エールフランス機、空中分解説も
エールフランス機墜落の惨劇が起きて17日が経つが、未だ事故の原因は解明されておらず、ブラックボックスの捜索も困難をきわめている。
現場海域ではこれまでに残骸など400個以上の回収と50遺体を収容しており、手がかりとなるものを探している状況。ブラジル当局による遺体の検死からは、空中分解説が有力とされているが、フランス側は決めつけてしまうにはまだ時期尚早という見解を示している。
フランス人被害者家族からはエールフランスに、正しい情報が提供されていないのではないかと訴える出来事も起きたが、エールフランス社長は情報をリリースするのは捜査を行うフランス当局一カ所のみであるべきと主張。これ以上不確かな情報が錯綜することを避けたい意向だ。
原因究明の鍵を握るブラックボックスは、シグナルがだいたい一ヶ月後には音波が弱まってしまうとあって、捜索を絶望視する声もあがっている。