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往復20ユーロの高速道路と、庭先のアスファルト――便利さの請求書は誰に届くのか社会

往復20ユーロの高速道路と、庭先のアスファルト――便利さの請求書は誰に届くのか

高速道路のすぐ隣に庭がある。そう聞いて、読者はどんな暮らしを思い浮かべるだろうか。

日付: 2026/10/12

痛みを語る人、聞く人――フランスの「告白」が問いかける、共感のあとに残るもの社会

痛みを語る人、聞く人――フランスの「告白」が問いかける、共感のあとに残るもの

10月11日の日曜日、サン・ピエトロ広場。「アンジェラスの祈り」を終えたローマ教皇レオン14世は、集まった人々に自分の体のことを語り始めた。「医師たちは介入が必要だと判断した。その助言に従い、摘出手術を受けることを決めた」。肺に見つかった結節を、数日中に摘出するという。71歳の教皇は、結節は「早期の段階で発見された」と述べ、安心するよう呼びかけた。

日付: 2026/10/12

「助けて」と言えない人に、誰が手を差し伸べるのか――ミネアポリスの送迎、フランスの電話勧奨、紅海の沈没船から社会

「助けて」と言えない人に、誰が手を差し伸べるのか――ミネアポリスの送迎、フランスの電話勧奨、紅海の沈没船から

ミネソタ州ミネアポリスで、ある母親がジュリア・バエスに連絡してきた。頼みごとは一つ。子どもたちを学校へ連れて行ってほしい、というものだった。母親は外国の出身で、外に出ることを恐れていた。バエスはこのときの思いをこう振り返る。「この母親は、あまりにもおびえているから、最善の選択肢は見ず知らずの人に子どもを託すことだと考えている」。

日付: 2026/10/12

フランスは教師と学生の代表を増やすことを約束していますが、抗議は続いています。社会問題

フランスは教師と学生の代表を増やすことを約束していますが、抗議は続いています。

フランス政府は、苦境にある中等学校に対し、代替教師を3,000名確保することを約束し、約3週間にわたる学生抗議を鎮圧するために、生徒に教育政策でより大きな発言権を与えることを約束しました。しかし、一部の学校では金曜日の朝に封鎖が再開され、学生団体は来週さらに1日の措置を求めました。

日付: 2026/10/12

パリでのカムバックでポップディーヴァが途中地点に達したこと、クイーン・セリーヌに万歳音楽

パリでのカムバックでポップディーヴァが途中地点に達したこと、クイーン・セリーヌに万歳

カナダの歌手セリーヌ・ディオンは、パリでの16公演にわたるマラソンの途中まで到達し、長年の距離から舞台に復帰する大きな復活を迎えました。彼女が衰弱させる病の影響を克服しようとする中、ファンや専門家は、そのスターが音楽の伝説であるだけでなく、ファッションアイコンでもあると言っています。

日付: 2026/10/12

A69の通行料、電動自転車、ロシア産ディーゼル——環境政策のツケは誰に回るのかエコロジー

A69の通行料、電動自転車、ロシア産ディーゼル——環境政策のツケは誰に回るのか

トラック1台が高速道路A69をトゥールーズからカストルまで往復すると60ユーロ。個人なら20ユーロ。タルン県の森の中、10月のある週末、1000人から1500人がこの数字を掲げて最後のデモに集まった。横断幕には「Brûlons l'A69 pas la forêt(A69を燃やせ、森を燃やすな)」と書かれていた。警察は800人以上を動員し、デモは平穏に終わったが、エコロジー活動家トーマス・ブレイル…

日付: 2026/10/11

赤字を減らすとき、誰の生活費を削るのか――パリの予算委員会で起きていたこと経済

赤字を減らすとき、誰の生活費を削るのか――パリの予算委員会で起きていたこと

10月10日土曜日、ジェール県オーシュで開かれていたフランス農村部市長協会の総会に、セバスチャン・ルコルニュ首相から一本の動画メッセージが届いた。内容は、9000の農村自治体に総額5000万ユーロの新たな交付金を配ること、そして最も孤立した339のガソリンスタンドには県庁が個別に連絡し、軽油価格を引き下げられるよう「適した解決策」を提案すること。首相は理由をこう説明している。「住民が少なくても、維…

日付: 2026/10/11

誰の一票が「普通」なのか——マルセイユの街角から見える、フランスという共同体の境界線社会

誰の一票が「普通」なのか——マルセイユの街角から見える、フランスという共同体の境界線

1983年10月15日、マルセイユのある街角から、一つの行進が歩き出した。目的地はパリ。参加者たちは「平等と反人種差別」を掲げて歩き続け、やがて全国を巡ってパリにたどり着いた。メディアはこの行進を「Beursの行進」と呼んだ。「Beurs」とは、マグレブ系移民の子どもたちを指す当時の俗語だ。その行進から40年以上が経った今も、当時の参加者の一部は現役で活動を続けているという。RFIの報道が伝えるこ…

