フランス人になるために

「フランス人とは何か」そんなアイデンティティへの問いが、フランス国内で議論を呼んでいる。

フランスは移民国家だ。多くの移民を受け入れる一方、同時に多様性を受け入れることが難しくなってきている。

フィヨン内閣が新しく提案している法案では、新しくフランス国籍を取得する者は、国民としての権利と義務の憲章に同意しサインする必要がある、というもの。

また、小学生から高校生までは全員、少年市民手帳を持ち、学校では三色国旗を掲げ、人権宣言を教室に常備するという内容も加わっており、フランス人であることをナチュラルではなく、必要以上に強調しようとするような内容だ。

多くの移民を受け入れてきても、フランス人が同調するのではなく、移民にフランス人になることを強要する。非寛容的にも思えるがどうだろうか。

与党内でも批判が出ているこの提案、国内で議論を呼んでいる。「フランス人とは何か」じっくり考えれば答えが出るのか。議論の行方は、移民問題を抱えた先進国が注意深く見守っている。

関連記事

ニュースレター

FeedBurner

更新情報をメールで受け取る

Delivered by FeedBurner

Subscribe in a reader

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 今年あたり、友人がフランス人男性と結婚することになりそうです。彼女がフランス留学時代に知り合い、以来…
  2. 壊滅が予想される自民党と追い風だけどちょっと不安な民主党の選挙戦を巡り、財源問題がよく槍玉に挙がって…
  3. 日本よりも学歴社会と言われるフランスでフランスの大学入学資格であるバカロレアの合格者が発表され、大学…
  4. パリ市内の高校で、携帯電話の使用を教師に禁止された生徒が、「先生を変えてほしい」と校長に訴えるほか、…
  5. 幼児にテレビを見せてもいいのか、悪いのか。年少者を育てる親なら誰もが悩むテーマだが、どんな育児書でも…
  6. 数年前にフランスのニュース専門局LCIのキャスターMelissa Theuriau(メリッサ・テュリ…
  7. 324号の「子だくさんフランス」で、少し紹介したフランスの制度PACS(連体市民協約)ですが、いつも…
ページ上部へ戻る