス奏者デイルと、彼に魅せられ彼のために生きようとする男フ
    ランソワの物語。ジャズの世界のけだるさをさらりと描いており、音楽も
    映像も心地いい。フランソワ役のクリューゼがダスティン・ホフマンに似
    てて、健気さが哀れを誘う
  3.愛を求めて 素顔の貴婦人(89)
    フィリップ・ノワレ/サビーヌ・アゼマ/ビデオ=廃版
    時は第一次大戦後。行方不明の夫を探しに来た貴婦人にノワレ扮する少佐
    が心惹かれるが、思いをうまく伝えられず。実は彼女も彼に惹かれていて、
    さらに夫には秘密があってと、ひねりを利かせた大人の恋愛物。ノワレは
    武骨な軍人よりトロいやもめって感じでイマイチ冴えない
  4.ダディ・ノスタルジー(90)
    ダーク・ボガード/ジェーン・バーキン/ビデオ=廃版
    南仏を舞台に、娘と余命いくばくもない父親とが恋人のように仲むつまじ
    く過ごす楽しい日々。これ見てつくづく思ったが、タヴェルニエって絵に
    なる風景を選ぶセンスがバツグンにいい。サントラのジャズもなかなかで
    すよ
                              続く(quittan)
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┃2┃RONIN
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 「RONIN」
   ジョン・フランケンハイマー監督 122分
  物語
   パリ。あるバーに集った互いに素性を知らない、各国の秘密工作のプロ。そ
   して、クライアントとのコンタクトをとる唯一の女性とコーディネーター。
   彼等の任務は厳重な警備を突破しての、ある、スーツケースの略奪。漸く得
   たスーツケースを巡り、今度はその奪い合いが続く。裏切りと破壊。最後に
   目的を達成出来るのは一体誰か・・。
 *タイトルからは、どうしても、オーストラリアで映画を見た時「Ronin film」
  だかいう配給会社のイントロがおかしくて、映画館で大笑いして顰蹙をかった
  のを思い出してしまう。しかし、「フレンチコネクション」や「終身犯」等で
  良質なアクションや人間心理を見せてくれたフランケンハイマー監督と、観客
  動員に欠かせないデ・ニーロとレノ。やはり期待した。
  確かに日本文化に造詣が深いといわれる監督だけあって、「RONIN」の説明も正
  しいし、それを冷戦時代に活躍した秘密工作員達に置き換えたところなどは面
  白い。途中それを象徴するかのように、御丁寧にも四十七士の話まで盛り込ん
  でいる。
  この変の、欧米系の好きな「禅」的静の部分と、かなりの部分を当てているカ
  ーチェイスや爆発シーンとの対照もダイナミックだ。舞台を色々に移しながら
  も、互いを信用出来ない密室殺人的要素。その中でも芽生える友情と恋愛。
  これだけの要素がありながら、何となく見終わってふと、虚しくなってしまう
  のは、要するにあまりに詰め込み過ぎて、全体がぼやけてしまった印象なのだ。
  お利口だったのは、観客にも登場人物達にも最後まで、命を賭けたスーツケー
  スの中身を明らかにしなかった事だ。ここで、実はただの金だったり、情報を
  満載したチップだったり、を見せてしまうと見る側が知らないうちに自分なり
  に理由づけしてしまう。これを避ける事で、より、人間関係や彼等の心境を浮
  かび上がらせることには成功していると思う。
  冒頭で“浪人”の解説をしてくれるのだが、日本人の我々でさえ、本来の意味
  は死語と化している時代。果たして監督の意図をあちらの方々はどのくらい理
  解したのだろうか。
  女性の出番の少ないこの作品。2人の対照的な女性を配しているのも面白い。
  一人はこのところ、「ダロウェイ夫人」や「トゥルーマンショー」でも自己主
  張のはっきりした役処の多いナターシャ・マケルホーン。ここでもクライアン
  トとの連絡係のタフな女性を演じている。
  もうひとりの意外な女性は、嘗てオリンピックで、その華麗な演技で旋風を巻
  き起こしたカタリーナ・ビット。ラストの方で花を添えている。
  それにしても、こんな工作員の方々って実際活躍してるんでしょうか。
  こんなに壊しまくったら、世界のトップニュースになってしまうよね。
                                鳥野 韻子
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┃3┃パトリシア・カース
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 AntenneFrance では、フランスの国営放送局 rfi との提携により、rfi musique
 が毎週お送りするフランスの音楽情報を日本語にしてお送りいたします。
 パトリシア・カースのスタジオ録音されたものとしては5枚目になるアルバム『
 Le Mot de passe (合言葉)』が、前作『Dans ma chair』から2年あまりをへて
 5月18日にフランス及び世界各国約40ヶ国で同時に発売された。
 アルバムに収録された12曲のうち半分以上はヒット間違いなしだろう。『
 J’attends de nous』の詞を書いた歌手ザジなど複数の作詞家とのコラボレーショ
 ンによって、2曲(『Une fille de l’Est』と『Les chansons commencent』)を
 ジャンージャック・ゴールドマン、10曲をパスカル・オビスポが作曲している。
