ペルシャ湾に初めての仏軍基地

ペルシャ湾に初めてフランス軍の基地が開設された。フランスが国外に恒久的な基地を開設するのは50年ぶりのこと。最大500人が駐留予定で、ペルシャ湾などでの海賊対策や原油輸送路の安全確保が当面の任務となる見通しだ。

開設式がアラブ首長国連邦の首都アブダビで行われたが、開設式に参加したサルコジ大統領はラファール戦闘機の売り込みにも意欲的だ。ラファール(Rafale)戦闘機はダッソー社が開発した最新鋭のフランスの軍用機。フランス語で「疾風、突風」の意味をもつ。

アラブ首長国連邦はペルシャ湾をはさんでイランに対峙する。これはアラブ首長国連邦や同盟国に攻撃があった場合、フランス軍からはこのラファール戦闘機が出動するという意味合いが込められている。公には明らかにされていないがイランに対する強い姿勢を示したものと言えそうだ。

開設式でサルコジ大統領は「フランス軍の常駐は特定の国を想定しているわけではない。同盟国に向けてのフランスの長期的な約束をしめしたもの。これらの国々に何か起こった際にはフランスが味方します」と述べた。

とかくイラン問題というとアメリカだけの問題とみられがちだが、開設式ではサルコジ大統領から直々のフランスの存在を示すメッセージとなった。

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