フランステレコム会長に更なる反感

先日、日本とフランスの自殺者数についてお伝えしたばかりだが、フランスではフランステレコム社の社員の自殺者が増えていることが問題となっており、フランステレコムの会長が対応策を求める労働省に呼び出されるまでにいたっている。(過去の記事)

フランステレコムの自殺者はこの一年で23人にものぼるという。自殺の原因は、不況によるリストラや急な配置転換などが考えられる。技術職の人間が突然営業に配置換えさせられるなど、従来と違う環境へ適応を迫られることも多いという。

また、フランステレコムはもともとは国営企業だったが1996年に民営化されるなど、公務員意識の強かった社員にとっては大きな変化だったのではと考えられる。

フランステレコムは現在、世界でも第4位の携帯電話業者。社員はフランス国内だけでも10万人以上おり、世界では約18万人というフランスを代表する大企業だけに、単なる一企業の問題としては済まなそうだ。

会長は自殺対策を行っていくとコメントしたが、自殺を食い止めたいとした表現に「自殺の流行」と表現するなんてどういうことだ、と労組側から更なる反感をくらっている。

関連記事

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 女性が社会に進出することで、経済的にはポジティブな点ばかりが着目されがちだが、女性が社会に出れば出る…
  2. フランスに行くと犬が多いのに驚くだろう。たまに結構でかい犬が地下鉄に乗っていたりする。あのくらいだと…
  3. 324号の「子だくさんフランス」で、少し紹介したフランスの制度PACS(連体市民協約)ですが、いつも…
  4. 幼児にテレビを見せてもいいのか、悪いのか。年少者を育てる親なら誰もが悩むテーマだが、どんな育児書でも…
  5. アメリカの国債の格付けをスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が最高のAAAから一段階引き下げたこ…
  6. パリ市内の高校で、携帯電話の使用を教師に禁止された生徒が、「先生を変えてほしい」と校長に訴えるほか、…
  7. 日本での現政権の維持が困難なことが原因か、麻生総理はG8で参加国首脳にもメディアにもあまり相手にされ…
ページ上部へ戻る