原子力:福島の氷壁の一部が溶けていることへの懸念

福島では、原子力発電所からの汚染水の太平洋への放出を防ぐ氷の壁が一部溶けています。原発を運営する東電は、12月初旬に地下の壁を補強する工事を行う予定です。事故から10年以上が経過した現在、日本の電力会社は放射性物質を含む水の流出を防ぐために苦労しています。

東京特派員のフレデリック・シャルルと

東電は、福島原発からの汚染水の海への放出を抑えるために、地下に氷の壁を作っています。これにより、損傷した原子炉から水位を守ることができる。

この壁は、1500本の埋設パイプにゲル化剤を注入したものです。地中に設置されたセンサーが、壁の一部の温度上昇を示し、地中の氷が溶けていく。

海の果ての防水壁

今後、日本の電力会社は、原子炉の冷却作業から出る汚染水の海への放出を制限するこの地下の壁を強化する予定です。また、東電は太平洋への流出を抑えるために、海辺に防水シートを設置しています。

2011年3月11日の地震と津波でメルトダウンした6基の原子炉のうち、3基を冷却するために使用された水は、浄化された後、1000基のタンクに保管されています。この水にはまだトリチウムが含まれており、2024年から海に放出される予定です。

 

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Radio France International
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