AntenneFrance N.18

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vol.18
■ フランス人へのおみやげ
 この夏、多くのフランス人がフランスへ帰ったのですが、日本人同様、在日フラ
 ンス人も日本から帰ってくるときに、友人や家族から色々頼まれる。
 日本人がフランスへ、たとえばホームステイなどで行くとき、やっぱり日本の伝
 統工芸品や何か日本を表すようなもの、和紙、着物、箸、など小物や雑貨を持っ
 ていくことが多い。もちろんそれらは、現地のフランス人から人気がある。
 たとえば、「作務衣」というらしいが、青い(インディゴ)の柔道着のようなも
 ので、なんか職人が来ていそうな着物というイメージがある。確かにあのような
 デザインの服は洋服では見かけない。これは、結構喜んで着てくれるそうで、デ
 ザインの物珍しさよりも着心地が良いと言うことがポイントかと感じる。
 箸も含む置物系の小物、これは確かに喜んでくれるが、毎日着てくれるような服
 と違って、置いてあるだけなので実感がわかない。実用的な物として、非常に薄
 型の電卓をあげたことがあるが、これは機能を説明するのが大変で止めておけば
 良かったと思った。
 今回のテーマは、日本人がどんな物を送ったらよいかではなくて、在日フランス
 人がフランス人へ何をおみやげにするか、帰国時にどんな物を頼まれるかと言う
 ことだが、一体どんな物を頼まれるのだろう。もちろんハイテク商品だ。
 幸い僕はコンピューターに詳しいことになっているので、そう言う相談をよく受
 ける。この夏のヒット商品はデジカメだ。ほとんどのこの手の製品は日本製で、
 最新の機種が手に入る。そうなれば、日本から買おうと思うのは同然なのかもし
 れない。
 最新といっても、どうやって売ってない物の情報を知っているのか不思議だが、
 頼む方も結構良く知っている。モデルの名前が違うかも知れないが、シャープの
 どの製品がどの程度の機能かということで、現地(フランス)で買った方が良い
 か、アメリカから輸入した方が安いか、日本から頼むかということを検討する。
 現地で買った方が安いことはまず無いので、アメリカか日本かということになる。
 そこで、表示は日本語か英語か?マニュアルは英語があるか?とか色々、、、主
 に日本の製品は英語で書いてあるが、マニュアルには英語の説明を期待できない。
 そこで、彼らはメーカーの現地法人から、マニュアルを取り寄せるのである。
 ヨーロッパなどでは電化製品が壊れた場合、自分でパーツを買ってきてなおして
 しまう人も結構いるので、マニュアルを取り寄せることは良くあること。しかし
 マニュアルを取り寄せるのも、費用がかかるので、それも考えてどちらが安いか
 考える必要がある。
 結局のところ、友人は値段や機能やマニュアルの関係よりも添付されているソフ
 トが日本語であるという点から、日本での購入を断念した。プリンターなどは、
 アップデートをホームページでダウンロードできるが、実際それがあるのか、ど
 うなっているかが把握できなかったためである。
■第六回フランス映画祭~ランベール・ウィルソン
 ゲストの来日はフランス映画祭の楽しみのひとつだが、ミーハーな私にとってこ
 のところ毎年誰かしら“マイヒット”なゲストが来ている。1作目で一目惚れの
 C.クラピッシュ監督、子役時代から唾つけてました..のG.コラン、子供の頃から
 お慕いしてました..のB.ジロドー等なのだが、
 今回ご紹介するのは3つ目のパターンのランベール・ウィルソン。この8月で確か
 御年40才。「恋するシャンソン」で鼻持ちならない不動産屋マルクを演じている。
 この中で「僕は女の子達が好き」を口パクしており、映画祭でも舞台挨拶でちょ
 っと声を披露したが実際、れっきとしたバリトン歌手でもある。「ピーターと狼」
 等のナレーションやクラシックからポップスまで数枚のCDも出している。大感激
 の私をよそに映画祭での写真を見せると「一応…二枚目だけど…知らない」と
 いうのが大方の友人達の感想だが、私が最初に魅了されたのは実は“声”だった。
 「ヘルマン夫人ですか?2等4号車の甥のフランツです。貴方の誕生日にジュリア
 さんから..」『ジュリア』におけるこの数秒の台詞が映画初出演。後にこれは丁
 度英国で演劇を学んでいた時に出演したという事を知ったが、この綺麗な発音の
 “イギリス人”俳優が気になった。誰だか分かったのは数年後で、何と「ラ・ブ
 ーム」のヒットを知らなかった私は破滅的なキャラクターを演じた「ランデブー」
 や「私生活のない女」でフランス語も喋れるんだ….と感心していたものだ。実
 際はイタリア語も堪能とか。「悪霊」でA.ワイダ、「建築家の腹」でP.グリーナ
 ウェイ、そして今回のA.レネ(以前、監督に出演希望のラブレターを書いたとい
 う)等個性的な監督との仕事が多く、好青年から詩人、ジゴロ、テロリストと役
 柄も様々だが(出演作が多い割に日本であまり馴染みがないのはそのせいかもし
 れない)最近では「恋する..」や「妻の恋人、夫の愛人」のようにちょっと嫌み
 で割を喰う自称プレイボーイの洒脱な演技が結構はまっている。
 「恋する…」は口パクとはいえ現場は歌いながらの撮影だったというが、数年前
 からは本格的に声楽でもプロを考えていたらしい。1度聴いてみたいと思っていた
 ところ、昨年東京国際映画祭に続き京都映画祭でも「女優マルキーズ」のプロモ
 ーションで来日。その際東京と2箇所でリサイタルを開催した。’96年にリリース
 し、翌年パリ公演を行ったアルバム「悪魔と奇跡」の内容のリサイタルはモノト
 ーンの衣装にベレー、ジャケットで変化を凝らしながら「突然炎の如く」に始ま
 り父の主演作「かくも長き不在」まで一気に約1時間半。映画の中のシャンソンと
 いう宣伝のせいか客層は思ったより年齢層が高く静かだった。プログラムがなく
 次々に歌われて行くのだが、冒頭で流れる映画のワンシーンの音から、台詞の感
 じと船の汽笛等から「望郷」だな…とか、全ての曲を知らなくても映画が推測出
 来る。とはいえヌーベルバーグ以前の古い映画が多くフランス語音痴の私にとっ
 てはカルトクイズだった。東京での最初のステージは声も心なしか硬い感じがし
 たものの徐々に馴染んできて、上背を上手に生かした表現力豊かな動きと共に本
 来の幅のある響きになった。他にもR.ベリ等フランス映画界には意外な歌える俳
 優がいるのだが彼の父(ジョルジュ)もその部類だったようだ。
 スクリーンでも背と鼻の高さは印象的だが、実物に会ってみると189cmの身長は
 想像以上に大きくがっしりしていた。クロージングの日、名前を聞いてサインし
 ながら「歌も演技も可能性を試したい」と流暢な英語で答えてくれる姿には誠実
 な印象を受けたが、舞台挨拶時のタキシードからうって変わってこの日はスウェ
 ット? にスニーカー、クラーク・ケント風の眼鏡という超ラフないでたち。よく
 言えば飾らない…見方変えれば無頓着な…感じにこれ又この装いにはやや不釣
 り合いなトワレ(香りそのものは爽やかで良いのですが…会場でサンプル配って
 たYSLのJAZZ? )を纏ってちょっぴり前屈みでホテルへ戻る背中は少々お疲れ気
 味でした。
                                 鳥野院子
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