 パトリシア・カースの新作アルバムをアレンジ、プロデュースしたのはパスカル・
 オビスポだが、パトリシア・カース( 32 歳)はそのエモーションや女性的なア
 プローチを世に知らしめることに成功している。
 弦楽器のセクションが電子的なリズム、ピアノやアコースティックギターの美し
 いクラシック音楽、アレンジの全体的な明快さ、これまでのオビスポの作品には
 決して見られなかったゆったりした雰囲気と出会い、パトリシア・カースのアル
 バムは多様性という点で間違いなく 1999 年の大多数のフランス人の好みを最も
 よく反映した作品の一つであろう。
 【インタビュー】
  rfi:
   なぜ今回のアルバムの大部分をパスカル・オビスポに依頼したのですか?
  パトリシア・カース:
   いつものようにしただけです。わたしは美しい曲が欲しくて、レコーディン
   グの1年前に異なる作曲家や作詞家に依頼しました。パスカルは3曲か4曲
   はくれるだろうと思ってました。
   で、彼が何曲か出してきて、わたしが1曲を断ったらまた別の曲をひとつ送
   ってくるという具合で、結局彼は40曲くらい書いたのです。それからわた
   しに与えられたすべての曲の中から選んだら、パスカルの曲が10曲入って
   いたというわけです。
   それでアルバムのプロデュースも彼がすることになり、とくに不都合もなか
   ったのでジャンージャック・ゴールドマンが提供してくれた曲2曲も含むこ
   とになりました。
  rfi:
   フランスでのアルバムの発売日が外国でも同時に発売されるように延期され
   ましたが、あなたはフランス以外の国の観客に大きな関心を持っているので
   すか?
  パトリシア・カース:
   外国の皆さんのためにツアーをしてるんですもの!同時に、世界の40ヶ国
   で発売されるのが誇らしくもあります。過去に出した2枚のアルバムの発売
   日は4月でしたし、今回は日にちを変えたかったですね。
   それに5月はママが亡くなった月なので、良いことがあるのではないかと思
   いました。
  rfi:
   外国では、フランス国内と同じイメージを持たれていると思いますか?
  パトリシア・カース:
   フランスではわたしは他にもいるフランス人アーチストのひとりですが、他
   の国ではしばしば、名を知られている唯一のフランス人アーチストです。
   アズナヴールやブレル、ピアフの世代は別として、同時代のアーチストとし
   ては外国の人々はあまり他のアーチストを知らないのです。彼らにとってフ
   ランスはもっと豪華で、エレガンスやロマンティズムを表すものなのです。
 アルバム『Le mot de passe』(COL 494559 2)についてはwww.rfimusic.comを参
 照。
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┃4┃ボネ事件のその後 (N.500)
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 日刊紙「フィガロ」も、ボネ事件を長期にわたり問題として扱い、あれ以来「ジ
 ョスパンは、シラクを盾に責任逃れしている」といった苛立たしげな発言を取り
 上げている。
 昨日の国民議会で右派から執拗に攻撃されたマティニョン館(Matignon)の借家
 人は、ベルナール・ボネが、1998 年2月7日の「クロード・エリニャック知事の
 暗殺の数時間後」に任命されたこと、そしてこの決定は、首相と大統領の承認を
 受け、内務大臣の申し出により、閣議で行われたことを強調した。
 また釘をさすために、こうも付け加えた。「その責任は、決定を行った者全てに
 あるのだ」対立を修復しようとする必要も、国民議会席での反対の意思表示を挑
 発するような必要も無かったのだ。
 共和国連合(RPR = Rassemblement pour la Republique)のパトリック・デゥヴ
 ェジャンはというと、「首相は、平気で嘘をつくような男だ」なぜなら「国家元
 首が任命を拒否でもしたら、左派は、大暴れしただろう」
 自由民主主義の鐘の音、クロード・ゴオスガンはこう激しく抗議している。「政
 府は、危険なカードを捨てるためにあらゆる策略を使えるようにしているのさ」
 民主の力(Force Democrate)のフランソワ・バイルーは、こうも言っている。
 「『僕じゃないよ。ほかの子さ』という言い方は、ただのゲームの言葉なのだ」
 これは、首相には相応しくない。
 「これは、みんなに受け入られるような時期でも、やり方でもない」かつて内務
 大臣であったジャン-ルイ・デゥブレまでもが、コルシカでの事件における政府の
 「無能力さと数々の嘘」を激しく非難している。これこそ、真の専門家の意見と
 言うものだ。
 マティニョン館(Matignon)=パリ、ヴァレンヌ街にある館。1935 年から首相官
 邸になる。
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┃5┃右派はどやって燃えかすに火をつけるのか? (N.495)
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 4月中旬、コルシカのボネ知事によって結成された保安隊グループ、GPS(Groupe
 de pelotons de securite)の憲兵が、コルシカ島南部の港湾都市、アジャクシオ
 で起こった複数の火事の放火の容疑で逮捕された。
 
