2017年バリューボルドー100発表

今年もバリューボルドー100が発表されました。
バリューボルドーは、日本で販売されているボルドーワインのうち4000円以下の価格の割に出来の良いワイン100本を毎年選んで発表しているものです。600本以上のワインの中から数人のソムリエによって選定されています。

審査はいくつかの価格帯に分けられたワインをソムリエがブラインドテストで採点し、価格以上の価値があると判断されたワインが選ばれています。選者に伺ったところ、「本当にこの値段か?」と思うぐらいのワインも結構あったとのことです。残念ながらブラインドテストのため,どのワインかは分からないそうです。

特筆すべきは、2000円台のワインのクオリティーが相当上がってきているそうです。これはボルドー大学を始め、ワイン醸造の研究が盛んに行われております。昨年行われたフードペアリングで来日した醸造の研究家にも話を伺ったところ、このペースはかなり速いと感じました。研究者でもあり、醸造家でもある彼らはより実践に移しやすいのでしょう。

数年前までは、より低価格の新世界ワイン(チリ、カリフォルニア、オーストラリアなど)の構成にフランスワインは負けてしまうのではないか?新世界ワインは価格では安いので、低価格ではとてもかなわないだろうと思っていたそうです。

しかし,醸造技術の向上のせいか、新世界ワインに対抗できる見事なワインが低価格帯での実現出来るようになってきたと感じるそうです。フィネスであるとか重厚な余韻が本当にこの価格で出せるのかと思えるほどのワインもあるそうです。

フランスではAOC(原産地統制呼称制度)が厳しく、90%サンテミリオンであっても、サンテミリオンを名乗れないシャトーのワインなど,価格も手ごろになりクオリティーも高いワインがありますし、製法が向上し高級ワイン並みの味わいの高いワインを脚光を浴させる効果があるかと思います。

さて、このバリューボルドーどうやって買えば良いのでしょうか?
ワインは少ないもので1000本程度しか輸入されないものもあり、生産量も限られてしまいますから、再度追加輸入も出来ないことも多いのです。全国どこのスーパーにも販売されるというものでもありません。どうしても欲しい場合は、直接インポーターに連絡して売ってもらうか、ワインショップ経由で取り寄せることが可能だそうです。

「バリュー」というので、あまりワインバーなどでは置かれていることがないそうです。お店では3000円ぐらいのワインでも1万円ぐらいになってしまい、バリューとは言いがたい価格になってしまいます。そのため、お店ではバリューボルドーのラベルが付いたワインをアピールポイントとして使いにくく、セールスに結びつきにくいそうです。

といっても、1000円以上のワインはスーパーでは売りにくく、4000円以下のお買い得なワインと言っても近隣のスーパーや酒屋さんではあまり置いてありません。ワインに力を入れているワインショップやワイン専門店などでは、「バリューボルドー」に選出されると売れることも多いそうです。

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