教育

2026/10/14
ギターケースの中の猟銃――オーバーニュの中学校銃撃が問う、規律・支援・監視の責任分担
月曜日の朝、ブーシュ=デュ=ローヌ県オーバーニュのラカナル中学校に、14歳の3年生が入ってきた。手にはギターケース。中には猟銃が隠されており、12ゲージの弾薬も複数持っていたという。検察当局の説明では、少年は1階の共用スペースで1、2発を撃ち、廊下にいた校長と女性教員の下肢を負傷させた。その後2階に上がって2回発砲した。最初は女性教員の前で床に向けて、次に人のいる教室の中で撃ち、弾は黒板に当たった…

2026/10/7
高校を閉じてまで黙らせようとした国に、生徒たちは何を問うたのか
水が止まるトイレ、鍵のかからない個室、トイレットペーパーもない。グアドループのバンブリッジ高校に通う最終学年の生徒ノエマ・ガヌは、冷房のない教室と、炎天下で1時間半も並ばされる食堂の列について、そう証言した。彼女が通う高校は、パレットで出入り口を塞がれ、「私たちの未来は交渉の対象ではない」というスローガンを掲げた生徒たちの拠点になっている。この一言に、今フランス中の高校で起きていることの核心が詰ま…

2026/10/6
朝8時から夜7時、空白の5時間が奪うもの——フランス高校生たちが問う「教育」の意味
「朝8時に始まって、4時間の自習時間を過ごして、午後6時に終わる。家に着くのは午後7時で、眠る時間も宿題をする時間もない」。フランス2(France 2)の取材にこう答えたのは、ある高校生だ。別の生徒は「家が高校からかなり遠いので、朝6時に起きる。帰宅には1時間かかり、宿題も山ほどある。家族と過ごす時間はほとんどない」と訴えている。授業と授業の間に最大5時間もの「空き時間」が挟まる時間割——これが…

2026/10/3
椅子は座ると壊れ、教室は37度だった――フランスの高校生が問う「教育は誰が保障するのか」
パリ11区、リセ・ヴォルテールの校門前。ある生徒はこう語った。「椅子が壊れることがある。座っていると壊れる場合もある」。別の生徒は、4月末の教室の気温が36度から37度だったと証言した。もうひとりは、ラジエーターの設定が「3」のまま動かず、「年度の初めは暑さに苦しみ、年度の途中は寒さに苦しむ」と話した。これらは特別な貧困地域の話ではない。首都の中心にある高校の、ごく普通の教室の光景として報じられた…

2026/10/2
高校が燃えた夜、フランスは「誰の声を聞くか」を試されている
覆面をした人物が校舎に石を投げ、数分後にはごみ箱から出た火が校舎全体に燃え広がる。10月1日、ナントのリセ・ネルソン・マンデラで起きたのはそんな光景だった。炎を前にした生徒の一人は「まだ中にいる人たちが心配になりました」と振り返っている。同じ日、ボルドーでも迫撃砲型の花火が発射されたあと校舎正面が燃え、消防隊が出動した。これは映画のワンシーンではない。フランス各地の高校生が、教育環境の改善を求めて…

2026/9/30
顔面を撃たれた14歳と、100万ユーロの請求書――フランスの高校生が問う「教育は権利か資源か」
9月28日月曜日の午前10時30分、パリ郊外ヴァル=ドワーズ県の職業高校の前で、14歳の少年が地面に倒れ込んだ。警察官が発射した「クーガー」と呼ばれる装置の飛翔体が、彼の顔に当たったのだ。搬送先の病院で判明したのは、上の歯が全部折れ、下の歯もどれだけ残っているか分からない状態だったという。母親は新聞に「口をめちゃくちゃにされた」と語った。

2026/8/26
宇宙からの理科教室と、停職132人の名簿——フランスの学校に積み重なる期待
8月25日、国際宇宙ステーション(ISS)でフランス人宇宙飛行士ソフィー・アドノが二度目の船外活動に臨んだ。故障したアンテナを交換するための作業は6時間半に及ぶ予定だという。彼女がこの数カ月続けてきたのは、地球の絶景を撮るトマ・ペスケ氏とは違う発信のスタイルだ。日曜ごとに動画で科学を語り、地上と宇宙で植物の育ち方を比べる実験を、フランス全土の26万人の生徒と一緒に行ってきた。専門家はこれを「教育を…