文化人類学者レヴィ=ストロース氏死去
フランスを代表する文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース氏が死去した。100歳だった。レヴィ=ストロース氏は、20世紀の思想家として最後の巨匠とも言われた人物で、構造主義の祖とされた。
ブルジョワ階級の家庭に生まれ、法学、哲学を学び、ブラジルでの教師生活を送るも、ユダヤ人であった彼は1940年にはアメリカに亡命。アメリカではシュールレアリストとの交流や、後に彼の思想に大きな影響を及ぼす言語学・民俗学者のロマン・ヤコブソンとの交流を深めた。
フランスでは追悼のため、彼の生涯を紹介するニュースが多く報じられた。