日付: 2026/10/11

2ユーロの抽選券と、休暇という権利ー誰がケアの代償を払うのか社会

2ユーロの抽選券と、休暇という権利ー誰がケアの代償を払うのか

10月9日金曜日の朝、パリでは一枚2ユーロの抽選券がオンラインで売り出された。慈善団体レスト・デュ・クールが来年4月にカジノ・ド・パリで開くコメディー公演「レ・ザンフリュール」の抽選券だ。当選すれば2人分の入場券がもらえ、50万枚が売れれば最大100万ユーロが集まる計算になるという。コメディアンのジャリが呼びかけ人となり、ルドゥアン・ブゲラバやケヴ・アダムスら人気芸人が出演を予定している。利益はす…

日付: 2026/10/10

検索エンジンが消えた夜、電気が止まった冬、そして寡婦だけのキャンプ国際

検索エンジンが消えた夜、電気が止まった冬、そして寡婦だけのキャンプ

夜、タクシーアプリを開いて車を呼ぶ。配達アプリで夕食を注文する。検索バーに今日の天気を打ち込む。こうした行為は、ロシアでは長らく一つの会社に支えられてきた。ヤンデックス(Yandex)――ロシア語圏で最大の検索エンジンであり、タクシーも配送も担う、生活の背骨のような存在だ。

日付: 2026/10/10

教会で歌われたラップ、消えた手、売られた画像——同じ一週間にフランスで可視化された「拡散」の暴力インターネット

教会で歌われたラップ、消えた手、売られた画像——同じ一週間にフランスで可視化された「拡散」の暴力

10月4日の日曜日、ヴァンデ県スランのサン=ティレール教会に、スピーカーを持った十代の若者十数人が入っていった。彼らは祭壇に上り、踊りながら、ラッパーBoro 700の楽曲を歌った。歌詞にはトゥールーズ連続襲撃事件の実行犯モハメド・メラと、2015年11月のパリ同時多発テロで有罪判決を受けたサラ・アブデスラムの名前が明示的に登場する。誰かがその様子を撮影し、動画はインターネットに流れた。

日付: 2026/10/8

プールが閉まった町、チーズの規格が緩んだ町、同じ夏に何が起きていたのかエコロジー

プールが閉まった町、チーズの規格が緩んだ町、同じ夏に何が起きていたのか

フランス東部ドゥー県ポンタルリエの市営プールが、2026年10月7日から再開時期未定のまま閉鎖された。理由は水不足だと報じられている。干ばつによって市の水資源が日々減少し、危機が深刻化しているためだという。市長パトリック・コントは「プールの利用はポンタルリエの1日当たりの水消費量の1〜2%にすぎない」と認めたうえで、それでもなお閉鎖に踏み切った。住民に「危機が深刻であることを自覚してもらうため」だ…

日付: 2026/10/8

極右に議長職を渡した日、民主主義は何を手放したのか国際

極右に議長職を渡した日、民主主義は何を手放したのか

48対29、棄権5。10月6日、ドイツ・ザクセン=アンハルト州議会で開かれた秘密投票の結果だ。全83議席のうち絶対多数を得て州議会議長の椅子に座ったのは、極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の候補トビアス・ラウシュだった。ドイツで極右勢力が州議会議長を務めるのは、1945年以来初めてだという。投票用紙に書かれた名前ひとつが、ヨーロッパの民主主義が抱える問いを、数字として突きつけてくる。

日付: 2026/10/7

15歳が手を失った朝、フランスは「秩序」の値段を問い直している社会

15歳が手を失った朝、フランスは「秩序」の値段を問い直している

10月5日月曜日の午前10時半、パ=ド=カレー県ランスのオーギュスト・ベアール職業高校の前には、200人から250人の高校生が集まっていた。県知事の説明によれば、彼らは警察官に石や花火、迫撃砲型の花火を投げ、警察側は規定の警告を行ったうえで介入した。その数分後、2年生の15歳の男子生徒が手を失った。内相ロラン・ニュネは「抗議行動で手を失うようなことがあってはならない」と述べ、国民教育相エドゥアール…

日付: 2026/10/7

高校を閉じてまで黙らせようとした国に、生徒たちは何を問うたのか教育

高校を閉じてまで黙らせようとした国に、生徒たちは何を問うたのか

水が止まるトイレ、鍵のかからない個室、トイレットペーパーもない。グアドループのバンブリッジ高校に通う最終学年の生徒ノエマ・ガヌは、冷房のない教室と、炎天下で1時間半も並ばされる食堂の列について、そう証言した。彼女が通う高校は、パレットで出入り口を塞がれ、「私たちの未来は交渉の対象ではない」というスローガンを掲げた生徒たちの拠点になっている。この一言に、今フランス中の高校で起きていることの核心が詰ま…

日付: 2026/10/7

保険料月90ユーロが払えない国で、「自己責任」は何を隠すのか社会

保険料月90ユーロが払えない国で、「自己責任」は何を隠すのか

片道40分、往復80分。28歳のその男性は、毎日その道のりを警察の検問を避けながら運転する。フランス・テレビジョンの取材に応じた彼は、6カ月前から無保険で車を走らせている。「電車もバスも通らない田舎町で働いている。車で移動せざるを得ない」。収入は月1,600ユーロ、家賃は700ユーロ。事故で保険料が上がったあと、月90ユーロの保険料が払えなくなった。「生き延びるためです」と彼は言う。

