AntenneFrance n.382 グルメの国ニッポン

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A__n__t__e__n__n__e____F__r__a__n__c__e______________ISSN_1881-2597_n.382
  S O M M A I R E  2007/11/20
  □グルメの国ニッポン
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◆◆グルメの国ニッポン
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 ボジョレーヌーボー解禁、ミシェランガイド東京発売などフランスにまつわる
 グルメな話題が賑わせています。特にミシュランはグルメの王国フランスから
 非常に高い評価を頂いたと言うことで、喜んでいます。これも日本的な謙った
 表現なんでしょうか?
 フランスがヨーロッパでグルメ先進国だったのは、そう古い話ではありません
 が、原型はルネッサンス時代にイタリアから伝わったという事です。レストラ
 ンというのは、これらの宮廷料理人がフランス革命で追い出されて開いたのが
 始めと言われています。
 日本は料理の面でも職人というかテクノロジーが発展していた様で、醤油の様
 な発酵食品は特筆すべき物があります。醤油はそのまま発酵させてしまえば、
 どんどん変質してしまってしまいますが、焼いた石を入れて発酵を停止させる
 ことで、長期保存可能になったのです。保存のために塩漬けした肉をテーブル
 をくりぬいた窪みで食べていた時代に、日本人は食器やいくつかの「ソース」
 を使って食べていました。
 お酒も日本酒では発酵だけで18%程度のアルコール度数にする事が出来ますが、
 ワインなどでもそこまで至りません。アルコール度数をより上げるためには焼
 酎のように蒸留することになります。日本酒には飲む温度もお冷やや熱燗だけ
 ではなくぬる燗など様々な温度で楽しむスタイルがあります。
 さてrestaurantはフランス語ですが、ラテン語のinstauro(回復する、再び、
 良い状態にする)という言葉が語源だそうです。re(再)+stare(立つ、ラ
 テン語)となります。restaurer(回復させる)というフランス語もあります
 し、コンピューターに詳しい人なら聞いたことがあるはずの英語「レストア(r
 estore)」も同じ語源です。
 当時は汚くて大勢がテーブルを囲んで食べる食堂程度しかなく、レストランは
 旅行者が個々の料理をメニューから選んで楽しみながら食事が出来、旅の疲れ
 をいやせる場所というコンセプトで作られたそうです。タイヤメーカーのミシ
 ュランが旅行者の為のレストランガイドを作ったのもなんか共通点があって面
 白いですね。
 今回のミシュランガイド(ギド・ミシュラン、Le Guide Michelin)の東京版
 は日本の食文化の高さに敬意を払うために掲載店全てに★を付けたと話してい
 ます。日本に住んでいる我々には、まあ当然かなと思いたくなります。
 パリで美味しいのはやっぱりフランス料理で、イタリア料理でもパスタが茹で
 すぎだったりしますが、日本では外国の料理でもそれなりのレベルに達してい
 ると思うのです。まあ、日本人だから日本人の好みに合っているだけなのかも
 知れませんが、今回のミシュランの結果でそれが明らかになって良かったです。
 ちなみにヨーロッパ以外で初めてのガイドが車で行けないニューヨークですが、
 この時は三つ星レストランは3軒でその全てがフランス人シェフだったと言い
 ます。これで結構な騒動になったので、今度の出版に際して日本料理がそれな
 りに評価されていたのは、ニューヨークの反省から来たのでしょうか?
 ポール・ボキューズの様に日本の懐石料理に影響を受けてヌーベル・キュイジ
 ーヌが発生したり、フランスの三つ星レストランのシェフの店がたくさんあり
 ますが、このうち東京版の三つ星に輝いたのはジョエル・ロブションだけのよ
 うです。
 しかし、日本の高級寿司屋が載ったのは驚きますね。幾ら取られるんでしょう。
 値段が決まってないとか、お客によって値段が変わる見たいですし、英語とか
 分かるんでしょうか?
 パリの三つ星レストランに来るのは、日本人とアメリカ人ばかりだそうですが、
 日本の三つ星レストランにはフランス人は来るのでしょうか?東京版は日本語
 と英語のみが発行されるそうです。
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◆◆早聞き時事フランス語+エクタリウム 入門編 発売
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 中級者向けの早聞き時事フランス語やEcoutariumへの入門版として制作された
 CD。今まで発行されたトラックを再構成、2つの製品のエッセンスをまとめて2
 つの学習方法を体験できます。
 さらに、より初心者向けにゆっくりトラックを設け、ネイティブスピードでは
 聞き取れない発音もしっかり認識することが出来ます。
 普通は音の間に隠れて聞こえない音もちゃんと発音されていることが分かるは
 ず。いきなりネイティブの発音に慣れることが一番良いと言われていますが、
 元々慣れていないと大変なだけな場合があります。下手に無理矢理真似をして
 適当に発音してしまったり、逆に変な癖がついてしまったりと、大勢の教室や
 独習の時は問題が起きることがあります。
 日本語のように一字一字発音出来る言語と違い、音節ごとに発音するフランス
 語では慣れていない日本人には分かりにくいのです。ネイティブの発音を電気
 的にゆっくり発音させているために、ネイティブ発音のままに初心者でも分か
 りやすいスピードで聞き取ることが出来ます。
 特に発音練習の際にも真似のしやすいスピードです。シャドーイングなどネイ
 ティブのスピードでいきなり始めても、口が追いついていかずにいい加減な発
 音になってしまうことがあるかも知れませんが、このスピードならそうならず
 に始めることが出来ます。
 ■早聞き時事フランス語
 高速スピードの音声を繰り返し聞くことでノーマルスピードがクリアーに聞こ
 えてくるというマジックを利用したリスニングトレーニング方法。フランス語
 に対する解像度が増し聞き取りやすくなります。
 ■Ecoutarium
 従来の外国語を日本語に訳して解釈していくと言う方法から、フランス語で直
 接理解していく方法に切り換えるためのトレーニング方法。フランス語順で行
 くために本来は長い文章も短いセンテンス毎に区切った音声で徐々にフランス
 語順に慣れ、フランス語のまま認知できるようにします。
 両シリーズとも時事的なニュースを扱い、飽きないように知的で面白い内容を
 簡潔にまとめています。フランス人らしい表現方法、言い回しなど教材のため
 に作られた文章ではなく、よりフランスを感じられるようにしました。Ecouta
 riumは早聞き時事フランス語からピックアップされたニュースを収録していま
 す。
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 現在一部商品で数量限定セール中です。
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