 日刊紙「リベラシオン」は、「首相ジョスパンのコルシカの火事による火傷」に
 ついて、その症状を詳しく調べている。ベランジェ通りのこの日刊紙によれば、
 コルシカのベルナール・ボネ前知事を支援していたジョスパンは、首相に任命さ
 れて以来、最も深刻な危機に直面しているらしい。
 
 昨日の国民議会での話しは、なかなか面白みのあるものだった。リオネル・ジョ
 スパンは、爆弾を抱えてやって来たのだった。その爆弾とは、今話題になってい
 る、まさにこの現状を引き起こした、保安隊グループ、GPSの解散のことである。
 
 自由民主主義(DL=Democratie liberale)グループの会長でもあり、またコルシ
 カ議会の議長でもあるジョセ・ロッシにならって、右派は、心ひそかにことの成
 り行きを楽しんでいるのだ。午後3時になると、議会室前のロビーでは、「ただ
 ならぬ盛り上がりを見せていた。
 
 防衛大臣、アラン・リシャールを指導者に挙げる者もあれば、内務大臣、ジャン
 -ピエール・シュヴェヌマンを推す者もいた。ともあれ、議会の開会中、右派が
 有利になるということはないのである」
 
 しかしながら、国民議会の議員らは、「朝食の度に、道徳の話しかしない政府を
 侮辱しようと、どっと集まった」という話もある。リヨネル・ジョスパンは、な
 によりも、今のこの状態が、国家、フランス共和国、政府、そしてコルシカにと
 って耐え難い一撃であることをよく知っているのだ。
 
 アラン・モワーヌ-ブレサン(DL)はというと、勝利の喜びの声をあげている。
 「やっとこれで、ジョスパンともおさらばだ。厳格さと道徳をごちゃ混ぜにして
 しまうあのやり方と。どうせおまえらは、ミッテラン時代からの古い秘密警察の
 やり方を取っておいたのさ」。
 