日付: 2026/10/6

キーウの橋の上の機関銃は、もう人が撃っていない国際

キーウの橋の上の機関銃は、もう人が撃っていない

橋の上に、機関銃を載せた砲塔が一基、静かに据えられている。横にはセンサーの束。誰も座っていない。ウクライナ空軍の報道官ユーリイ・イグナト氏は10月5日、これを「基本的には人間の操作者を必要としない移動式の射撃部隊で、すでに光学映像と人工知能を使い、人間の要素を排除して攻撃を行う」と説明した。ゼレンスキー大統領の技術顧問セルギイ・ベスクレストノフ氏によれば、同種の砲塔はすでにキーウに12基設置され、…

日付: 2026/10/6

朝8時から夜7時、空白の5時間が奪うもの——フランス高校生たちが問う「教育」の意味教育

朝8時から夜7時、空白の5時間が奪うもの——フランス高校生たちが問う「教育」の意味

「朝8時に始まって、4時間の自習時間を過ごして、午後6時に終わる。家に着くのは午後7時で、眠る時間も宿題をする時間もない」。フランス2(France 2)の取材にこう答えたのは、ある高校生だ。別の生徒は「家が高校からかなり遠いので、朝6時に起きる。帰宅には1時間かかり、宿題も山ほどある。家族と過ごす時間はほとんどない」と訴えている。授業と授業の間に最大5時間もの「空き時間」が挟まる時間割——これが…

日付: 2026/10/6

偽の銃、壊された聖母像、「暴露」動画——フランスで事実を決めるのは誰か社会

偽の銃、壊された聖母像、「暴露」動画——フランスで事実を決めるのは誰か

10月2日金曜日、カルヴァドス県カーンの集合住宅街。高校生たちが学校封鎖運動のために集まっていたそのとき、バルコニーから一人の女性が銃を構え、生徒たちに向けた。その瞬間はスマートフォンで撮影され、瞬く間にネット上に広がった。

日付: 2026/10/5

雨水タンクとビーバーダムと壊れた橋——「使われない余力」は誰の財布から出るのか社会

雨水タンクとビーバーダムと壊れた橋——「使われない余力」は誰の財布から出るのか

パリ13区の共同菜園で、マリー=セシル・ヴェツェルは小雨の降るある日、来客に自慢げに見せるものがあった。裏手に置かれた容量1000リットルの雨水タンクだ。設置からもうすぐ10年、猛暑が続いた今年の夏の終わりでも、タンクの水はまだ半分以上残っている。「これがあれば、街の水道が止まっていても植物に水をやれる。市の水を使う量を減らせるんです」と彼女は言う。彼女は2基目の設置も検討しているという。

日付: 2026/10/4

家族に頼れなくなったとき、社会は誰の肩代わりをするのか社会

家族に頼れなくなったとき、社会は誰の肩代わりをするのか

マドリードのアパートに70年間暮らしてきた87歳の女性、マリカルメン・アバスカルさんのことを想像してみてほしい。子どもの頃からの部屋、隣人との挨拶、近所の市場――そうした生活の積み重ねが、ある日突然終わりを告げる。彼女の住居を買い取った不動産会社が家賃を275%引き上げようとし、支払えない彼女は立ち退かされた。一人の高齢女性の暮らしが、投資会社の収益計算の前に崩れ落ちた瞬間である。

日付: 2026/10/4

14歳の少年の折れた歯と、警官を蹴った足——フランス高校生運動が映し出す二つの暴力社会

14歳の少年の折れた歯と、警官を蹴った足——フランス高校生運動が映し出す二つの暴力

エデンという14歳の少年は、あごの骨を二重に骨折し、上の歯をすべて失い、下の歯も4本失った。9月28日月曜、ヴァル=ドワーズ県サン=トゥアン=ロモーヌのリセ・シャトー・デピュシュ前で、彼は高校封鎖の集会に参加していた。検察局の説明によれば、ある高校生が女性警察官に接近し、殴り、押し返された末に地面に倒れた。そこへ別の警察官が「クーガー」と呼ばれる発射器を使い、顔面に弾体を撃ち込んだ。それがエデンだ…

日付: 2026/10/4

高校生が壊した窓ガラスの代金は、誰の財布から出るのか社会

高校生が壊した窓ガラスの代金は、誰の財布から出るのか

10月1日木曜日、フランス全土で900校を超える高校が封鎖された。その数日間で約2000人が身柄を拘束され、司法相のジェラルド・ダルマナンによれば、そのうち90%が未成年者だったという。焼かれた校舎、襲撃されたバス停、壊された校長室――映像に映るのは、顔を隠した十代の若者たちと、彼らを前に戸惑う警察官の姿だ。「警察官は皆、家庭を持つ父親であり、相手が子どもたちであることが多いので、行動に出るのは非…

日付: 2026/10/3