フランス人のメンタルヘルスは健康危機で明らかに悪化している
6月24日(木)に発表された報告書の中で、Mutualité Française(ミューチュリテ・フランセーズ)のMental Health Observatory(精神衛生観測所)は、Covid-19健康危機後のフランス人、特に若者の精神状態に関する憂慮すべき数字を明らかにしました。
Mutualité françaiseのメンタルヘルス観測所の結果によると、健康危機に伴い、フランス人のメンタルヘルスが悪化していることが明らかになりました。フランスでは現在、5人に1人が精神障害を患っていると言われています。
7ポイント低下
さらに心配なことに、2月中旬のフランス人の生活満足度は77.5%で、流行していない時期よりも7ポイントも低くなっています。
一般的には、フランス全土で、医師、精神科医、心理学者の間で、不安や抑うつの相談が明らかに増えています。アルコール消費量もOECD平均より多く、一人当たりの年間ワイン消費量は130本(OECDでは100本)です。
精神科医への不平等なアクセス
この危機は、全国の精神科医や心理士へのアクセスが不平等であることも浮き彫りにしていると指摘しています。精神疾患を患っている人の4割から6割は治療を受けていません。