サルコジ大統領による演説詳細

先日行われたサルコジ大統領による両院合同議会での演説内容ですが、より詳しい内容をお送りいたします。

▼国債の発行について
「国債の発行額および形態は、我々が優先課題を共同決定後に決める。国債はフランス国民もしくは金融市場に向けて発行される。これらの優先課題の財源に国債の目的を限るべく必要な措置を講じる。目的を限定するというのも、私は同時に歳出において、無駄あるいは優先課題ではない項目に対して大なたを振るうつもりだからだ」

▼緊縮政策と増税の可能性についてを全面否定
「私は緊縮財政をとらない。緊縮財政は常に失敗に終わったからだ。私は増税をしない。増税は危機脱出を長期間遅らせるうえ、現在の課税水準で増税を行えば、財政赤字は減るどころか増えてしまう」

▼ブルカ(全身を覆う衣服)は「フランス共和国では歓迎されない」
「宗教問題ではない。これは自由の問題、女性の尊厳の問題だ。これは宗教的な標章ではなく、服従のしるし、屈従のしるしである。闘いを取り違えてはならない。フランス共和国において、イスラム教は他のすべての宗教と同じように尊重されなければならない」

▼フランスの刑務所について
「服役はつらい試練である。人格を荒廃させるものであってはならない。何年間も尊厳を完全に奪われた人が社会復帰できると思えるだろうか?わが国の刑務所は、周知のように、職員の献身的な働きにもかかわらず、フランス共和国にとって恥ずべき状態にある。我々は刑務所を新設するほか、精神障害を患う受刑者のために病院内にも施設を建設する。これはすべての人の自由のために必要である。道徳上の必要性であり、次期政府の最優先課題である」

▼年金改革、2010年半ばをめどに行動
「定年年齢、保険料拠出期間、重労働者に対する特別制度」なども例外なく、すべて議論の対象とすることを望んでいます。「あらゆる選択肢が検討される。労使交渉の当事者が提案をする。私は幅広い議論が尽くされる前に議論を打ち切るつもりはない」

▼地方自治体改革を推進
「我々は地域圏議会議員ならびに県議会議員の定数削減から逃げることはない。我々は権限分配問題から逃げることはない。我々はすべての地方自治体に求められる努力から逃げることはない。フランス経済を生産経済に変える巨大な挑戦に国だけに立ち向かうように求めるのは無理だ。問われているのは、同じ国民であり、同じ市民であり、同じ納税者である。努力は共有されるべきだ」

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