光療法のブーム

フランス全土は大雪に見舞われ、ここ数日、太陽が姿を見せていない。

ヨーロッパの人は、冬になるとどんよりとした曇りがちの日が続くことに慣れっこになっているのかと思ったら、どうやらそういうわけではないらしい。日照不足による抑鬱状態になる傾向が冬は高く、フランスでは最近、人工的な光を浴びようとする光療法が広がっているそうだ。

比較的手ごろな光療法は、専用のランプを手に入れることだ。人工の光を室内に取り入れるだけで、体内リズムが整い睡眠障害から脱出するケースもある。手軽なだけに気をつけたいのは、このランプ、太陽を室内に置くのと同じこと。紫外線を通さないフィルタが付いているものを購入するなどの注意が必要だ。

さらに、専門治療を受けたい人は、パリ市立病院に足を運ぶ。ヨーロッパ唯一の光療法の治療室があるのだ。治療室では光のスペクタクルを使ってあらゆる角度で治療が行われる。青い光は網膜に作用し、体内時計を補正させるなど。体内時計が整えば睡眠不足が解消されたり、抑鬱状態から脱出でき、生き生きとした人生が待っている。

そもそも体内リズムは、太陽光の刺激を受け脳の視床下部が司っている。冬晴れの日は太陽の恩恵を受けていることをかみ締めたいものだ。

関連記事

ニュースレター

FeedBurner

更新情報をメールで受け取る

Delivered by FeedBurner

Subscribe in a reader

AntenneFranceの本



YouTubeチャンネル

ピックアップ記事

  1. 2009-9-24

    幼児教育への関心高まる

    日本では最近幼児教育がブームになっているようだ。少子化傾向の分、ひとりの子供に注がれるお金やパワーが…
  2. 2010-10-25

    産休延長へ

    フランスの年金改革のデモの話が大きくて隠れているが、ヨーロッパ議会は産休を延長する法案を採択した。E…
  3. 2010-12-12

    フランスは世界の学力で中位

    OECD加盟国によるPISA(学習到達度調査)の2009年度の結果が発表された。PISAは3年ごとに…
  4. 2009-12-4

    フランスの犬事情

    フランスに行くと犬が多いのに驚くだろう。たまに結構でかい犬が地下鉄に乗っていたりする。あのくらいだと…
  5. 2010-12-21

    広がるアンチユーロ派の主張

    欧州中央銀行は理事会を開き、5500億円規模の増資を行うと発表した。この金額は、今の2倍の規模にあた…
  6. 2009-8-19

    フランスの財政問題

    壊滅が予想される自民党と追い風だけどちょっと不安な民主党の選挙戦を巡り、財源問題がよく槍玉に挙がって…
  7. 2010-6-25

    フランスで年金受給年齢引き上げ

    日本でも年金受給年齢が65才に上がったが、ヨーロッパでも受給年齢を上げる案が出てきている。フランスは…
ページ上部へ戻る