佐渡の金山をめぐる東京とソウルの外交問題
数週間前から、韓国と日本は佐渡島の金鉱の問題で外交的に対立している。東京はこれらの金鉱をユネスコの世界遺産に認定してもらうキャンペーンを開始した。しかし、ソウルは、この遺跡が日本軍による占領時代に韓国人の強制労働に使われたものであることから、不快感を示している。ただでさえ緊迫した日韓関係を温めることのない歴史的な対立である。
ソウル特派員のニコラス・ロッカと
「日本は朝鮮人強制労働の痛ましい歴史を無視している。ソウルの非難は、両首都を隔てる視点の大きな隔たりを要約している。
17世紀から操業している佐渡金銀山が日本の工業化の象徴であるとすれば、1910年から1945年までの朝鮮植民地時代には、強制労働の舞台でもあった。
第二次世界大戦中だけでも78万人の朝鮮人が日本の産業開発に自発的、あるいは強制的に参加し、そのうち2,000人が佐渡の鉱山で働いたという。
そして、日本の決定がソウルを怒らせる理由は、東京がユネスコ候補の中で強制労働の犠牲者に触れていないことだ。すでに2015年には、同様の出来事があった約20の産業遺跡が世界遺産に登録されていた。
この地域における2つのアメリカの同盟国間の新たな公然の対立は、特に「慰安婦」問題における多くの歴史的不一致を追加するものである。植民地時代の日本軍の性奴隷を指す言葉としては、控えめな表現になる。
アメリカ側は、中国と北朝鮮が自分たちにもたらす脅威に集中するために、同盟国に対し、その相違を迅速に解決するよう求めている。
https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20220220-brouille-diplomatique-entre-tokyo-et-séoul-au-sujet-des-mines-d-or-de-l-île-sado