 日刊紙「ル・モンド」に載っていた、弁護士会会長ソラクロ氏の「県庁は、悪党
 のすみかだ」という言い方を口にする間もなく、ジャン-ピエール・シュヴェヌ
 マンは、「おまえのその言葉を、喉の奥に押し戻してやる」と、怒りをあらわに
 爆発させている。
 
 気持ちを落ち着かせるために、リオネル・ジョスパンは、もう少ししたらきっと
 言うだろう。「コルシカは、論争の対象として最良のものではありません」と。
 確かに!
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┃6┃アンチョビのマリネ
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 Les filets d’anchois marines
 アンチョビのマリネ
 この春、Le Petit Bouquetでは簡単に作れるアントレ(前菜)を4品紹介してい
 ます。それぞれ個性的な料理で、あなたの食卓に普段とはひと味違うお料理をお
 届けします。
 今日お届けするのは『アンチョビのマリネ』です。
 【材料】
  ◇ 生のアンチョビ(*)    500g
  ◇ 大きめのレモン       4個
  ◇ タイム(またはローリエ)
  ◇ 塩(好みで胡椒)
 (*)アンチョビ:かたくち鰯で代用されるといいと思います。
  作業調理:15分
  つけ込み時間:12~18時間
 【作り方】
  ○ アンチョビのはらわたをとって3枚に卸す。
    斜めにしたまな板に切り身をおいて水気をとる。
  ○ レモンを絞ってレモン汁を用意する。
    塩をふって、タイム(またはローリエ)を入れる。
  ○ 大きな皿にアンチョビを平らに並べレモン汁をひたひたにかける。
  ○ ラップをして12~18時間冷蔵庫に入れてねかせる。
 【アドバイス】
  □ アンチョビのかわりにルージェ(*)やいわしを使って下さい。
    あらかじめ小骨をしっかり取り除いて下さい。
  □ タマネギのスライス、パセリのみじん切りを添えてご試食下さい。
 (*)ルージェは日本ではなかなか手にはいりません。
    通常ルージェはいとよりが代用されます。
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┃7┃AntenneFrance 姉妹サイト
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◆◆◆
◆◆◆ICHIBANDORi
◆◆◆http://www.masahiro.net/ICHIBANDORi/
   フランスの音楽や映画などを主に取り扱ったサイトです。
   フランスのテレビ局やラジオ局などの協力のおかげで、色々な情報やビデオ
   クリップなどを見ることが出来ます。
◆◆◆
◆◆◆L’HEXAGONE フランス情報省
◆◆◆http://www.metamondes.com/HEXAGONE/
   フランス旅行中にモバイルでインターネットをする方法、日本で見れるフラ
   ンスのテレビの紹介やその受信方法、日本で行われたフランス関係のイベン
   トに関してなど色々な情報を扱っています。
   フランス関係専門のホームページサーチエンジンも開始いたします。
◆◆◆
◆◆◆フランス・ウェブリング
◆◆◆http://www.metamondes.com/WebRing/
   ボタンをクリックすると、フランス関係のホームページがランダムに表示さ
   れます。新しいフランスのホームページと出会う為にも、このボタンを見た
   らクリックしてみて下さい。
◆◆◆
◆◆◆MelFR@NCE フランス情報メーリングリスト
◆◆◆http://www.masahiro.org/ML/MelFRANCE/
   フランスに関係した情報を交換する為のメーリングリストです。質問などマ
   ナーやルールを守ってご参加下さい。
◆◆◆
◆◆◆映画専門マガジン ScreenKiss
◆◆◆http://www.ScreenKiss.com/
   横浜フランス映画祭で出会った人を中心に AntenneFrance で映画関係の記
   事を書いていた人で作るメールマガジンです。
   勿論フランス映画はご贔屓です。
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  【編集長】      【記事執筆】      【翻訳チェック】
   中津川 昌弘     Philippe BERTHET    秋田 真波
              石川 祐子       
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   金井 千春                  竹田 恭子
                          松山 弥代
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  TMF 日仏メディア交流協会
  INA フランス国立視聴覚研究所
  RFI フランス国営国際放送
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