中国:国営メディア、ロシアのウクライナ侵攻を黙殺

ロシアのウクライナ攻勢が始まって2日目、中国の国営メディアは、モスクワが仕掛けた侵攻を報じていないか、あるいはほとんど報じていない。そして、共産党当局がまだロシアの同盟国を非難していない間に、これだ。

北京の特派員、ステファン・ラガルドと。

中国の習近平国家主席のさまざまな外遊や宣言は注視されるが、人民日報の一面にはウクライナに関する一行もない。

2月24日(木)に行われたロシアと中国の外相の電話会談について、中国共産党の機関紙の中心部に小さく掲載されるのを待たなければならない。

立ち位置の拒否

ほとんどの官報も同様で、いまだに「冬季オリンピックの成功」を見出しに掲げている。この沈黙は、これまでロシアの侵略を非難することを拒み、アメリカの覇権主義に対抗するためにモスクワとの同盟に依存してきた中国当局の困惑を裏付けている。

北京は自らの立場を明確にするのに苦労しており、それはウクライナでのロシア軍による「特別作戦」が戦争や侵略という言葉を使わず、見出しに使われていることにも反映されている。

ウクライナからの6,000人の中国人の出国について

しかし、ウクライナからの証言は後半に入り、北京のニュースサイトでは、キエフに派遣された記者が、ウクライナに住む6千人の中国人の一部がロシアに逃れたことを数多く報告するライブストリームを提供した。また、中国中央電視台の子会社である仏語版CGTNの記者の証言もある。

編集の指示は、ちょっとあちこちにある」と、ある国営メディアの社員は言う。よくあることだが、中国政府は、ウクライナで煙が落ち着くまで数日待ってから立場を決めたいようだ。

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20220225-chine-les-médias-d-état-silencieux-face-à-l-invasion-russe-en-ukraine

Radio France International
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